星を数えながら

日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など
小さくても星のようにキラリ☆光ることを
分かち合えればいいなぁ。

『続泥流地帯』

2008年10月10日 09時35分19秒 | 読書・映画
少し前に『続泥流地帯』を読み終えた。
妻が寝静まった後、夜中まで読んでいた。
予想以上に、何度も何度も涙が出てくるシーンがあった。
全ての方にお勧めしたい良い本だ。
誰か映画にしてくれないかなぁって思う。

印象に残った言葉の中に以下のものがある。
 
 「大変だからと言って投げ出せば、そりゃあ簡単だ。
  しかしなあ俺は思うんだ。大変だからこそ、いや、
  大変な時にこそ持ちこたえる馬鹿がいないと、
  この世は発展しないんじゃないか」
 
 「失ったものばかり数え上げてみても、生きる力にならん。
  自分に残されたものを、数えて感謝しなくちゃなあ」

 「泥流は自然を荒らすことはできても、
  人の心まで荒すことはできないはずだ」

 「実りのある苦労なら、誰でもするさ。
  しかし、全く何の見返りもないと知って、
  苦労の多い道を歩いてみるのも、
  俺たち若い者のひとつの生き方ではないのか。
  自分の人生に、そんな三年間があったって、いいじゃないか」
 
 「人間の思いどおりにならないところに、
  何か神の深いお考えがあると聞いていますよ。
  苦難に遭うときに災難と思って嘆くか、試練と思って奮い立つか、
  その受けとめ方が大事なのでないでしょうか」

他にも心に迫る言葉やシーンがたくさんある。
何年か後に、もう一度読み直してみたいと思う。

「復興をする」ということ、一度壊れてしまったもの、
駄目になってしまったこと、諦めてしまったこと、
どうにもならなくなってしまったこと・・・、
しかしそれでも復興していく。

ゼロからのスタートではなく、マイナスからであったとしても、
それでももう一度立ち上がっていく、
そんな本当の勇気を教えられたように思う。

ここ最近は、曽野綾子さんの本をたくさん読んでいた。
彼女の人と違った視点をなるほどと思いながら読んでいた。
そして学生時代によく読んだ三浦綾子さんをもう一度読み直し、
やはりまっすぐに物事を見つめていくすがすがしさを感じた。

十勝岳の様子


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆり)
2008-10-10 09:51:52
すごいぐっときた
読んでみたいなぁ
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きた? (ひよ)
2008-10-11 07:57:13
ぜひ、おすすめです!
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