Debian de Linux

Linux (Debian+xfce,lxde ) をインストールして使う覚書。

暗号化ファイルシステム LUKS の使い方

2007年11月25日 | sidux関連
LUKS (Linux Unified Key Setup)はLinuxの暗号化ファイルシステムの標準規格。
Debianではcryptsetupがインストールしてあれば使える。入っていないようなら # apt-get install cryptsetup

(Ubuntu系ではhashalotも必要かも…)


まず、イメージファイルを作り、それをループバックデバイスを使って、ブロックデバイスにする。(ハードディスクのパーティション等を暗号化する場合には不要。)

# dd if=/dev/zero of=luks_volume bs=1M count=100 (*1)
# losetup -f luks_volume (*2)
# losetup -a (*3)
/dev/loop0: [0812]:196734 (luks_volume)
/dev/loop/0: [0812]:196734 (luks_volume)


このループバックデバイスをLUKS形式にフォーマットする。

# cryptsetup -c aes-cbc-essiv:sha256 luksFormat /dev/loop0 (*4)

------------------------------------------------------------------------------
# cryptsetup -c aes-cbc-essiv:sha256 luksFormat /dev/loop0

WARNING!
========
This will overwrite data on /dev/loop0 irrevocably.

Are you sure? (Type uppercase yes): YES ← 大文字で YES と入力。
Enter LUKS passphrase: ← ここにパスフレーズを入力。
-------------------------------------------------------------------------------


次に、LUKS暗号化デバイスを作成する。

# cryptsetup luksOpen /dev/loop0 hogehoge
これで暗号化デバイス /dev/mapper/hogehogeが出来る。

# ls /dev/mapper
control hogehoge


暗号化デバイスにファイルシステムを作る。
# mkfs -t ext3 /dev/mapper/hogehoge
# tune2fs -c0 -i0 /dev/mapper/hogehoge


暗号化デバイスのマウント
# mkdir /mnt/luks ←/mnt に luks というマウントポイントを作る
# mount /dev/mapper/hogehoge /mnt/luks
# ls /mnt/luks
lost+found


暗号化デバイスを停止するには
# umount /mnt/luks
# cryptsetup luksClose hogehoge
# ls /dev/mapper
control
# losetup -d /dev/loop0
# losetup -a
# ←ループバックデバイスが使われていなければ、何もでない


次回から、luks_volume を使うには
# losetup -f  luks_volume
# losetup -a ←ここで luks_volume が使っているループバックデバイスを確認
# cryptsetup luksOpen /dev/loop0 hogehoge ←/dev/loop0が使われている場合
# mount /dev/mapper/hogehoge /mnt/luks


止めるのは、
# umount /mnt/luks
# cryptsetup luksClose hogehoge
# losetup -d /dev/loop0


(*1)
「luks_volume」 は自分が作るイメージファイルの名前およびその場所。
of=/luks_volume なら luks_volume というイメージファイルをルートディレクトリ上に作る。of=luks_volume なら自分のホームディレクトリに出来る(ホームディレクトリ上で打ち込んでる場合)。bsは単位で1k、1M、1Gなど。countはその作るファイルの大きさ。ここでは100なので、100Mのファイル。
(*2)
losetup -f  未使用のループバックデバイスを探して設定してくれる。
(注意) 直接、ループバックデバイスを指定することも出来るが、やらない方が良い。
# losetup /dev/loop0 luks_volume として次に # losetup /dev/loop0 test としても、警告はまったく出ない。二重に同じループバックデバイスを指定してもそのままである。
# losetup -a とやると最初に指定した方が表示されが、2つ目のは無視される。
これでそれぞれをマウントして作業すればとんでもないことになってしまう。
(*3)
losetup -a 使われてるループバックデバイスの情報を表示。何も使われてなければ、何もでない。
(*4)
普通のハードディスク上のパーティションの場合

# cryptsetup -c aes-cbc-essiv:sha256 luksFormat /dev/sdb2
(/dev/sdb2のところは実際のデバイス名を入れる。)


(参考) とういかそのまま、ありがとございました。
「暗号化ファイルシステム」 
http://memo.blogdns.net/cryptfs.html
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KDEのログイン時のテーマやスプラッシュスクリーン、壁紙の場所

2007年11月23日 | sidux関連
スプラッシュ・スクリーンの置いてある場所
/usr/share/apps/ksplash/Themes/*

壁紙の置いてある場所
/usr/share/wallpapers/*

ログイン時のテーマの置いてある場所
/usr/share/apps/kdm/themes/*

テーマの変更の設定
/etc/kde3/kdm/kdmrc
このファイルの中の、「UseTheme」の行が UseTheme=true の状態で、
「Theme」の行を次のようにします。
Theme=/usr/share/apps/kdm/themes/* ←テーマの置いてある場所を指定

次回から自分の名前が選択表示されるようにするには
PreselectUser=Noneなら、PreselectUser=Previous に変えて、
FocusPasswd=falseなら、FocusPasswd=trueに変える。
これで一々ユーザを指定しなくても、ログイン画面に自分のユーザ名が出て、
パスワード入力状態になる。


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ハードディスクの情報を消すには

2007年11月17日 | Linux一般
ハードディスクの内容を綺麗に消去するにはddコマンドを使う。
ddコマンドで、ファイルシステムの種類に関係なく、ディスクに直接データを書き込むことができる。
ddコマンドはゼロや乱数をディスク全体に書き込むことによって、データ抹消ツールとして利用できる。

ddコマンドを使って抹消できるのは、ディスクやパーティションの全体であるディスクの空き領域のみや、特定のファイルを抹消することは出来ない。
ハードディスク全体にゼロを書き込む場合 (例えばハードディスクがhdaの場合)
# dd if=/dev/zero of=/dev/hda
一つのパーティション全体にゼロを書き込む場合 (例えばsdaの第一パーティションの場合)
# dd if=/dev/zero of=/dev/sda1

乱数の書き込みには、/dev/zeroに替えて/dev/urandomを使う。
# dd if=/dev/urandom of=/dev/sdb (ハードディスクsdb全体)
# dd if=/dev/urandom of=/dev/sdb2 (ハードディスクsdbの第2パーティション)

より完璧を望むなら、乱数、ゼロ等の書き込むを繰り返す。
(フロッピーに乱数、乱数、ゼロを書き込む場合)
# dd if=/dev/urandom of=/dev/fd0 ; dd if=/dev/urandom of=/dev/fd0 ; dd if=/dev/zero of=/dev/fd0
ここまでしなくても、普通の市販の復元ソフトのレベルではまず復元は困難だろう。本当?

ちなみに、ゼロの書き込みの場合、120Gのリムーバブル・ハードディスクで
約1時間半かかった。(Pentium4 2.8GHz)

注意しなければならないのは、siduxのgaiaからIDEの内蔵ハードディスクがhdではなく、sdに変わったことだ。
例えば、今までならIDEプライマリーのマスターに接続されたものはhdaであったが、gaiaではsdaになっているので気をつけること。 (何でだろう、sdはSCSIハードディスクやUSBメモリーだったのに)
また、ddコマンドは一々確認をうながしたりしないので、ハードディスクhdbを消するつもりでsdbと指定してたり、パーティションを抹消するつもりでsdb2とするところをsdbなどとしてしまうと、sdb全体のデータが抹消されるので十分に気をつけて作業を行うこと。


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フロッピーディスクのフォーマット

2007年11月17日 | Linux一般
◎フロッピーディスクのフォーマット

# fdformat (-n) /dev/fd0
# mkfs (-t msdos) /dev/fd0

fdformat に -n オプションを付けると物理フォーマット時にベリファイを行わない。
/dev/fd0 のところを /dev/fd0H1440 としてもよいが、しなくてもデフォルトで
そのようにフォーマットされる。(FDD0 の 1.44MB 2HD フォーマット)

DOS フォーマットには mkfs に -t msdos のオプションをつける。
何もつけないとデフォルトのファイルシステム (ext2) でフォーマットされる。
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ubuntuでなくても出来るレーシングゲーム

2007年11月08日 | sidux関連
ウブンツ向けのレーシングゲームの紹介記事があった。

Three Racing Games for Ubuntu
http://linuxmini.blogspot.com/2007/10/three-racing-games-for-ubuntu.html

別にUbuntuでなくても、できる。(当たり前か)

英語で TORCS、VDrift、Trigger という3種類レーシングゲームを紹介している。


1.TORCS
#apt-get install torcs

2.VDrift
http://vdrift.net/ に行って
[Downloads]をクリックする。
ページの中程にいろいろな種類のファイルがあるが、そのうちの
VDrift-2007-03-23-full-2.package を貰ってくる。

シェルスクリプトなので実行権を与えて、./VDrift-2007-03-23-full-2.package
でインストールしてくれる。
ただし、siduxでは sdl-net関連のライブラリが無いと言われる。
gaiaでは、libsdl-net1.2なので、
#apt-get install libsdl-net1.2 でインストールしておくこと。

VDriftのパッケージをリムーブするには、
コマンドラインから、package remove vdrift で綺麗に削除できる。

(注意) 間違っても試してみないように、「リムーブしてもいいですか。」
というような確認もなしに、一発で綺麗にしてくれる。(やってもたトホホ)

(追記) おかしな事に一度インストールしたPCでは今度は、コマンドライン
から ./VDrift-2007-03-23-full-2.packageをしてもインストールできない。
PCを再起動すると、VDrift-2007-03-23-full-2.packageにアイコンが付い
てるので,、これをクリックすると、GUIでインストールできる。
リムーブするのも、「システム」→「Manage 3rd party software」で削除する。
何だかなぁ、、、、。ほんとに綺麗になってるのかなぁ。

3.Trigger
apt-getでOK。


コメント (2)
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