星を数えながら

日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など
小さくても星のようにキラリ☆光ることを
分かち合えればいいなぁ。

藤原正彦

2009年02月19日 10時06分02秒 | 読書・映画
年始に大先輩の先生と話しをしていて、
「藤原正彦の随筆は面白いよ。
 お父さんの新田次郎のことや、
 お母さんの藤原ていとのやりとりが面白い。
 K先生に紹介したら、早速購入して読んだそうだ」
というようなことを言われた。

随筆の題名を聞いておけば良かったと後悔したが、
『日本人の矜持』(新潮社)という本が105円売っていたので、
早速購入して寝ながら読んでみた。



対談集、座談会などと言うのは、
相手の意見にうなずきながら話しが進という日本人らしさが出て、
どちらかが自分の意見を2割程度抑えている印象を残す。
結局、「そうそう、そうですよね」という感じで終わるものだ。

まぁそれでも9人の方々の考えも知ることができるし、
初・藤原正彦として、彼の言いたいことを掴むことができたと思う。

続けて月曜日、ベストセラーになった『国家の品格』(新潮新書)が、
105円で売っているのをやっと見つけたので購入して読み終えた。



キリスト教に対する理解や西欧に対して、
ややステレオタイプを持っておられるなぁと感じたが、
基本的には「真実」を求めている人だということがよく分かる。
そして真実を求めている人の生き方は、
誠実な生き方をするんだなぁということも伝わってきた。

藤原氏の文章から、以下のことを私自身の思索としていきたい。
「徹底した実力主義も間違い」
「論理的に正しいことと、善悪は別次元です」
「論理は、ほとんど常に自己正当化に過ぎません」
「いくら文明が進歩しても、文化は後退することがあるんです」

そしてこの本がベストセラーになり、
多くの人に読まれたことの意味も探ってみたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。