「ハイスクール・フリート」に登場するアドミラルシュペーが完成しました!
詳細は続きをご覧ください。
ピットロードの「アドミラル・グラーフ・シュペー1939」を元に改造しています。
ただの色替えではなくて、マスト先端に追加したタカンのような分かりやすい変更から、
機銃の位置を数ミリずらすといった些細な変更まで盛り沢山です。
順番に各部を解説します。
まずは艦首。シュペー救出作戦後はここで食事会が開催されていました。
木甲板のモールドを埋めて鉄甲板にしています。(白と赤のあたり)
ただし滑り止めは手に負えないのでスルー。
アンカーチェーンは元々の突起を切除して
「スチールグレー超極細チェーン」で作り替えています。
写真だと判りづらくなってしまい申し訳ないのですがポールは0.3ミリ真鍮線で自作しています。
艦橋。
はいふり版独自の変更点が小さいながらも明確に表れる部分です。
艦橋上部の測距儀(で良いのかな?)には水上レーダーを、
マストにはタカンとUHFアンテナを追加しています。
艦橋前面の手旗信号台はプラ板やエッチング手すりの組み合わせで自作しました。
1937年仕様のキットがあれば自作の必要は無いのですが
本作の製作時点では入手不可能だったので自作しかありませんでした。
その下の文字が書かれたプレートは
白い塗料を面相筆でチョンチョンと乗せて雰囲気だけは再現しました。
本作の見せ場である白黒ライン(バルチックスキーム)です。
白→黒→グレーの順にマスキングして塗装しています。
艦橋の四角錘など根幹となるパーツを先に塗り分けラインの流れを決定し、
その後、ベランダみたいな派生したパーツを塗って、塗装後に接着しています。
手すりにもエナメル塗料の筆塗りで白黒ラインを入れています。
しかし実際のところアニメだと入っているかどうか不明瞭です。
なので今回は、真横から見たときに手すりも含めて白黒ラインが一致したら
模型的には面白いだろうと考えて、ラインを入れることにしました。
中央部分。
艦載艇の配置は一部アニメに合わせて変更しています。
煙突基部の横にある構造物もアニメを参考に一部自作しています。
煙突や連装高角砲、艦載艇が乗ってる甲板は
艦首と同様に木甲板のモールドを埋めて鉄甲板にしています。
空中線やクレーン&係船桁のケーブルはメタルリギング0.1号です。
係船桁自体もプラ棒で自作しています。
史実だとカタパルトになっている部分には艇架らしきパーツを自作しました。
ここもアニメだとはっきり映らず、本作の製作時点では明確な資料も無かったので、
おそらくこんな感じだろうと推測して作っています。
艦尾。ここでマッチが無双していました。
右舷のラッタル横にある謎の円筒やダビットはプラ材で自作しました。
ダビットはアニメ第2話では存在するものの第9話では存在しません。
ただ、第9話の作戦会議でミーちゃんが映していた図面だとダビットが存在するので、
それが本来の状態なのだろうと推測して取りつけました。
魚雷発射管にはスライド金型を駆使した精密なディテールが施されていたのですが、
全部そぎ落としてツルツルにしました。
本当にツルツルにしていいのかと判断に迷いましたが、
マッチ無双のシーンで魚雷発射管がアップになってもツルツルだったので、
はいふり版はそういうものなのだと解釈してアニメに合わせました。
これまで製作したさるしま、晴風と並べます。
さるしま→晴風→シュペーと続けて製作して
少しずつでも完成度は高くなっていているかなと思います。
シュペーでは前2作よりもディテールアップに踏み込んで変化もつけてみました。
もちろん「ディテールの密度が高い=完成度が高い」では無いので
改善の余地は多いにあります。
ともあれ、「ハイスクール・フリート」が教えてくれた艦船の魅力は
まだまだ満喫していたいので、今後も新たな艦を作っていければと考えています。
それでは最後に、はいふりカメラでミーちゃんと記念撮影です。
■カラーレシピ
・船体グレー:晴風船体色+#307グレーFS36320
・識別帯・艦首ホワイト:グレートーン4
・識別帯・煙突ブラック:ウイノーブラック+グレートーン1(ほぼウイノーブラック)
・艦首・艦尾・フェアリーダー・ボラードブラック:識別帯・煙突ブラック+グレートーン1
・ホーサーリールブラック:艦首・艦尾ブラック+グレートーン1
・艦首レッド:ハーマンレッド+あずき色
・甲板ブラウン:RLM79サンドイエロー →エナメルレッドブラウンとダークイエローの混色で明暗を塗り分け
・内火艇・長官艇ブラウン:マホガニー+RLM79サンドイエロー
・カッターブラウン:内火艇・長官艇ブラウン+RLM79サンドイエロー
・窓:エナメルジャーマングレー
スミ入れ(すべてエナメル)
・グレーの箇所:ジャーマングレー+ブラック
・ホワイトの箇所:ダークグレー+ホワイト+レッドブラウン少量
■使用ディテールアップパーツ
・ピットロード 3本手すりレール
・ピットロード ラッタル
・ピットロード 新WW2 日本海軍艦船装備セット5(連装機銃の砲身)
・ピットロード ドイツ海軍艦船装備セット(11.5m長官艇)
・ハセガワ モデリングメッシュ22正方形M(煙突内部のメッシュ)
・ライオンロア WW2 ドイツ海軍 ラッタル
・KA Models 日本海軍艦艇用手摺/艦橋窓枠セット(手旗信号台と探照灯台座先端の手すり)
詳細は続きをご覧ください。
ピットロードの「アドミラル・グラーフ・シュペー1939」を元に改造しています。
ただの色替えではなくて、マスト先端に追加したタカンのような分かりやすい変更から、
機銃の位置を数ミリずらすといった些細な変更まで盛り沢山です。
順番に各部を解説します。
まずは艦首。シュペー救出作戦後はここで食事会が開催されていました。
木甲板のモールドを埋めて鉄甲板にしています。(白と赤のあたり)
ただし滑り止めは手に負えないのでスルー。
アンカーチェーンは元々の突起を切除して
「スチールグレー超極細チェーン」で作り替えています。
写真だと判りづらくなってしまい申し訳ないのですがポールは0.3ミリ真鍮線で自作しています。
艦橋。
はいふり版独自の変更点が小さいながらも明確に表れる部分です。
艦橋上部の測距儀(で良いのかな?)には水上レーダーを、
マストにはタカンとUHFアンテナを追加しています。
艦橋前面の手旗信号台はプラ板やエッチング手すりの組み合わせで自作しました。
1937年仕様のキットがあれば自作の必要は無いのですが
本作の製作時点では入手不可能だったので自作しかありませんでした。
その下の文字が書かれたプレートは
白い塗料を面相筆でチョンチョンと乗せて雰囲気だけは再現しました。
本作の見せ場である白黒ライン(バルチックスキーム)です。
白→黒→グレーの順にマスキングして塗装しています。
艦橋の四角錘など根幹となるパーツを先に塗り分けラインの流れを決定し、
その後、ベランダみたいな派生したパーツを塗って、塗装後に接着しています。
手すりにもエナメル塗料の筆塗りで白黒ラインを入れています。
しかし実際のところアニメだと入っているかどうか不明瞭です。
なので今回は、真横から見たときに手すりも含めて白黒ラインが一致したら
模型的には面白いだろうと考えて、ラインを入れることにしました。
中央部分。
艦載艇の配置は一部アニメに合わせて変更しています。
煙突基部の横にある構造物もアニメを参考に一部自作しています。
煙突や連装高角砲、艦載艇が乗ってる甲板は
艦首と同様に木甲板のモールドを埋めて鉄甲板にしています。
空中線やクレーン&係船桁のケーブルはメタルリギング0.1号です。
係船桁自体もプラ棒で自作しています。
史実だとカタパルトになっている部分には艇架らしきパーツを自作しました。
ここもアニメだとはっきり映らず、本作の製作時点では明確な資料も無かったので、
おそらくこんな感じだろうと推測して作っています。
艦尾。ここでマッチが無双していました。
右舷のラッタル横にある謎の円筒やダビットはプラ材で自作しました。
ダビットはアニメ第2話では存在するものの第9話では存在しません。
ただ、第9話の作戦会議でミーちゃんが映していた図面だとダビットが存在するので、
それが本来の状態なのだろうと推測して取りつけました。
魚雷発射管にはスライド金型を駆使した精密なディテールが施されていたのですが、
全部そぎ落としてツルツルにしました。
本当にツルツルにしていいのかと判断に迷いましたが、
マッチ無双のシーンで魚雷発射管がアップになってもツルツルだったので、
はいふり版はそういうものなのだと解釈してアニメに合わせました。
これまで製作したさるしま、晴風と並べます。
さるしま→晴風→シュペーと続けて製作して
少しずつでも完成度は高くなっていているかなと思います。
シュペーでは前2作よりもディテールアップに踏み込んで変化もつけてみました。
もちろん「ディテールの密度が高い=完成度が高い」では無いので
改善の余地は多いにあります。
ともあれ、「ハイスクール・フリート」が教えてくれた艦船の魅力は
まだまだ満喫していたいので、今後も新たな艦を作っていければと考えています。
それでは最後に、はいふりカメラでミーちゃんと記念撮影です。
■カラーレシピ
・船体グレー:晴風船体色+#307グレーFS36320
・識別帯・艦首ホワイト:グレートーン4
・識別帯・煙突ブラック:ウイノーブラック+グレートーン1(ほぼウイノーブラック)
・艦首・艦尾・フェアリーダー・ボラードブラック:識別帯・煙突ブラック+グレートーン1
・ホーサーリールブラック:艦首・艦尾ブラック+グレートーン1
・艦首レッド:ハーマンレッド+あずき色
・甲板ブラウン:RLM79サンドイエロー →エナメルレッドブラウンとダークイエローの混色で明暗を塗り分け
・内火艇・長官艇ブラウン:マホガニー+RLM79サンドイエロー
・カッターブラウン:内火艇・長官艇ブラウン+RLM79サンドイエロー
・窓:エナメルジャーマングレー
スミ入れ(すべてエナメル)
・グレーの箇所:ジャーマングレー+ブラック
・ホワイトの箇所:ダークグレー+ホワイト+レッドブラウン少量
■使用ディテールアップパーツ
・ピットロード 3本手すりレール
・ピットロード ラッタル
・ピットロード 新WW2 日本海軍艦船装備セット5(連装機銃の砲身)
・ピットロード ドイツ海軍艦船装備セット(11.5m長官艇)
・ハセガワ モデリングメッシュ22正方形M(煙突内部のメッシュ)
・ライオンロア WW2 ドイツ海軍 ラッタル
・KA Models 日本海軍艦艇用手摺/艦橋窓枠セット(手旗信号台と探照灯台座先端の手すり)