横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

わんこを迎えに焼津まで。番外(保護犬を迎えるということ)

2017-01-08 | わんことにゃんこ
前回のお話「わんこを迎えに焼津まで。その3(ウェルカムto横浜)」はこちら


保護犬(猫)の譲渡には
受け入れ先に一定の条件が設けられています。
平たく言えば、犬猫がほんとうに飼える環境かどうか
確認されるのです。
これは申し込み時のアンケートと
担当者との面接で判断されますがさらに
トライアル期間というものがあります。

里親とわんこの相性を実際に見るためのお試し期間で、
初めて受け入れる家族にとってもわんこにとっても
お互いを知るために必要な良い制度だと思います。

善意で引き取ったのはいいけれど、
その後トラブルになってしまうケース。
例えば
家族の一部だけが盛り上がっていて、
実際に世話をすると当てにされていた人にはその気が全くなかった、とか、
子どもにアレルギーが出た、
赤ちゃんが生まれたので飼うのをやめる、
近所から苦情が来た、
急に引越しが決まった、
長期間留守にするのでその間面倒は見ることができない(ので返したい)
ちっとも懐かない、
やっぱり別の犬種がいい、
意外とめんどう…
などなど。

今回、チーム柴犬の皆さんと話し合い、
特にトライアルは申し込みませんでしたが,

人間も動物も不幸な結果にならないための防波堤として、
トライアル制度はあった方が良いと思います。

新しい家族を受け入れるのに一番大事なのは
お互いがハッピーになるために協力しあえるか、でしょう。
それが困難なら、その相手が犬でも猫でも、いや人間であっても
不幸な結果にしかなりません。
原則保護犬は販売対象ではないので費用は実費のみです。
避妊手術費が義務付けられている場合はその費用も里親が負担します。
ところがこの金額が通常ペットショップでの料金より安いから、
という理由で引き取りを申し出る人がいるそうです。

対象が生き物でなかったとして、
安く安易に手に入れたものを果たしてどれだけの人が大事にできるでしょうか。
もし紛失したとして必死に探すでしょうか。
非常時に肌も離さず持ち出そうとするでしょうか。

中には更に繁殖転売して儲けようという業者、あるいは自分の虐待願望を満たす目的の異常性格者が、
里親を装って各地の保護団体に接触してくる場合も少なくないと聞きます。

命を預かることに対して、人はもう少し謙虚になってもいいのではないかと強く思うのは
こういう時です。

『好ましくない環境で繁殖させられてきた犬たちですので、治療や特別なケアを要する子もいます。
これまで十分受けられなかった分まで、愛情を注いでくださる方を希望します。』
チーム柴犬さんの保護犬里親募集の冒頭にある言葉です。

保護犬を引き取るについて、
今回、縁があって、焼津ワンニャンの会、チーム柴犬さんから家族を迎えることができました。

保護犬(猫)はたくさんいるのに一頭だけ引き取ったくらいじゃ何も変わらない、
と思われるかもしれません。
でも、一頭だけでも家族にしようと考える人や環境が一つずつでも増えれば
今よりもっとわんこやニャンコ達と共存しやすくなるはずです。

保護当初9月の萩子(Nさん撮影)


11月の萩子


12月の萩子


今月の萩子


この話題はひとまずここまで。


「わんこを迎えに焼津まで。その1」は、こちら。

「わんこを迎えに焼津まで。その2(レスキュー編)」はこちら

「わんこを迎えに焼津まで。その3(ウェルカムto横浜)」はこちら

チーム柴犬(柴犬緊急レスキューin静岡)はこちら。