haruru*

娘とのまいにちの記録日記

イタリア旅行最終日

2013-12-10 08:00:00 | 2013イタリア
帰国日。ゆっくりできるのはあと午前中だけ!
体調不良で街歩きしていない夫は、娘を連れてブラブラすると言うので
お言葉に甘えて~私はひとりウフッツィ美術館へ。
11月中旬の日曜日でしたが、予約なしでも並ばず入れました。
空港並みのセキュリティーチェックを受け、いざ中へ。




まず見たかったのはフィリッポ・リッピ『聖母子と二天使』
※中は写真撮影NGなので、ネットより画像拝借。
私生活では恋多き人で破天荒な生活を送ったと言われているが
聖母子像は気高く美しい。母の慈愛に満ちている。

* * *


もうひとりのお目当ては、やはりボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』



ボッティチェリ『プリマヴェーラ』
ボッティチェリの部屋は、やはり一番人気で人がいっぱい。
この部屋だけはベンチが用意されているので、少し離れたところから
しみじみと鑑賞したかったのだけど、次から次へひっきりなしに人が。
絵の前から人波がなくならないので、とうとうあきらめて次へ。


* * *

ところでメディチ家歴代のコレクションを展示するウフッツィ美術館。
出口近く1階65番の部屋にメディチ家の人々の肖像画が展示されている。



中でも印象的だったのはアーニョロ・ブロンズィーノ『ビア・デ・メディチの肖像』
何も知らず、きれいなお姫様・・とうっとり見ていたのだけど
説明書きを読むと、父コジモⅠ世に溺愛されていた彼女は5歳で夭折とのこと。
小さな娘をもつ身としては、その美しさが余計に悲しく心に染みます。



アーニョロ・ブロンズィーノ『マリア・デ・メディチの肖像』
彼女もコジモⅠ世の娘。この肖像画は10歳の頃ですが17歳でなくなったとか。
マラリアの流行や勢力争いやら・・コジモの11人の子どものうち50歳まで生きたのは2人。
波乱万丈なメディチ家の家系図も展示されていて興味深く見ました。



ウフッツィ美術館で唯一撮影可能な渡り廊下の窓から撮影。
ヴェッキオ橋の上にヴァザーリの回廊が見えます。

* * *




最後のランチは、それぞれ好きなものを注文することに。
私のリクエストはトスカーナの定番デザート、ビスコッティ&ヴィンサント。
私もよくビスコッティを作るけど本場でヴィンサントに浸して
食べてみたかった。満足満足ヽ(*^^*)ノ



空港までタクシーで。運ちゃん飛ばす飛ばす!!(≧◇≦)



空港での待ち時間にお絵かき。どこにいても子どもって遊びを見つけるね。

* * *

4歳の子連れでのイタリア旅行。
多少、子どもには興味がなくて飽きている時もあったけど
親が建物を撮影している広場では鳩を追いかけ、
移動時にはスキップを練習し、持参した犬(縫いぐるみ)とのごっこ遊び。
親が必死で荷物パッキングしている横で紙芝居を作ったり。
長時間フライトの中では、お絵かき・折り紙・神経衰弱ゲームなど。
大人ほどシートが窮屈ではないからよく寝てたし・・。
毎日幼稚園で鍛えられてるから、体力的にも親以上!

食べ物は、果物・チーズ・生ハム・ピザ・パスタ・お肉、全部好きなので
問題なし。トリッパとかの臓物系は食べなかったかな。

今回、遺跡とか公衆トイレにはほとんど行かなかったので
持参した便座除菌シートも出番なし。前より全体的にきれいになってる印象。
(前回はイタリア南部+遺跡多い日程だったからか?)
すり・置き引きも、バス・電車を使わなかったせいか特に不安を感じず。

もちろん基本的な注意はしたけど、行く前にしていた心配は杞憂だった。
子連れってことで愛想よくしてもらえることが多くて会話も楽しめたし、
むしろ子連れはメリットだった。
予想外だったのは、思っていた以上に料理を食べられなかったこと。
食べたいものがもっといっぱいあったのに~・・

あー次に行けるのはいつかな~ (*´Д`*)
お  わ  り

フィレンツェ街歩き

2013-12-06 08:00:00 | 2013イタリア


フィレンツェといえば・・・、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂!
この大聖堂を上から見たかった!(=v=)
天気のいい日にはここに登ると決めていたのw



帰国前日、朝起きたらこの旅一番の快晴!
これは登るっきゃないでしょ。



クーポラ(円屋根)は107mで階段は464段。
ジョットの鐘楼は高さ84mで414段。どちらに登るか・・・。
共通券なので、24時間以内なら両方に登れるけど・・



私は上からクーポラが見たかったので、鐘楼に登ることにした。
中はこんな風に狭くて、人とすれ違うのがやっと。
ちなみに、景色に興味のない子どもはどんどん階段を上がっていくし
息も切らさないので、親は置いていかれます。



上から見ると人々がゴマの様。



ところで、娘はただ今4歳。どこを調べても入場料に子ども料金の
記載はないけど、娘も10ユーロ必要?
鐘楼の入り口は切符売り場のまん前で、一人ずつしか通れないゲートがある。
何も言わず親2人分の切符だけを買って入ってみようということに。
結果、何も言われず娘も通れました。
ん~何歳から切符必要なのかな?(゜ー゜?)
  


白・緑・ピンクの大理石によって装飾された大聖堂。



順正とあおいはいないかな?ヽ(*^^*)ノ


* * *


サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の中に入るのも初めて!
中はものすごく広い。
写真撮影は禁止・・と思いきや許可されているみたいで、みんなカメラでパチパチ
しているので、厳粛な雰囲気という感じではなかったな。
キャンディーの包み紙が落ちているのを見つけて、ちょっと興ざめな感じ(;´Д`)。



クーポラ内側は『最後の審判』のフレスコ画。


* * *



運動の後はやっぱりジェラート。
この日行ったのは、サンタトリニタ橋の南にあるジェラテリア・サンタトリニタ。



種類はこの倍くらい。
2種類の味を選んで2.5ユーロ(350円位)。



レモン&クッキーと、苺&チョコレート。



ジェラテリアもう一軒。自然志向のこちらのお店はアパートからすぐ近く。
こちらはジェラートを保管する容器に蓋がしてあるタイプ。
ぶどうとかプラムとか買ったら、皮ごとジェラートになってた∑(゜Д゜)
ぶどうに至っては種も入ってた!食べにくいので娘には不評。
でも、味はおいしかったですw



帰り道、レプッブリカ広場でJAZZの演奏が。
私でも知ってる有名な曲だったので、聞きほれてしまいました。
絵になる~w



路上アート。ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』。






* * *



今晩は夫の胃の調子が悪いので、柔らかーくした卵粥を作りましょう。
娘と私は総菜屋で買った詰め物パスタにフレッシュトマトのソースをかけて。
スーパーに行く途中ベッキオ橋を通ると、大勢の観光客が。 
場所を譲り合ってアルノ川の夕暮れを撮る。

Mercato Sant'Ambrogioサンタンブロージュ市場

2013-12-03 08:00:00 | 2013イタリア


フィレンツェでのお楽しみといえば・・・市場でのお買い物。
中央市場よりも庶民的で地元率の高いサンタンブロージュ市場。
建物の外には、野菜や果物、花屋、洋服や雑貨屋などが並んでいます。
とりあえず、ひと通り偵察。



生のポルチーニ茸はこの時期だけのもの。旬です。
お友達が「市場行ったら絶対買ってみて!!」と言ってたので買っとこうかな。
箱の上には「NON TOCCARE I FUNGHI!! GRAZIE(キノコに触らないで)」。
こういう時、勝手に触ると怒られます。
手のひらほどのポルチーニ1個とぶどうを1房で、3.4ユーロ(=460円位)



プラムも買って~と娘がうるさいので、別の店でお買い上げ。
ここはビニール袋に欲しいだけ入れたのを渡して会計してもらう方式だった。
プラム6個入れたら1個おまけしてくれたw ついでにトマトも購入。



今度は建物の中へ。建物内には、肉屋やお惣菜屋、パン屋、食堂など。
入り口近くに生パスタを売っていたので、どれにしようか迷っていると
隣でシニョーラが「ここのは全部ブォーノよ(゜▽゜)」と教えてくれる。
娘と相談し、かぼちゃ入りのラビオリを注文。
少なそうに見えたので「Ancoraもう少し」と言ったら、
「2人分でしょ。結構大きいよ」みたいなことを言われた(多分)
お湯に投入して再沸騰から5分よ、と手ぶりつきで教えてくれた。
なるほど、なるほど、5分ね。・・あー、楽しい(≧m≦)
2人分でで4.05ユーロ(550円位)。



ちなみに惣菜屋などでは入り口の近くにある番号札を引いて、
電光掲示板に自分の番号が出たら番号札を見せて注文をします。
今は90番の人の番ね。



フィレンツェは肉料理が充実してます。
こんなのも自分で焼いて食べてみたかったなー。


トリッパやランプレドット(内臓)も売ってたよ~


次は全員の希望一致で生ハム屋へ。
ここではパルマ産も売ってた。パルマ産は25ユーロ/kg。
トスカーナ産は20ユーロ/kg。でもやっぱりパルマ産のほうがおいしそう。
生ハムは普通のスーパーでも売っていて1枚単位で切ってくれます。
1切れが大きいので、5枚切ってもらうとだいたい100g相当。



「Dieci fetti,per favore.10枚ください! 」
10枚で4.9ユーロ(=660円位)。



朝食用にパンも買って。


お土産のパルミジャーノ・レッジャーノは、sotto vuoto(真空パック)にしてもらう。
520gの塊で13.3ユーロ(1800円位)なり。


戦利品。写真では小さく見えるけど結構大き目のトマトです。



4回目のイタリアで数字も少し聞き取れるようになったみたい。
市場の買い物がすごく楽しかった。レジの機械に値段出るしね。
最後まで苦手だったのは、コインの支払い。
面倒臭いと思って大きめに払ってると小銭じゃらじゃらになっちゃうから、
ぴったり払いたいんだけど、コインが8種類もあってややこしい。
2セント硬貨とか20セント硬貨とか・・・要らなくない!?
1ユーロや2ユーロはタクシーに乗ったときなど用に、確保して
逆に使い道の少ない細かいコインは1ユーロ位で集めておいて、
スーパーで水を買うときなどに使い切ったり。


* * *


市場でゆっくりしてたらお腹がすいてきた。
少し歩いて、Fagioli白いんげん豆という名前のレストランへ。
料理を決めかねて、店のお兄さんと相談する。
結局、involtino肉の巻いたものと、白いんげん豆と黒キャベツのスープ、
もうひとつはイカの煮込み。すごく柔らかくておいしかった。
ワインは飲んだ分だけ払う方式。ごちそうさま~(=v=)
Ristorante Del Fagioli
Corso Tintori 47/r Firenze

Firenzeフィレンツェ!

2013-12-02 08:00:00 | 2013イタリア

今回、フィレンツェではキッチンも洗濯機もついているツーリストアパートに宿泊。


(ブログよりアパートの画像拝借)
キッチン付きの部屋を探していて、たまたまブログに巡り合い即効予約。
ふつうの外国のホテルにはないものがいろいろと置いてあり、
日本人オーナーさんの気配りが、そこかしこに感じられるお部屋です。

アパートなので、ホテルと違って常駐しているスタッフはおらず、鍵の管理も
自分達でします。このアパートの場合、建物に入る鍵・アパートに入る鍵・
部屋に入る鍵、と3つの鍵を預かりました。


シニョーリア広場近くにあるので、ほとんどの場所が徒歩圏内。
夕方スーパーに買い物に行くときもまだまだ人通りが多く賑やかな通りです。



洗濯機が使えるので、汚れものがあっというまに片付くのも旅の中では
本当に助かる。洗濯機の上には靴下用のピンチハンガーが置いてあって、
さすが、かゆいところに手が届く感じww
暖房用のオイルヒーターはポカポカで、洗濯物を乾かすのにも重宝w



アパート初日の夜は、旅の途中で残った野菜と日本から持参した米でリゾット。
キッチンには鍋や食器、調味料(にんにく&唐辛子&パスタ用荒塩も!!)もあって
野菜とパスタだけ買えば、あと必要なものは揃ってます。



夫はビール、私は白ワイン、娘はジュースで乾杯!
時々は、こんなあっさりメニューで胃を休ませないとねw 

聖フランチェスコの町Assisiアッシジ

2013-11-30 16:00:00 | 2013イタリア


モンテプルチャーノから車で2時間半。ようやく聖地Assisiアッシジへ。
マッテオッティ駐車場下から見るサンタ・キアーラ教会。
明るいうちにホテルに着きたかったけど、秋は日が短く5時前にはこの夕焼け。


* * * 


『小鳥に説教するフランシスコ』ジョット作
フィレンツェから南東に180km、聖フランチェスコの町アッシジ。
アッシジはイタリア全土の守護聖人フランチェスコの生まれた町。
この信仰の町をどうしても見たかった・・・。



時間がもったいなくて、ぐっすり寝ている2人を残し早朝のお散歩。
ちょっと冷たい風が気持ちいい。 あー、見えてきた見えてきたw
(この後、朝ごはんを食べてみんなで出直しましたよ)


聖フランチェスコをたたえるため、死後立てられた聖フランチェスコ聖堂。
手前の騎馬像は、フランチェスコが戦争から引き返してきたところらしい。
裕福な商人の息子だったフランチェスコ。放蕩息子だった彼が
どんな風に禁欲的献身的な宗教活動に傾倒していくのか。



内部は撮影禁止なので写真はなし。上下2段に別れていてかなり広い。
上部聖堂には、フランチェスコの生涯を28枚のフレスコ画にして展示されている。



回廊を歩いて、フランチェスコの棺が公開されている下部礼拝堂に向かう。



清貧を旨とするフランチェスコのイメージとは違うとよく言われるけど、
大きな瓶に入った聖水を額にさっとつけて十字を切り、真剣に祈っていたり
聖堂内は厳粛な雰囲気、目には見えないけど人々の心、『祈り』を感じさせる。
なぜなんだか、少しこみ上げてくるものがある。


* * *

さて、ここでホテルのチェックアウトの時間。
この日のホテルスタッフは、イタリアンマダムといった感じのシニョーラ。
一度ホテルに戻り、チェックアウトして荷物を預けて・・
と思ったら、もうコートを着込んじゃって帰る気満々で「No!」
一度ホテルを閉めちゃうらしい。
どこか預けられないか聞いたら近くのホテルで預かってくれるとのこと。
え?泊まってもいないホテルで荷物を預かってもらう?と思ったけど
いつものことらしく、すんなりOK。旅にハプニングは付き物(゜∇^*)



夫の希望でアッシジの山頂にあるロッカ・マッジョーレへ。
階段と坂道を20分位登っていく。



ジブリの映画に出てきそうな雰囲気。角からロボット兵が出てくる??


どこかの教会で鐘が鳴っている。


ロッカ・マッジョーレから見たサンタ・キアーラ教会。
少し離れた聖フランチェスコ聖堂と向かい合うように建てられている。



ホテルから近かったのに、ここには時間がなくて中に入れなかった~(ノд-。)
地下にはキアラのお墓や手づくりの質素な服などが展示されているそう。
また来なくては!!
(12時から14時まで閉館)

* * *



トマト・モッツァレラ・黒トリュフクリームのピザと、野菜とキノコのピザ。
どちらも評判通りものすごくおいしくて、娘も大満足ヽ(*^^*)ノ
トリュフクリームは買ってきたのでおうちでもやってみようかな。

ここのウエイターさんが若き日のダニエル・クレイグ(→007)似で
オーダーするのが楽しかったわ~ (*^m^)w


この看板が目印。降りていく階段の途中にあります。
Pizzeria I Monaci
Piazzetta Verdi, 10/06081 - Assisi


今日中にフィレンツェに戻らなければならないので、残念ながら時間切れ。
巡礼の町らしく、お土産も聖人像や十字架、ロザリオなどの宗教的なものが多く、
シスターや神父さんもよく見かけた。
本当はフランチェスコが亡くなった礼拝堂があるサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会
にも降りてみたかったし、フランチェスコが神の声を聞いた場所といわれる
サン・ダミアーノ修道院にも行ってみたかった~(ノд-。)
でも、もともと1泊でという計画が無謀というもの。
かなり心残りの多い滞在となりました。

* * *



アッシジは旧市街に駐車場付きのホテルは少ないため、今回は城壁外の
マッテオッティ広場の駐車場に停め、町の中心コムーネ広場近くのホテルに宿泊。
マッテオッティ広場は町の中心地より高い場所なので
料金所の向かいのエレベーターでサンタ・キアーラ教会近くのAlessi通りまで降りると
重いスーツケース持参の場合は便利です。