横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

春の一角

2017-03-14 | 日常茶話
冬木立の中にほんのり明るい一角がありました。


早咲の桜を寒(緋)桜といい、近年では河津桜が有名です。

ほんのり桃色のソメイヨシノに比べると、赤みの強い花びら、ふさになって咲くのが特徴。

公園にあるこの桜たちを、近所の人たちは

「オカメ桜」と呼んでいます。

寒緋桜と豆桜の交配種を『オカメ桜』。
何でもイギリス人の桜マニア、イングラムさんという方が作った品種。

下を向いて咲く濃いピンク色の可愛い花が特徴です。
オカメ桜、学名もPrunus incamp cv. Okame。

こんな可愛い花に、よりによって何で??

オカメ、おたふくというとあの下ぶくれの白い顔。
おちょぼ口で鼻ぺちゃタレ目。のコミカルなキャラクター

本来は、
「美人」を意味してたようです。
時代が下がるにつれて、醜女、あるいはヒロインを引き立てる三枚目に。
にもかかわらず
能や神楽ではヒョットコと並ぶ人気の役所で、ベテランの舞踏家が演じます。
厄を払い福を呼ぶ面相として庶民に愛されてきました。
時代のアイコン。
そんな頃に日本を訪れた外国人は、
Okame =日本美人=小柄で控えめ。
と翻訳して、それが踏襲されたのかもしれません。


濃すぎず薄すぎないピンク色の花房が
桜の女王、ソメイヨシノの季節まで

みんなの目を楽しませてくれる何とも可愛らしい寒桜です。


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