7月11日は大宮戦。私はU-18の試合のため遅れ、前半が始まって30分近く経ってから場内に入りました。
そしたら、こんなことに
自分が体験するのは初めてですね。
この日は午後からずっと雨だったのですが、試合の時間は雨雲はもう来ていないと思ったのに。雷での中断でしたが、雨もかなり酷くて、前の方の席の人は避難していました。
私はこの時間を利用してランドールのカレーをいただきました。
そんな展開もあった試合は長崎が先制するも大宮が追いついて1-1の引き分け。長崎には悔しい結果となりました。
DAZNで見直したことも含めての雑感を。
スタメン。長崎はいつもと同じ。大宮はキーマンと思われた右ウイングの37松田がベンチからも外れました。後から大宮の霜田監督のコメントを読むと戦術的な理由で外れたとのこと。ではその戦術的狙いは何だったのか。
試合は基本的に大宮がボールを保持し、長崎がカウンターを繰り出す展開。まずは長崎の4-4-2に対して、大宮は7三門が落ちて3-2-5や3-6-1で配置で優位に立という意図。右ウイングに左利きの41小野を置きカットイン、縦は8馬渡で揺さぶりをかけたかったというところか。
大宮の試合を見たのは霜田監督就任直後の栃木戦だけですが、前からプレッシングにくる栃木の裏をシンプルに突き、37松田の突破を生かしていました。しかし、長崎は4-4-2ブロックで構えられると堅い。シンプルに裏を取るのではなく、配置と左右の揺さぶりで押し込んで戦おうという印象を受けました。
ただ、中断というアクシデントがあったものの、先制までは長崎ペース。先制点も大宮を自陣に引き込んでおいてのカウンターのような相手を裏返しての速攻。ハーフタイムに「サイドバックを上手く使うこと」という松田監督の言葉どおり、28ウェリントンが16毎熊を使ってのゴール。
個人的に、28ウェリントンが加入してから16毎熊の良さが出にくくなったと思っていて、この試合でも「自分で行ってばかりでなくシンプルに毎熊を使ってほしい」と感じていて、「それだよ」と(笑)。
しかし、ここからは大宮が押し込む展開に。11奥抜、48柴山を両ワイドに置き、19イバに替えて9菊地俊介を投入し、クラウンダーのクロス攻撃。
松田監督も選手も「受けてしまった」と語ったように、大宮の勢いや質もあって、落ち着いて自分たちが保持する時間を作れない長崎。
この時間大宮で質が高かったのが左サイドに配されたアカデミー出身の48柴山のクロス。直前に左から9菊地へのライン裏へのボールを見せておくと、次は長崎のセンターバックの前を横切るマイナスのボールで見事10黒川に合わせて同点。見事な駆け引き。柴山くん惚れたよ(笑)。
全体を通したポイントは、特に後半の大宮の配置を含めた揺さぶりと質が良かったこと。長崎に関しては、らしさが出た部分もあるものの、ディシプリン(規律)が緩くなった部分もあったというところが引き分けに繋がったかなと。前節の京都戦で「戦術プラスアルファ」が上手く出せたというポジティブな点があった中で、今節はプラスアルファつまり選手の自由な部分が出すぎたのではという。そのせいで追いつかれたというほどのものかはわかりません。大宮の質やピッチコンディションなどとの相関でこういう試合内容、展開になったかなという感想です。
次の北九州戦はまたいいバランスを取り戻してほしいですね。