何でインストに２日間も徹夜？

これを一番最初に書くべきでした。
何で KNOPPIX のハードディスク・インストールにまるまる２日間も徹夜しなければならなかったか。

僕が最初にインストを試みたのは、産総研版の KNOPPIX 3.7 でした。
knoppix-installer (最近の KNOPPIX には knx-hdinstall は付いていないんですね。）でもってインスト開始。
「どちらになさいます？」ってな感じで、ビギナータイプ、Knoppix タイプ、Debian タイプ の選択画面が出てくる。
僕は1番のビギナータイプを選択。パーティションの作成は QTParted（Win のパーティション・マジックみたいなやつ）がスタートして、すんなり終了。後はあっという間にインストール完了。ブートローダの書込み先をブートパーティションに指定し、緊急ブート用フロッピーディスクを作成して全て終了。
「何じゃコリや…！」と思うぐらい簡単。あまりにも簡単…。「何か罠があるに違いない。」と思うぐらい簡単でした。
ところが、やはり世の中そんなに甘くはありませんでした。
いそいそと緊急ブートディスクで PC を起動させると、まるでフロッピーの存在を知らないかのように Windows XP （いわゆる、デュアルブートってやつです。）が立ち上がってきます。
CD の KNOPPIX でハードディスクを覗いてみると何やらそれらしいファイル群はできているのですが。ここでお手上げです。何とか CD の KNOPPIX を使ってインストされたらしいファイル群にアクセスしようと試みるのですが、「パーミッション、デナイ」みたいな事をいってきて、八方塞がりに陥ってしまいました。今になって思えば ブートローダーに GRUB を使えばうまくスタートできたかも知れません。今日はここまで。

フロッピーが使えない。

rootではなんの問題もなく使えるフロッピーが、他のユーザでは使えない。
マウントはできるが、アンマウントしようとすると、「root だけがアンマウントできます」という警告が出てきて出来ない。
/etc/fstab のフロッピーに関する部分
/dev/fd0 /mnt/auto/floppy auto user,noauto,exec,umask=000 0 0
この行の user を users に変えるとアンマウントできるようになった。
ここまでは良いのだが、どうしてもフォーマットができない。
インストール時のユーザ（Knoppix User) はフォーマットできるが、インストール後に作ったユーザはできない。
/etc/group の floppy の行に新しいユーザ名(例：hogehoge)を追加して、ログインしなおせば使えるようになる。
floppy:x:25:knoppix,hogehoge

デスクトップにあるフロッピーのアイコンを右クリックしても、root にはあるマウント・アンマウントの切替え表示が他のユーザにはない。
デフォルトのフロッピーのアイコンを削除して、新しく作成しなおす。
デスクトップで左クリック→新規作成→デバイス→フロッピーデバイス
デバイスタブから /dev/fd0 (/mnt/auto/floppy)を選択して OK を押す。
これでマウント・アンマウントの表示が現れるはず。

KNOPPIXを入れちゃいました。

KNOPPIX 3.7 を僕の PC にインストールしてしまいました。長い間、Linux は止めていたのですが、無性に使いたくなって、２日間徹夜でインストしてしまいました。
それにしても、隔世の間がありますな、最初に Linux を使ったのはちょうど Linux ブームの時でした。書店で、たまたま見かけた雑誌の付録から TURBO Linux を入れたのが最初でした。
幸か不幸か、僕の PC にすんなりと入ってしまいました。それから、僕と Linux の苦闘の歴史が始まってしまったのです。
あの時、うまくインストールできなければ、たぶん 「やっぱな… むずいわなあ…。」と普通の Windows 生活に戻っていたと思う。