「普通の人」がイメージするベジタリアンとは？

肉食をなさっているある方のブログに、ベジタリアンのイメージを書いている記事を見ました。その方の周りには、ベジタリアンがいないそうです。「動物の死体を食べる普通の方」というのは、こんなふうにベジタリアンを見ているんだな、と参考になりました。

その方が考える、人が肉を食べない理由として、当然（？）、まず宗教を挙げていました。肉を禁じる宗教というと、その方にはイスラム教が浮かんだようです。わたしが先日言ったように、日本に渡ってきた仏教にも、生き物を殺すのは罪、という考え方があったはず。日本人らしきその方が、イスラム教が浮かんで仏教は浮かばなかった、というのはおもしろい、というか不思議に思いました。

それと、アメリカで肉を食べなかったら、後はサラダぐらいしか食べるものがない、と思ってらっしゃるようです！！アメリカには肉と野菜しかない！？これぞ、わたしが『「ベジタリアン」という言葉の問題点』で指摘した、肉と野菜の二極分化ですね。「普通の人」はこんな風に考えるから、わたしはこのベジタリアンという言葉が好きではないんです。ベジタリアンというのは、誤解を招きやすい言葉です。何はともあれ、「普通の人」にしてみれば、「こんなにおいしい肉を食べなくて、野菜ばっかり食べているなんて、何かよっぽどの事情があるに違いない」という思いがあるようです。少なくともわたしは、無理せずベジタリアンしているつもりですが。

このような町に住んでいたり、ベジタリアンの方のブログばかりを普段のぞいていたりしたからか、「ベジタリアンが普通」のような錯覚に陥っていました。「ベジタリアンってどんな人？」と思っている方の記事を読んで、新鮮な気分になりました。

人気blogランキングへ