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47(ヨナ)抜き音階

2011-11-23 00:01:29 | 作詞・作曲

 昨夏から作詞・作曲のセミナーなどで教えて頂いている野口義修先生が、宅録の音楽情報月刊誌『SOUND DESIGNER』12月号に連載されているコラム「3分でわかる名曲のヒミツ」で、47(ヨナ)抜き音階のことを多面的に面白く解説されています。
 47(ヨナ)抜き音階はドレミファソラシの中で4番目(ファ)と7番目(シ)を除く、ドレミソラの5音階(ペンタトニック)を使い曲づくりをすることで、世界中の民謡そしてポピュラーミュージックなどで数多く見られます。スコットランド民謡の『蛍の光』や独特の旋律が印象的なクラシックのドボルザーク『新世界より』、また童謡『赤とんぼ』に演歌の『北国の春』まで幅広い曲が作られています。(『とびきりおいしい作曲レシピ』参照)
 ミとファの間そしてシとドの間の半音という微妙な音程の響きを避けて、逆にミとソの間そしてラとドの間に大きな隔たりを持つこの音階の構成が開放感のようなものを醸し出すのでしょうか。
 コラムではこの47(ヨナ)抜きペンタトニックを「太陽の音階」としてその音階の持つ明るさに注目し、田中星児さんが歌って大ヒットさせた『ビューティフル・サンデー』を懐かしく採り上げています。太陽→お日様→日→日曜日→サンデーという野口先生お得意のシャレですが、C→F→G→Cのいわゆる3音(トライアド)の循環コードを使いながら、高いミの音をAメロ・サビに連発するハイテンションで底抜けに明るいメロディーが続きます。
 ところで47(ヨナ)抜きペンタトニックはピアノの黒鍵の5音を弾くとその音階になりますので、適当に黒鍵を使って弾きながらメロディーを紬ぎ出すのも面白いかも知れません。
 そして一方では47(ヨナ)抜きペンタトニックは『戦場のメリークリスマス』のように、しっとりしたエキゾチックなメロディーも奏でられることも興味深く魅力が尽きません。

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