oregonian way of life. 

オレゴンでの学生生活から南下して社会人生活へ。IT産業でホットなサンフランシスコ・ベイエリアで地味~に文系の仕事してます

アメリカに、「食べ物を残すともったいない」という概念はない?

2005-11-07 | 
大学のカフェテリア(dining hall)でバイトしていて驚くのが、学生の食べ物の残しっぷりです。カフェテリアはバイキング制(buffet style)。各個人が、食べる物を食べる量だけ取ればいいのです。ところが・・・。どっさり取ってどっさり残す学生の多いこと!取る量が豪快なら、残す量も豪快!果物やマフィンなどを取って、一口もかじることなく平気で捨てるし。ジュースもコップ二杯になみなみついで、一杯目は全て飲むけど、二杯目は少ししか飲まなくて残す。ナプキンもどっさり取って、使わなかった分は平気で捨てる・・・。

一番不思議なのはバナナです。半分だけ食べて残りはポイ。それくらい食ってしまえよっと思わず言いたくなります。一本のバナナを食べずに丸ごと返却口に返す学生も、毎日必ず何人かいます。ここで食べないんだったら、持って帰れよ!バナナだから、もし床に落としたとしても、衛生面では問題ないはずだし。

食べ方が汚い学生も多いです。トレイの上にバーとかすを散らかして・・・。アメリカでは食のマナーというのは、家庭のしつけの中に入っていないのでしょうか?

アメリカ人の食べ物の残しっぷりというのは、19世紀末にアメリカを訪れたヨーロッパ人が、すでに驚いていたようです。わたしが普段みていても、「食べ物がもったいない」などという生易しいレベルをはるかに超えています。おそらく「食べ物がもったいない」という概念がないのでは、と思います。学生たちは、大学でどんな偉そうなことを勉強しているのか知りませんが、大学は食の教育もしたほうがよいのでは?

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3 コメント

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Unknown (Miho)
2005-11-08 19:51:50
ノーベル平和賞を受賞したケニアのマータイさんの「“もったいない”を世界に」って言うのはアメリカでは話題にはならなかったのですかね~。日本の言葉だからアメリカは話題にもしなかったとか?!
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地球上から餓死する人をなくすためには (gachakoo)
2005-11-15 13:28:32
日本も使い捨て大国アメリカの影響を受け

支配下におかれているので情況は似たようなことが起こっています。

そもそもファーストフードなる容器。

洗えばすむ者を1回使ったらゴミとして捨てる精神。

紙コップや紙皿なんてピクニック用と思っていた私たち日本人にとって、このような使い捨て精神は豪快で豊かな物資の象徴を感じさせられ、

魅力あるものでした。

長年、使い捨ては続いています。

毎回ピクニックにでもいくわけでもあるまいに。



ところで食べ物を捨てる、しかもバイキング形式で食べれないほど取って来て手もつけずに捨てる・・といった行為が普通に繰り広げられている人間が多いのは、悲しい事です。

その食べ物があれば飢餓で苦しんでいる国の人々、何十万人の命が救えるかもしれないという情報提供を施さなければいけないのではないでしょうか。

地球上から餓死する人をなくすためにはこういった人たちの精神を改革するしかないと思います。

http://veganism.exblog.jp/899194/
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Unknown (しんのすけ)
2005-11-16 10:45:44
飢餓で苦しんでいる人が国外にも国内にもいる、ということは、おそらく学生たちは頭では分かっているでしょう。でも、食事を含めた自分たちの日常生活と、「飢餓で苦しんでいる国の人々」との接点がどこにあるの、って感じなんでしょうね。寮とはいっても大学内。平気で食べ物を無駄にしている行為に対して、誰も疑問の声を上げないのが不思議です。だからわたしは、この国には「食べ物がもったいない」という概念そのものがないのでは、と感じているわけです。
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