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2021.11.7 第100回 全国高校サッカー選手権 長崎県大会 準決勝 国見-創成館、長崎日大-長崎総附

2021-11-11 20:30:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)

11月7日。第100回全国高校サッカー選手権長崎県大会の準決勝2試合がトランスコスモススタジアム長崎で開催され、第1試合の国見-創成館は0-0のまま延長でも決着つかず、PK戦で創成館が勝利。第2試合の長崎日大(長崎日本大学)-長崎総附(長崎総合科学大学附属)は、0-3で総附が勝利し、決勝に進出。
決勝は昨年と同じ、創成館-総附のカードとなりました。

私にとっては今年初めての高校サッカー観戦。高総体も新人戦もプリンスリーグも県リーグも無観客という状況で、本当に残念な日々を過ごしましたが、ここで準決勝·決勝が観戦出来るので良かったです。


第1試合。
スタメン。
国見は4-2-3-1。ボールを持つと10北村がアンカーのように振る舞いながらビルドアップに参加し、7川添と8田﨑がサイドとトライアングルを作る4-3-3のような形に変化。
創成館は4-4-2。ボールを持つと8村田が前目のポジションを取り、6松尾が後ろでバランスを取る4-1-3-2のような形に。

前半飲水タイム頃までは蹴り合い。お互いシンプルに裏を使っていくような展開で、15分頃、国見のほうにいいクロスから9古谷のヘディングシュートが枠に飛ぶも、創成GK1永田がセーブした以外はどちらペースとは言えず。



前半飲水前後を境に、お互いに後方からパスを繋ぐ意識が見え始めます。前半終了までの間はどちらかと言えば創成のほうがボールを大事にして運べていたような印象です。国見はまだやや早くボールを手放していてロストになることが多かったような。


後半になると、国見に落ち着きが見え始めます。10北村がCBの間に下りたり、創成2トップの両脇に顔を出したりしながら受け、また、国見左SB13平田がインサイド気味のポジションを取りビルドアップを助けるなど、創成がプレスをかけにくい状況を作り出すと、中と外のパスを使い分けながら前進。サイドのトライアングルからクロスという形で崩しながら押し込み、創成はリトリートする時間が長くなります。しかし、国見も決定機を作るまでには至らず。

後半飲水タイム後からは両者に疲れも見え始め、ややオープンな展開に。お互いにゴール前までは行ける状況も、最後のところはやらせない。



延長は足を攣る選手が続出し、プレーが止まる時間が長かったですね。
その中で延長前半には国見の8田﨑、延長後半には創成の20西元に、セットプレーをヘディングでクロスバーに当てるシュートがあり、決定機と呼べるのはその2つがありましたが、0-0で終了。


PK戦はそれぞれ1本目を両GKがストップする展開に、さすが両GK共に年代別代表候補経験者と思わされました。ただ、4人が決めた創成が0-0(PK4-3)で勝利し、2大会連続の決勝進出となりました。

特に印象に残った選手としては、国見は10北村一真、11本川瑠空。創成は1永田健人、8村田颯でしょうか。創成に関してはV·ファーレン長崎U-15OBの6松尾隆之介、16辰田真大のプレーを見られたことも嬉しかったです。



第2試合は高総体決勝と同じカード。

スタメン。
日大は4-3-3のようでしたが、非保持時は右の19梅野は下がらず、左の7﨑山は下がるときもあり、でも4-3のブロックで守っているようなときもあり、やや歪な形に見えました。
総附は4-2-3-1。ハイプレス·ロングボール志向でストーミング的なサッカー。



前半飲水頃までは基本蹴り合い。お互いに前へ前へという積極性は見えました。日大は高総体決勝ではやや動きが固かったような印象を受けていたので、それ自体には好感を持ちましたが、総附がプレッシングもボール保持からの前進も距離感良く行っているのに対し、日大は選手間の距離が遠くなっているように見えました。



前半飲水直後、総附先制点。日大後ろに下げたボールから3高村のキックが総附7芦高に渡ってしまい、左に流れた11西岡の左足クロスを13石山が決めました。3高村のキックのところもなのですが、その前に日大がボールを奪えたところで総附のプレスを受けて逆襲に繋げられなかった点や、このとき右サイドにいるのが中盤センターの6道脇と8福田だったというアンバランスさも気になりました。右SBの18高嶺はその2人がいたから真ん中に移動していたのかもしれませんが、右SBも右SH(こちらは元々いない)も不在だったのが切り替わったときにそこにスペースが出来ていた要因のような気がしてしまいます。総附相手にあれだけスペースが出来てしまうと厳しい。



ただ、後半立ち上がりから日大は距離感が良くなります。最終ラインの押し上げも出来ており、落ち着いてボールを大事にするようになったことでパスも回るようになり押し込みます。この時間帯は日大ペースと言って良いと思いますが、ゴール前でシュートまでは総附守備も行かせず。総附のPA内ハンドらしき場面もありましたが、笛はならず。



後半15分頃、総附追加点。総附GK1亀井が蹴ったイーブンな感じのボールが総附へ。右サイドにいた8竹田が相手の股を抜き、前へ出て逆サイドフリーの7芦高へ。ミドルシュートを日大GK12福田ファンブルし、総附9牧田が押し込みました。ここでも日大は右サイドの守備者がいない状態。負けている状況だったからと言われればそうですが、失点の仕方が1点目と似ているので、選手個人がどうこうではなくチームとしてのリスク管理が気になりました。



そこからは総附がペースを取り戻し、CKから10別府のヘディングで3-0。




総附が6大会連続の決勝進出となりました。

総附は5児玉勇翔、8竹田天馬、10別府史雅とチームを落ち着かせられる選手が健在。そして、目を引いたのが左SB24平山零音。積極的な上下動と左足の精度が素晴らしかったです。




2試合共、YouTubeで見ることが出来ます。


決勝は11月14日(日)12:40 @トランスコスモススタジアム長崎。創成館-総附。昨年は創成館が初優勝を勝ち取りましたが、今年はどうなるか楽しみです。



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