
Pienzaに居た間、通ったCOOP。
青果が1個単位で買えるので便利でした。

種類毎にビニールに入れ、機械で値札シールを打ち出して貼るシステム。
ここでもカートを引っ張りたくて仕方ない娘。
* * *

翌日は宿を引き払い、ワインの産地で有名なMontepulcianoモンテプルチャーノへ。
モンテプルチャーノも丘の上の城壁で囲まれた町です。
人口は1万4千人。このあたりでは大きな自治体になるらしい。

もう収穫後なので実は着いていなかったけど。
周囲にはワイン用のぶどう畑がいっぱい。
ぶどうの木には害虫発生のシグナルとしてバラの木を隣に植える
と聞いたことがあるけど、確かにバラの木で囲まれていた。

町中にはエノテカがいっぱい。
でも、オフシーズンだからかな、何となく寂しい雰囲気だった。
ここでワインを飲まないなんて、勿体ない限りだけど・・

町の中心に向かって坂道を1.5km登り続けるとグランデ広場へ。
広場に出ると、なんだか急に元気が出るよね。
この正面にあるのが市庁舎。フィレンツェのヴェッキオ宮にそっくり。

お昼になり腹ぺこだったので、この広場の端っこの小さな店に入った。
中にはお爺さんがたった1人。座って新聞を読んでいる。
「Buongiorno!」って挨拶したものの、お店の人はいないのかな?
怪訝な顔のお爺さんに「食べれますか?」と聞いたら、
やっと「Pregoどうぞ」と招き入れてくれた。
準備を始めたお爺さんは、体が悪いのか歩くのもやっと。
そしてダースベーダーばりに息づかいが荒い。
お爺さんが近づいてくるとヴォーーって音がするのΣ(゜д゜;)
あのお爺さんが作るの?お店のチョイス失敗した!?と思いながら、
軽くホットパニーニやリッボリータ、サラダなどのセットを注文した。
ところがね、これがまともにおいしかったの。
後から店に帰ってきたお婆さんが作ってるみたいで、
イタリアノンナの味って感じなのかな。
リッボリータはトスカーナの冬の定番メニューで、残り物の野菜と
白いんげん豆、パンを煮込んだどろりとしたスープ。
ここのはシャキシャキ感を少し残した黒キャベツが入ってて、お代わりしたい位w
もちろん、お爺さんに「おいし~い」って言ったよ。

お腹も満たされて、次のお目当てはこの市庁舎のテラスに上ることだったんだけど、
中世の雰囲気の中、現代の公務員さんが働いているなか階段を上がって・・
テラスの場所を聞いたら、「今月から閉まってるよ」だって(゜Д゜;)
ああ、上からのモンテプルチャーノ見たかったなー。
さあトスカーナ州に別れを告げ、次はお隣のウンブリア州へ。