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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

桜はスローダウン

2009-04-02 00:26:10 | 千里山花物語り

 千里山の桜もこのところの冷え込みでスローダウンしていますが、それでもやはりゆっくりと開花率は上がっているようで、少しずつ白い華やかさが雪洞に浮かぶようになりました。千里山団地の桜坂にも例年通りの灯りが取り付けられ、花盛りの本番を今や遅しと待っています。
 千里山駅周辺まちづくり懇談会の『Machi Com 通信』No.4号が配布されています。それを見ますと平成21年度からはいよいよ千里山団地や駅周辺の再開発の工事が始まる予定です。そうなれば周回道路の沿線の桜はどう変わってしまうのか分かりません。今年は見慣れた千里山春の風景の最後の姿となるのでしょうか‥‥。
 先日桜坂の舗装工事が行われていました。もしかすればこの辺りは残されるということなのか、そうあって欲しいと願いたいものです。そのような事情を知っているのか、名残を惜しむようになかなか千里山の桜は開花しないのだと想います。

ちょっとシャッターを

2009-03-24 08:53:10 | 千里山花物語り

 桜の開花が始まるかなと思った矢先に今週は寒さが戻ってきた感じです。そんな中で春の花は桜だけではないという光景が先日見られましたので思わずシャッターを押しました。
 思わずシャッターを押したのは僕ですが、その撮影画面では自転車に乗った女性が千里山団地の土手に生えている小さな野の花に向かって“思わずシャッター”を押しています。日頃歩いていてもそんな小さな野草に目をやることなどは少ないと思いますが、ましてやこの女性は自転車の上から見つけてわざわざ停車し撮影をしています。
 余程の注意力かもしくは綺麗な花が咲いているのかと想像し、興味を惹かれたので後で僕もその野の花を見に行ってみました。名前は分かりませんが桔梗に似た薄青色の可憐な花で、何かこの微笑ましい自転車の女性のイメージと重なりました。

桜の開花2009 in 千里山

2009-03-20 00:02:46 | 千里山花物語り

 このところ陽気が続き桜の蕾も俄に膨らんできていると思っていたら、今日千里山団地の周回道路沿いの桜の高い枝先に一輪咲いているのを見つけました。この調子では大阪は週末にも花見ができる状態になってしまうのではないでしょうか。
 また地球の温暖化がこのままに進むと、現在より20日くらい平均の開花日が早まるという予想も聞かれます。暖かくなるのはそれは有り難いのですが、開花を待っている気持ちの時が一番楽しく感じられます。開花も早まれば散ってしまうまでの期間も少し短くなるように想われます。
 以前の記事で団地内の桜坂の舗装工事の様子をお伝えしましたが、まだ黒いアスファルト路面に薄桃色の花びらが散り敷く様はとても美しく映えると想われ、今からしっかり一眼レフででも撮影してみようかと考えています。

菜の花のからし和え

2009-02-01 09:56:54 | 千里山花物語り

 この時期になると細やかな楽しみにしているのは、スーパーの惣菜コーナーに菜の花のからし和えが並ぶことです。菜の花という言葉の響きが春近い感じがして良いのも理由ですが、何よりもその爽やかな香りやシャキッとした歯応えが心地良いからです。またほうれん草のような年中栽培野菜とは違う季節感が味わえるのも魅力なのでしょう。
 ただ今はまだ出初めということで、1パック平均で少し高めの200円近い値段ですので、どうしても横に並べられた平均150円位のほうれん草の和え物に手が伸びてしまいます。ほうれん草はさすがに定番野菜という安定した値段で提供されていて、毎日の健康づくりのためにも有り難い緑黄色野菜ですが、それとは反対に季節野菜はそのものも加工物も値段が変わってくるのが面白いところです。旬の秋刀魚や西瓜のように、どの時点で食べられるかということが、その人の経済レベル(大袈裟?)を感じさせてくれるように思います。
 このところ雨や曇りがちな天気も多いですが、比較的暖かい日が続いているようです。今日からはもう2月で春はもうすぐということで、千里山でも菜の花や庭の梅木が咲き始めています。

花梨 (かりん)

2008-12-28 09:51:11 | 千里山花物語り

 千里山のレッチワースロード沿いにある仕出し料理食堂「魚伊」にお昼定食を食べに行き、定位置のカウンター左端に座ると仄かに良い匂いがしてきました。目の前にレモンのような色の果実が盛られていたので、思わず手に取り鼻を近づけますと何とも言えない芳香を放っています。林檎のようでいてもっと甘い、自然の創り出す魅惑的な香りです。
 カウンター内で寿司を握っていた「しんちゃん」が「花梨(かりん)だよ。岡田食堂の横にある植木から道に落ちてたのを拾った。」と教えてくれました。盆栽に小さな果実が生っているものは見たことがあり、また木目の詰まった堅い良材としての花梨は知っていましたが、こんなに大きな果実が生るものだとは初耳です。
「食べられるんですか?」
「堅くって無理! カラスも食べないくらいよ。」
「こんなに良い香りなのに‥‥」と、僕はしばらくその香りを嗅ぎ続けていました。
 帰りに回り道して岡田食堂の横にある木を見上げると、高いところに幾つかまだ残っていましたが、下に落ちているのは見当たりませんでした。今度「魚伊」に行った時に是非一つ貰う積もりです(それ程に良い香りでした)。

朽ち葉

2008-12-09 21:52:18 | 千里山花物語り

 千里山団地の桜並木ももうすっかかり葉が落ちて、細枝ばかりの寒々しい姿になってしまいました。本格的に冬の到来を感じる今日この頃です(と言いつつ、明日から2日間はポカポカ陽気になるという予報ですが)。
 アスファルト舗装の上に積もっていた落ち葉もすっかり処理されますが、今日駅のホームの端にある木立の下が朽ち葉で色づいているのを見ました。ほんの一部の場所ですが、雑木林の落ち葉のように自然なサイクルが感じられて良かったです。絵本『葉っぱのフレディー』が表現する生命の繋がりの教えは、単に生命を受け継ぐというものだけでなく、森羅万象の営みに当てはまることだと‥‥そんなことを思いました。
 一度向こう側の“ミニ雑木林”に行って、懐かしい朽ち葉の香りなどじっくり観察してみようと思います。

落ち葉の栞

2008-12-04 10:30:14 | 千里山花物語り

 12月に入り千里山のある関西ではもう紅葉という話題でもないと思うのですが、道端に残っていた桜の落ち葉をふと取り上げて本に挟んでいたら、思いのほか綺麗な栞となっていたのでこの頃読書中に使っています。完璧な形のものではなく虫の食った跡もあるものが、返って自然の感じがして何か落ち着いて良いものです。
 もうずいぶん昔のことですが、僕が大学浪人として故郷・徳島で無為と暇を持てあましていた時に、高校時代の友人が東大駒場の銀杏の木の葉を送ってくれたことがありました。当時その友人も医者を目差して東京の予備校に通っていたと思いますが、下宿先で散歩する途中に通りかかる東大駒場の銀杏の木の葉を拾い、同じく浪人の僕のことを思い出し励まそうと送ってくれたものでした。僕は将来の生き方や受験の方向性を決めかねていて、そうとう受験勉強の方もモチベーションも下がり怠けていたところで、そんな友人からの励ましの黄色い贈り物で俄に奮起するわけではないものの、孤独な中に僕を気に掛けてくれている友人の気持ちには嬉しく思ったものでした。
 綺麗に押し葉にされた銀杏は、やはりしばらく栞にして使っていたと記憶していますが、いつの間にか失われてしまいました。そのずっと後で同窓会で友人に会った時に、その銀杏の葉のことを話しましたが、彼も「そんなことも有ったね」と憶えてくれていたようです。その翌年また僕は受験に失敗し、そして友人も結局医者にはならなかったようです。

花見と紅葉

2008-11-25 09:05:32 | 千里山花物語り

 昨日はまた冷たい雨がしっとりと降る天気になりました。千里山の桜並木でも三連休の間掃き消されなかった落ち葉が、道の脇に吹きだまり綺麗な彩りを楽しませてくれています。桜は花見の時期よりも紅葉の方が、長い間街を美しく飾ってくれるように思います。
 写真と同じ場所で桜の花びらがやはり春雨に散り落ちて、下に停車しているオートバイに降り積もっているのをご紹介したことを想い出しました。黒いオートバイと薄ピンクの桜の花びらは対比的な美しさを感じますが、とても珍しいオレンジ色の自転車と桜の紅葉の調和的な彩りを面白くて思わず撮りました。期せずして両方共に雨模様のため、その落ち着いた色調が物思いを誘います。
 小春日和の天気はもちろん嬉しいものですが、晩秋の凍えるような日でも心のアンテナを色々と変えてみることで、季節の移ろいを丸ごと味わえるようになりたいと思います。それは様々な不安やストレスに押しつぶされそうで、孤独感に沈みがちな心の有り様にも同じことが言えるのではないでしょうか?

小春日和に

2008-11-22 10:39:07 | 千里山花物語り

 今日と明日の連休は全国的にもおだやかな小春日和となって、紅葉狩りなど秋の行楽に絶好とのことなので、散歩がてら街に出てみようと思い千里山駅に向かいました。このところ少し風邪気味なのと仕事とで食事以外には外出していませんでした。本来うろうろと彷徨うのが好きな方なのでストレスもやや溜まりがちです。
 千里山駅のホームで桜並木の紅葉を見ると、いつの間にかすでに半分くらい落葉しており、木の上の方は細枝が剥きだしの冬の風景を想わせます。眺めている途中にもハラハラと通り人の足元に葉が舞い落ちていきます。ホームの黒いアスファルトの上に小春陽を受けて、黄や紅色の落ち葉がより一層彩りよく輝いて見えるのは風情のあるものです。
 今夜は温かい鍋物でも食べようかと思います。秋から冬にかけての季節には食べ物が一段と美味しくなるような気がします。鮭なども脂ののった栄養たっぷりの姿で川に帰ってきたりします。そういう食材の理由もあると想いますが、やはり寒い季節に向かってその厳しい環境に耐えられる体力を付けようとするために、人も生き物としての本能で美味しいと感じられるように創られているのだと想います。自分の中にもある自然の営みを感じつつ、早く体調を整えて実りの秋を満喫したいものです。

もみじ便り

2008-11-18 07:59:31 | 千里山花物語り

 千里山の紅葉もだいぶ本格的になってきましたが、全国各地の紅葉便りもたくさん寄せられています。
 阪急沿線でも京都嵐山を始め有名所のもみじ狩り情報が、吹田駅の改札口近くのパネルで表示されていました。5段階の度合いで色着いたもみじの葉が付けられていく仕掛けです。僕が見た時にはまだ余り進んでいないようでしたが、現在ではほとんどの名所にもみじの葉が付いていることでしょう。
 桜の時期と並んでもみじ散策の情報は、阪急の沿線情報誌『TOKK』でも恒例のテーマとかっており、毎年その散策コース紹介や食事・甘味処などがたくさん掲載されています。今年はその他にも『紅葉ガイド』という小冊子も用意されて多くの美しい写真が見られます。
 今夜辺りから冬のような寒気が入ってくるという予報です。雨にはならない一週間のようですので週末は各地一番の見頃かと想われます。

カラスの食べ残し(柿)

2008-11-17 01:15:31 | 千里山花物語り

 千里山月が丘にある関西大学女子寮「ドミトリー千里山」の坂道に、桜並木にまじって柿の木が1本生えています。午後になりスーパーからの買い物帰りに通りかかると、カラスの一団が柿の木からパット飛び立ち、食べ残した柿の実が何個か落ちてきました。近づくと小さな実ですが美味しそうに色着いたものでした。中には啄み途中の実もあります。
 拾い上げて持ち帰り先ず啄まれたものから食べてみました。先端から3分の1ほどが既に食べられており、残された部分はヘタの方にいくにつれて少し渋みが感じられます。我慢できないほどではなかったので全部食べましたが、カラスが一番美味しい部分を啄んでいたのが良く分かりました。
 本来はこの手の渋柿は熟すまで待つか、干し柿にすることで渋味を抜くことになるのでしょうが、カラスは熟柿になるまでは待ってはくれません。あとの枝付きの2個はしばらく机上に飾り、甘く完熟するのを楽しみに置いておこうと思います。

故郷の柿の実

2008-10-26 11:00:26 | 千里山花物語り

 千里山団地の原付駐輪場の上を覆うように枝を広げた柿の木が、たくさんの実を付けて美味しそうに色着いています。比較的小粒の柿の実ですが、誰も手を伸ばし採って食べようという輩もいないようです。甘柿なのか渋くてそのままでは食べられないのか分かりません、誰かご存じでしょうか? 地元の秋の味を試してみたく思う今日この頃です。
 さて、先日岸和田に住む姪が泊まりに来る手土産に、故郷の徳島から送られてきたという柿を10個ほど持ってきてくれました。実家の敷地の周りには、柿の木の他にも夏みかんやキンカン・スダチなどの柑橘類や、無花果・グミ・ユスラウメなど多種の果樹が植えられており、母親が亡くなってからは兄が季節の果実を毎年姉の家族に送ってきます。それが僕の方にもお裾分けという形で巡ってくるということになっています。
 その他に新米が採れればもちろんのこと、最近兄がリタイアしてからは近隣の港で釣れた鯵の一夜干しなども入っているようです。いつまでも故郷の恵みを味わえるということは幸せなことで、優しく思いやりのある兄には本当に感謝しています。写真の柿の実も千里山団地で育った方達にはきっと懐かしい故郷の味なのでしょう。

生け垣の刈り込み

2008-10-01 19:06:36 | 千里山花物語り

 先週から千里山団地の周囲の生け垣の刈り込み作業が行われ、チェーンソーで繁茂した枝葉が綺麗に揃えられていきます。刈り込み作業をする人と、刈り取られた枝葉を掃き集めて近くに止めた専用車両に運ぶ人がコンビを組んで進められていますが、生け垣が広い範囲にあるため今日もまだ終わる気配がありません。
 通行人がひっきりなしに近くを通ることや、駆けていく小学生や高齢者などには特に注意をしているようで、その度にチェーンソーの作業を中断してなかなか捗らないようです。
 生け垣にはこの夏に大発生したセミの抜け殻がたくさん付いていましたが、この秋の生け垣の刈り込みにより殆どが消えてしまいます。生け垣の下には赤い彼岸花が咲いているところも多いですが、こちらの方は面倒でもきちんと季節感が残されていきます。
 昨日までの台風情報は何処へやら、千里山も午後から素晴らしい秋晴れになり、スッキリと刈り込まれた緑や草地から、爽やかな水蒸気が立ち上るようでとても気持ちよく感じられました。

桜の木の治療

2008-09-20 23:54:31 | 千里山花物語り

 千里山にはたくさん桜の木があり春には満開の花を楽しませてくれますが、千里山団地を始めとして老木となっているものがかなりあります。途中に大きな空洞ができていたり、半身が枯れかかっている木も見かけられます。枝葉が濃く青々としているのが不思議に思えるほど、実は弱っているのではないかと心配になってきます。
 写真の木は以前その立ち姿が美しくて「プリマドンナ」と紹介させて頂いたことがある桜ですが、近くを通りかかるとセメントで治療がされているのを見ました。空洞になったまま放置していると雨水などが浸み込み、少しずつ腐っていくということを聞いたことがありますが、セメントの量を思うとだいぶ重傷のようでもあり心配です。
 桜や名木の健康を診断・治療する樹医という方達がおられますが、この桜もそのような人に手当てして貰ったのでしょうか。いつまでも千里山の桜は存在するように思っていますが、やはり保護したり新しく植え替えたりしていかなければいけないのでしょう。

アロエを囓る

2008-09-11 17:03:15 | 千里山花物語り

 幼い頃には切り傷・擦り傷に当てて包帯で巻い手貰った想い出があるアロエですが、大人になった僕にとっては時折にある飲み会に出かける少し前に、このアロエを半分くらい(小さいものであれば一本そのまま)を囓っておくと、元もとそんなにお酒に強い方ではないのですが、すこぶる調子よく楽しく飲んでいける自然薬になっています。もちろん緑の皮ごとなので大変苦いのですが、その苦さがまたいかにも胃腸や肝臓にも効く感じがするのです(余り根拠はありませんし、詳しく調べた分けでもないですが)。
 昔はおそらく各家庭に自然療法的な意味で栽培されていたと想われますが、最近は例えばハーブのように洋風の庭などには似合わないということなのか、見かけることがとても少なくなったようです。僕も以前はジャスコで500円くらいで買ってきた鉢植えを、自前でベランダに確保していたのですが、ある冬の厳しい朝の冷え込みに霜焼けでやられてからは、申し訳ないのですが時折に千里山団地の通り道にあるアロエの葉を拝借しております。千里山団地のもう住民がいない部屋の庭などにも、雑草の中にもアロエが変わらず元気に育っていたりするのです。
 ドラッグストアに行くと粉末青汁製品の中にゴーヤなどに混じって、同じく苦みのあるアロエの葉が原材料となったものがあります。また苦い緑の皮の部分を剥き、透明の葉肉を刺身のようにして食べるのもテレビで紹介されていました。“自然薬としてまた食材として”宜しければ一度その癖になる苦みをお試し下さい。
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