有料放送、加入者の増勢「踊り場」に 年明け以降、減速鮮明

2009年04月19日 15時58分12秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=AS1D140B6%2014042009

利用者が堅調に伸びていた衛星放送やCATVなど有料放送サービスが年明け以降、踊り場を迎えている。BSのWOWOWは3月まで累計加入件数が3カ月連続で減少。好調だったジュピターテレコム(JCOM)も1月に加入世帯を減らし、頭打ちとなっている。不況による節約志向の強まりや、通信会社系サービスとの競争激化が主因とみられる。WOWOWが既存ユーザーの長期継続を促す仕組みを検討するなど、各社が防御に動いている。
 世帯普及率が約20%の有料放送のうち、BSのWOWOWは3月の累計加入件数が247万5977件と前月に比べ2424件減少。年明け以降3カ月連続のマイナスとなった。これは、4カ月連続で前月を割り込んだ2007年7月以来。JCOMも1月にCATV加入世帯がわずかに減少。2月に持ち直したが、3月は再び減少に転じる公算。同業のCATV会社の買収で成長してきただけに、年明け以降の減速が鮮明だ。

放送番組のネット配信ルール作り前進 業界団体、5月にも新機構

2009年04月19日 15時56分46秒 | ニュース
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AS1D140AS%2014042009

インターネットを通じたテレビ番組の配信を拡大するため、著作権を持つ番組出演者らによるルール作りが前進し始めた。「日本音楽事業者協会(音事協)」など芸能3団体は5月にも、新たな機構を設立。著作権料収入の配分方法などを決めたうえで、2010年春にも新機構がネット事業会社からの配信許可申請を一元的に処理する仕組みを導入する。実現すれば、映像のネット流通に追い風になる。
 芸能プロダクションなどを組織する主力団体、音事協と「音楽制作者連盟」、俳優らで組織する「日本芸能実演家団体協議会」の3団体が立ち上げるのは「映像コンテンツ権利処理機構(仮称)」。所属するタレントらが出演するテレビ番組のネット配信で、許可申請を受け付ける統一窓口となる予定だ。
[2009年4月15日/日本経済新聞 朝刊]

BSデジタル放送の接触率、2009年2月は四つの時間帯すべてで増加

2009年04月19日 15時53分24秒 | ニュース
http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20090415/328502/?ml

2009年4月15日
 民放キー局系のBSデジタル放送事業者5社は2009年4月13日、2009年2月の「BSパワー調査」(BSデジタル放送の接触率調査)の結果を発表した。
 5社合計のゴールデンタイム(午後7~10時)の接触率は9.3%で、前回調査(2008年12月に実施)の実績に比べ0.7ポイント増加した。プライムタイム(午後7~11時)の接触率は合計9%(前回比0.8ポイント増),午後7時から翌日午前零時の接触率は合計7.7%(同0.5ポイント増)、午前6時から翌日午前零時は合計4.3%(同0.2ポイント増)だった。週平均で最も接触率が高かったのは午後8時台である。同時間帯の接触率は合計で10.8%だった。
 今回の調査は2009年2月16日~2月22日に行った。B-CASカードのユーザー登録世帯から無作為抽出した849世帯を対象にした。
(長谷川 博=日経ニューメディア)