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荒木とよひささん

2009-07-25 00:56:55 | 作詞・作曲

 先日、選挙予報の大きな見出しにつられて買った夕刊フジのコラムに、作詞家の荒木とよひささんの健康に関する生活感想が綴られ、合わせて著名な作詞家自らの興味深い作詞法も掲載されていました。
 荒木とよひささんと言えば先ず『四季の歌』が浮かびますが、この作詞・曲された歌は学生時代からの持病で長期入院され絶望的な心境の中で作られたもので、看護婦さん達のクチコミを通じて広がったということを初めて知りました。僕らは芹洋子さんの温かみのある澄み切った歌唱で憶えましたが、今では小学校の音楽の時間に歌われているようです。
 それ以来、主に作詞家として45年間で4,000曲を発表されています。先日惜しまれつつ亡くなられた作曲家三木たかしさんとのコンビで作られた、テレサテンさんの心に沁みる数々の名曲は特に有名です。
 午前9時から午後5時までをきっちり仕事に当て、作詞は「映画のシナリオのように、人物とシチュエーションを設定しながら、微妙な計算を交えて書く」と応えています。最近のポピュラーソングで多い、私小説のような親和しやすいダイレクトな心情の書き連ねとは、また違ったプロの作詞法を見たような思いです。
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四季の歌  作詞・曲 : 荒木とよひさ
春を愛する人は 心清き人 すみれの花のような ぼくの友だち
夏を愛する人は 心強き人 岩をくだく波のような ぼくの父親
秋を愛する人は 心深き人 愛を語るハイネのような ぼくの恋人
冬を愛する人は 心広き人 根雪をとかす大地のような ぼくの母親
(Wikipediaによりますと、「この曲には5番の歌詞が存在するが、ほとんどの場合5番に当たるところはラララで表現することが多い。」ということです)

【追記】「ヴァーチャルうたごえ喫茶」に『四季の歌』の5番の歌詞が紹介されていました。

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