昨日の予告通り、河井 醉茗(かわい すいめい)の詩を紹介します。
彼は大阪府堺市生まれで、明治から昭和にかけて活躍した日本の詩人です。
私が小学校に勤めていた頃、六年生の国語の教科書に載っていた詩です。
※長文なので、二日にわたって紹介します。
「ゆずりは」
こどもたちよ、
これはゆずりはの木です。
このゆずりはは
新しい葉ができると
入れ代わって古い葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉ができると無造作に落ちる、
新しい葉にいのちを譲って—。
こどもたちよ、
おまえたちは何をほしがらないでも
すべてのものがおまえたちに譲られるのです。
太陽のまわるかぎり
譲られるものは絶えません。
輝ける大都会も
そっくりおまえたちが譲り受けるものです、
読みきれないほどの書物も。
みんなおまえたちの手に受け取るのです、
幸福なるこどもたちよ、
おまえたちの手はまだ小さいけれど—。
・・・※以下、明日に続きます。(福岡市西区今津)
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