昨年に比べて遅かった。
自然相手なのだから毎年同じなんて事はあり得ないのだが、
それでも待ち焦がれていたターゲット。
それは
「ワラサ」だ。
2日前から劇的に釣れ始めていて、
妄想は膨れ上がり脳内ではすでに爆釣していた。
シーズン突入となると車が止める事が出来ないほど、
松輪・剣崎周辺の船宿に釣り人が集まる。
そんな理由から地元を24時に出発した。
仕事がバタバタしていて片付いたのが20時頃。
そのまま急いで「煮こにこ」へ出勤。
この日は暇のようならすぐに帰宅し、釣りの準備に取り掛かる予定だったのだが、
嬉しい誤算と言うべきか、
こういう日に限ってフル満卓(笑)
さすがにママさん1人に任せるわけにもいかず、
少し落ち着いた22時までお仕事することに・・・
『じゃあ、行って来るよ~』
と、常連さんに挨拶を済ませて足早に帰宅すると、
次男坊が僕の帰りを首をなが~くして待っていた。
『お父さん、YOUTUBEに動画アップして!』となにやら慌てている。
まだ告知は禁止されているので詳細は書けないが、
とある番組にKAZUYAの出演が決まり、
その為の動画を数本アップしなければならなかったのだ。
しかし、自宅のPCだと上手くいかず、
会社までPC周辺機器を取りに行く羽目になってしまった。
時計を見るとすでに23時を廻っていた。
超特急でシャワーを浴び、
必要であろう荷物をガサツにフィッシングバッグに詰め込む。
『こういう時って忘れ物するんだよな・・・』
そんなこと思いながら仕度を済ませてO氏とTマンをピックアップ。
そのまま集合場所へ向かう予定だったのだが、
やはり大事なものを忘れていた。
急いで取りに戻り、集合場所に着いたときは約束の時間ギリギリだった。
途中、いつもの「すき家」で腹ごしらえして、
松輪港に無事到着。
早目に出発したお陰で無事に車も停められ、
出港時間まで仮眠を取ることもできた。
しらじらと夜が明け、
朝を迎えると同時に出港。
どこからともなく船が集まり、やがて大船団となる。
シーズン真っ只中、
魚の群れを追いかける釣りとは海上で自分たちも群れになる。
この日の為に電動リールを新調したY。
レインウェアも新調したようだ。
購入した電動リールはDAIWA『シーボーグ300JL』
左ハンドルに拘って購入を決めたそうだ。
いつも思うのだがYは職業柄の影響かチョイスする物のセンスが抜群。
なんだかんだ言って、
ママさんに内緒で僕も購入しちゃった。
シーボーグまで手が届かなかったが、
DAIWA『15レオブリッツ300J』を購入。
僕の決め手はジョグダイヤル。
しかし、
覚える機能が多すぎて、この日のデビューは控えておいた。
昨年はワラサの予定がワカシだったO氏はリベンジに燃えている。
しかもロッドキーパーを自作してきたというではないか。
若干の改良点は必要らしいが、概ね快適に使用できたとの事。
こういう釣りの楽しみ方もあるよね。
釣り方はシンプルそのもの。
船団の中でひたすら指示棚でコマセを撒く。
あとは誘って魚が掛かったらゴリ巻きゴリ巻き。
釣りしながらふと思ったんだけど、
船団の中心で釣りするか、外側で釣りするかで釣果に差が出るのか?
この日は仕立て船だったのでオマツリしても仲間内なので安心。
一発目に掛けたのはTマンだった。
『今までの中で一番引いた』という会心の一本。
続けざまにヒットしたのは我が師匠のMさん。
この日は人数も少なかったので軟らかめのロッドで楽しんでいたようだ。
我がライバルのナオキはこの日も好調。
取り込む寸前でバラシたのは勿体無かったが、
この日も竿頭だった。
『いや~デカくてクーラーに入んないよ~』
ん?
少し嫌味に聞こえたのは気のせいか!?(笑)
僕はシャクれどシャクれどアタリなし。
丁寧に棚取り誘い入れてもアタリなし。
出港前は希望に満ち溢れていたはずだ。
しかし3時間後にはクタクタな姿に変わっていた。
釣れた3人以外(Y、O氏、僕)はこんな感じ。
丸々した美味しそうな『ヒラソウダ』のみ。
ワラサを想定したタックルだから魚の引きは楽しめない。
ライトタックルならばね・・・
いや~
簡単に考えている時ほどボウズ喰らうな~(汗)
ワラサ終わったらヒメマスにシフトチェンジして、
年末に2度ほどカワハギ釣って納竿かな?
なんて思っていたけど、こりゃリベンジしないと気が済まん!
ちなみに、
クーラーに入らなくて困っていたナオキはどうしたかというと、
(笑)
頭イイね!