横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

今日は十六夜、見上げてごらん空の月

2013-09-20 | 日常茶話
昨日は満月の中秋の名月でした。

買い物帰りタバコ屋さんの店先からおじさんが出て来て、空を見上げながらひとりごと。
「十五夜はまだかな?」

この店の前の道路は緩やかにカーブしていて建物も多く、この時間帯だとこの店先からは見えないかもしれない…

と思いながらすこし歩くとバス停の先の視界がひらけて

どーーーん!


思わず引き返しちゃった、
「おじさん。十五夜出てるよー!!」

「あーアッチか。このこの時間だとまだ低いからな。もうちっとしたらちょうど二階からみえるぞ。ありがとよ。」
おじさんは自宅の二階の物干に、ススキとお団子お供えしてあるんだって。
この時期は近所のW山(実際は丘)に毎年ススキを刈りに行くのが慣らい、ところが今年まだススキが穂を垂れてない!
夏が長くて、暑かったもんね。
「まー、十三夜(10月の満月)には間にあうだろよ。」

今年の中秋の名月はまさにまん丸お月様なんだそうです。
そして例年になく、月見日和の澄んだ秋空が続いています。

きれいね。
そして、今夜の月は十六夜(いざよい)
まだ楽しみたい人は十七夜ってのもあるらしいです。

来月の満月が十三夜。
満月を愛でる習慣はアジア各地にあります。
中国のお菓子月餅は、本来は月見の頃だけ作られるもの。
日本の月見団子にあたります。
でも、
十三夜のお月見は日本だけの習慣なんだよ。
それは、日本の秋は月がきれいに見えるから。
十五夜の月と十三夜のお月様は両方見ないと片見月と言って縁起がよくないとも。
これは、遊郭からのトレンドだった模様。
贔屓の花魁に「縁起が悪うござんす。」と言われりゃ、
9月の十五夜に誘われたお客は、10月十三夜にも通うのが粋じゃありませんか。

季節感豊かな日本語は、お月様の呼び方も様々。

月見関係だけでも、こんなにたくさん。
宵待ち、十五夜、十六夜……十三夜、ちなみに最後は十日夜(11月の満月)だって。
知らなかった!!

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