SERVEL FIVE ~これからの街“ふじみ野”で働く社長~

『株式会社ケーズワイ』&『居酒屋煮こにこ』の代表土屋がお届けする、仕事や趣味話などを勝手気ままにお届けするブログです

村田と清水 明暗を分けた試合

2019-07-14 06:38:31 | ボクシング/格闘技
WBA世界ミドル級タイトルマッチ。

村田にとってはダイレクトリマッチとなる一戦。

王者のブラントは初防衛を果たし、今回は2度目の防衛戦だった。



前戦は村田の手数が少ないということもあったが、

ブラントのスピードと手数に圧倒され、ほぼ完敗といっていい内容だった。


・・・・・・



この再戦を個人的には、

『正直厳しいだろう』と感じていた。


村田のスタイルにとって一番やりにくい相手だっただろうし、

ブラントにとっては、

やり易い相手だと感じたからだ。


だが、

判定など考えないで1ラウンドから攻め立てた。

いや、

正確にはブラントから攻め立てた。


応戦する形からスタートしたが、

村田にとっては好都合だったのかもしれない。


・・・・・・



ーーーー王者はなぜ初回から攻め立てたのか?


恐らくだがこちらの見た目以上に、

前戦では大きな圧力を感じていたのではないか?


前半、強いパンチを当てて村田の手数を減らし、

中盤からスピードを上げたパンチを散らし、村田のスタミナを奪う。

タイミングよければ後半のTKOもしくは、大差の判定勝ちを作戦としていたのかもしれない。


とにかくこの日は村田が主役であったということ。



心から感動した。




・・・・・・



同じくオリンピックメダリストの清水選手。


『チャンスを広げるために上の階級でも』

とインタビューに答えていた。


確かにフェザー級や、Sフェザー級は層が厚い。

なかなかチャンスも巡ってこないだろう。


だが、

この日の試合を見る限り、上のクラスだと厳しいように感じる。



清水選手はなんか不思議で、

スピードが有るわけでもなく、パンチも重そうじゃないのだけれども、

バタバタと倒すボクシングをしていた。


この試合まで

『8戦8勝8KO』

と戦績から見ても

倒し屋ぶりがうかがえる。



だが、

フェザー級で通用した強打も上だと通用しない。

自らは効かないはずのジャブが効いてしまう。

1Rでは右ジャブで倒されていた。



本人は

『身体が思うように動かなかった』

と敗戦のインタビューで語っていたが、

もしかしたら調整の失敗もあったのかもしれない。



ネットニュースのコメント欄には、

『負けるならこんな負けかただろう』とか、

辛辣なコメントが多かったが、

僕はそうは思わない。



・・・・・



メダリスト二人が明暗を分けた夜。


僕は、

煮こにこの常連さんと、

テレビ観戦していた。



「清水ってホント可哀想だよ…」



清水が久しぶりにボクシングでメダルを獲得し、

ニュースなどに取り上げられ話題となった…


が、


すぐに村田が金メダルを獲得してしまう。


やはり銅メダルと金メダルだと世間の評価も違ってくる。


クールでハンサムな村田と、

ひょうきんでお笑い担当の清水といった感じ。


やはり、

プロに転向して話題が大きいのは村田だった。

多くのスポンサーがつき、

層の厚いミドル級でも世界戦が組まれた。




『向日葵と月見草』



先日、

野村監督が長嶋監督へ充てた手紙にあった一節を思い出した。


果たして清水選手は月見草なのだろうか?


同じメダリスト同士、

この日の明暗を分けただけなのか、

それとも今後の更なる二人の明暗を分けたのか?



今は誰も知らない。



ストップされたラウンドは、

自ら背中を向き、ギブアップの意思表示をするくらいだった。

それでもレフリーは止めてくれず、

結果、余計な1打を喰らい倒されてしまった。




今は身体をゆっくり休めてほしい。



お疲れ様。




さて、

今日は亀田選手の世界戦。

新宿まで行ってきます!






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