社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

イントラ用にCMSの検討を開始

2010-06-03 07:07:43 | ITについて

グループウェアの導入に目処がたった(JDK+tomcatの環境構築)ので、次のステップつまり、当社の社内イントラホームページの構築に向けて適当なCMS(Contents Management System)の選定を行う事にした。グループウェアの導入でも苦労したが、あらかじめ導入しようとしていたCMS(LightNEasyhttp://www.project-light.net/index.php)が、構築した環境で動かないのは流石に痛かった。

親会社で構築している社内イントラホームページは、この手のパーソナル用途としては定番と思うが、IBMのホームページビルダーで作成されていた。しかしこの前に作ったイントラがMicroSoftOffice(Word)で作成されており、これとの合体でホームページができており、そのソースコードの余りにも汚い事に閉口し、且つ過去何回か更新に失敗している。何時修正できなくなるかわからないし、且つホームページビルダーを利用して、サーバーのイントラの所に共有ファイルで直接アクセスして、ソースを編集していると言うかなり危ない方式を取っている。しかもデザインも素人その物の作りだ。マアーデザインは好みがある為、放っておくにしても、システム的には余りまともではない。しかもチョッと手の込んだ修正を加えようとすると専任のIT担当者に依頼するしかない。

と言う事で、私も出向する前に、何とかしたいとは思いながら、その構築の手段としてCMSの導入を考え、WordPress(今やブログやホームページ作成の定番ともなっている為説明も不要だろう)やQHM(Quick Homepage Maker:PikiWikiがベースの軽量CMS)を、実際にインストールして、テストを行っていた。しかし短期間では結論も出せず、雛形も作る間もなく出向となってしまった。

今の会社では今度は、逆に何もなかった。唯Windows2003サーバーのファイル共有のみだった。以下もセキュリティ無しで・・・。これも何とかしなければと思いながら、以降仕事で追われ、やっと最近新サーバの導入を機にWAMP環境とグループウェアの構築を図り、今回のCMSの検討を図るに到った。

上記のWordPressを使ったのなら、これで良いではないか?と思われるが、以前使った経験と、再度今回最新版をインストールしてテストして見た事で、不安になった為だ。WordPressなら、実績もあり、日本語化もされており、多くの情報もあるのに、更に無料なのに・・・。

二つの疑問と言うか不安がおそったからだ。それは

  1. レスポンスが遅い。
    これは、次の2とも関係すると思うが、かなり重要だ。私は特にレスポンスが悪いシステムは好きではない。またレスポンスが悪いと皆も使う気にならない可能性がある。
  2. 多機能すぎて、使いこなせない。ブログの機能(時系列からの表示、コメント投稿、トラックバック、RSS等不要)等がある事でかえって邪魔となり、その操作を理解できそうにない。

親会社でも、このへんのITに関する環境は、圧倒的に遅れており、各事業部門では殆どその存在(CMS)が知られていない。従ってまた私が全てをかぶる事になるが、環境構築+最初のスタートまでは実現しても、その後の運用は、別途、管理できる部門に任したいと思っている。これはGroupWareも同様だが、これに関しては全く心配していない。それよりこのCMSは導入したいが、WordPressでは無理ではないかと判断した。

そこで、検討するCMSの条件を下記に置いて探す事にした。

  1. レスポンスがよい事。
  2. ブログ機能は必要ない。
  3. 機能がシンプルな事。逆を言えば余り複雑な処理は出来ない。
  4. 管理機能もシンプルな事。
  5. オープンソース
  6. 日本語ローカライズされている事(メニューの日本語化とコンテンツの日本語対応と日本語の情報)
  7. 今のWAMP環境で動く事

これらを条件に調べていくと、ここ数年で広がりを見せている軽量CMS(或いはLiteCMS)と言う新しい分野のオープンソースに辿り着いた。上記で述べたQHMやLightNEasyもこのLiteCMSのカテゴリーらしい。QHMはすでに概要と掴んでいるので、なぜか今のWAMP環境で動かないLightNEasyに未練を感じながら、このLiteCMSを片っ端から検討して見た。

その1つがQuickCMSだ。これはPHPだけで動く超軽量のホームページで上記の条件を充たしていそうだった。早速導入して見ると、インストールと言うか必要なファイル群をサーバーにアップするだけで、サンプルホームページが動いた。LightNEasyで仕事の合間とは言え、数日格闘してインストールに失敗した後だった為、あまりの簡単さに驚いた(拍子抜けした)。しかもスピードが大変速い。テンプレートの構造もすぐ理解でき、これならカスタマイズできそうだと、あらかじめ決めておいた内容で雛形を作り出した。

然し、実際に使い出して見ると、そのコンテンツの管理のあまりのシンプルさに戸惑いと、その構造を理解できた瞬間、チョッと待てよ、これでは作成できても幾らなんでも、内容が充実して来たら、そのコンテンツの管理が大変だと思い始めた。確かに、これでも上記のIBMホームページビルダーでイントラを編集しているより、はるかにマシなコンテンツの管理にはなっているが・・・。更にブラウザーの互換の問題が発生した。当社の社内では未だにIE6.0が標準の為、これで正常に表示されなければ意味がない。

QuickCMS QuickCMS2
IE6.0 FireFox(バージョンは忘れたがここ一年以内のバージョン)

そこで新たにLiteCMSのカテゴリーを検索して、インストールして試す事にした。結果SkyBuleCanvas、CMSimple、Concrete5、cmsmadesimple、typelite、pluck、GetCMS等と際限なく検討する羽目に・・・。しかしなかなか上記の条件に合致するものがない。殆ど諦めていると、MODxと言うPHP+MySQLで動作するCMSに遭った。

早速インストールすると、そのレスポンスが恐ろしく早い。これは凄いと思って、テンプレートをMODxの日本語支援サイトがDLして試すが、これが中々手ごわい。上記の条件に最も適していそうだが、どうもこのシステムはデザイナーにとってはかなりよさそうなシステムだが、私が短時間でイントラを構築するには、チョッと手ごわそうだ。ウーンどうするか???続きは別途。


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2 コメント

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大変興味深い記事でした (さま)
2010-06-11 10:32:40
利用者のニーズが如実に語られた記事、大変興味深く拝見させていただきました。自分もレスポンスが常に気にする口なので共感しました。イントラは何でもありな自由が逆に迷いを生みますよね。「チョッと手ごわそう」・・・アタリだと思います。ですが、JDK/tomcatに比べればかわいいもんです。お約束のIE6ってのがこれまたキビシー 
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さまさんへ、コメントありがとうございます (shiisan_2007)
2010-06-12 20:55:33
結局、悩んだ挙句選んだのはQHMです。QHMはPukiwikiベースですが、マアー一回試してみてもいいかなと思っています。「イントラホームページの作成・管理用にPukiwikiベースの無料QHMを選んだ」を参照して、意見を貰えると助かります。最もこのQHMを選んだ事からWikiについて興味がわき、こちらの方も活用予定です。
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