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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

調布もゲゲゲ一色

2010-08-08 00:01:45 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の大ヒットで、調布の町もゲゲゲ一色となっている様子が、テレビ東京系「レディス4」で「調布ゲゲゲ散歩」と題して放送されていました。『ゲゲゲの鬼太郎』縁のまちづくりといえば、作者水木しげるさんの出身地である鳥取県の境港だけと思っていたら、水木夫婦が昭和34年から住み続けている調布も、街角に妖怪人形が置かれるなどかなりの盛り上がりのようです。
 ドラマ自体は前半の若き極貧時代を過ぎ、ようやく週刊漫画作家としてその努力が報われ、『ゲゲゲの鬼太郎』もテレビ化されるという展開になっていますが、ヒロインがお世話になった商店街の佇まいや、水木夫婦のお気に入り散歩コースとして知られた深大寺界隈が色々と紹介されていました。
 鬼太郎が生まれた場所とされている由緒ある布多天神社裏の森や、水木さんが漫画の構想を練った深大寺の墓地を通る道、ドラマでも描かれていた周辺にまだ残されている田園など、物語の背景として相応しい風景が調布にはたくさん見られます。
 また深大寺といえば蕎麦というのが定番ですが、グルメ情報としては和牛ハンバーグが一押しの「白金亭」のランチ(Bコース:3800円)もコストパフォーマンスが高く美味しそうでした。合掌造りの古民家を移築したという趣のある美食空間で、近くに住んでいたら直ぐにでも訪れてみたいと思いました。

美波・ウェルかめミュージアム

2010-08-04 00:01:30 | ウェルかめ

 徳島新聞ニュースによりますと、前のNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』のスタジオセットを、ドラマの舞台となった美波町が譲り受け移設した、「美波・ウェルかめミュージアム」が7月25日(日)ついにオープンしました。
 『ウェルかめ』のスタジオセットはNHK大阪のロビーに展示されていた時に見学しましたが、それが旧・日和佐高校体育館に再現されている様子は、徳島でロケ地情報を発信し続けておられるブログ「徳島へウェルかめ」でも詳しい取材記事と写真がアップされています。日和佐の界隈や徳島市の情報がマップ化されてどんどん充実していくので楽しみです。
 僕は今夏はまだ故郷の美波町には帰省できていませんが、実家のある田井ノ浜には海水浴客が毎年たくさん訪れ、降りれば直ぐ砂浜という臨時駅もお盆過ぎくらいの時期まで開設されます。『ウェルかめ』の多くのロケが行われ、ドラマ冒頭のスクープ写真のシーンや、海亀の孵化を波美が家族で見送ったり、新之介たちが海亀ロボットを泳がせる“はずだった”遠浅の砂浜に行ってみて下さい。

※ NHK徳島放送局のご当地サイトが縮小リニュアル(想い出サイト)され、僕もよくリンク紹介させて貰った田井ノ浜ロケの動画など、多くの独自コンテンツが見られなくなったのは残念なことでした。NHK本社のサイトはいつまでもそのままというのは無理でしょうけれども、ご当地サイトは地域の今後も含めもっと慎重に考えても良かったのではないでしょうか。

『ウェルかめ』の経済効果

2010-07-15 00:01:24 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』は快調に進み、貸本漫画家から大手出版雑誌への連載漫画家へのチャンスが到来して、ようやくヒロイン一家が貧乏生活からサクセスストーリーへと向かっていきつつあります。しかし松下奈緒さんの魅力や好演もあり何か明るい感じの耐乏ドラマでしたので、逆にこれからの後半が詰まらなくならないかと心配もしています(長い間の苦労が報われるのを見るのは嬉しいことですし、それはそれでドラマとしても楽しいのですが)。
 それはさて置き、前作の『ウェルかめ』の公式ホームページが5月31日をもって閉じられてしまいましたが、それまでに画像などを記念にダウンロードしたファンは多かったようです。僕も故郷の美波町田井ノ浜が映っているものなど少し保存しました。
 ただNHK徳島放送局の「ご当地サイト」はまだ継続されており、田井ノ浜で海亀ロボットを泳がせるシーンが撮影された徳島最終ロケ(NEW)のムービーも楽しめます。公式サイトが放送終了後なぜそんなに早く閉鎖されてしまうのか良く分かりませんが、こちらのサイトは地域の得難い想い出としても、またファンのためにも長く残しておいて欲しいと思っています。スタジオセットが美波町に移設され7月25日に公開される予定です。朝ドラは終了しても地元ではその余波は続いていくのですから‥‥。
 こういうタイミングでデータは少し遅くなりますが、NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』放映の及ぼす徳島県への経済効果が、日銀高松支店徳島事務所により昨年5月1日に試算されていたものをネット検索で見つけました。
 それによりますと「徳島県(美波町、徳島市)が舞台となるNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』の放映に伴う徳島県経済への波及効果を試算したところ、合計31億円となった(試算方法は後述)」とあります。ちなみに「2006年度県内総生産(2兆6701億円)の0.12%に相当」とも付記されています。
 0.12%を大きいと見るのか大したことはないと考えるのか分かりませんが、スタジオセットが移設されることで美波町の観光スポットが増えることは、小さな町にとって大きい効果が期待されると想います。

※ 『ゲゲゲの女房』の放送を見落とした方は、こちらの動画サイト「Collage Board」でご覧になれます。『ウェルかめ』も改めて楽しめます。

ロケセット美波町に移設

2010-06-18 00:01:25 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』のスタジオセットの遍路宿「はまもと荘」が、僕の故郷の徳島県美波町の旧・日和佐高校体育館に移設され、7月25日に組み立て完成の正式オープンが行われるとの情報をwelcameさんからコメントで頂きました。
 今日6月17日の徳島新聞によりますと、実際にドラマの収録に使われたヒロイン波美の実家「はまもと荘」と、父親哲也の経営するサーフィン・カフェ「BLUE WAVE」を美波町がNHKから譲り受け、「ウェルかめミュージアム(仮称)」として町の活性化に役立てることになりました。
 撮影当時の想い出写真や地元の芸術作品なども展示し、ドラマの公開で一気に全国区となった美波町をこれからもアピールしていく拠点になるでしょう。『ウェルかめ』や朝ドラのファンはもちろんですが、全国からたくさんの訪問客が増えると嬉しいです。
 僕の故郷は美波町の田井ノ浜というところで、こぢんまりとしていますが遠浅の海水浴場です。JR四国牟岐線の臨時駅「田井ノ浜」が夏のシーズン中に開設されます。そのホームを出ると直ぐに砂浜になる便利な海水浴場です。オープンする7月25日には多分臨時駅も停車すると想いますので、スタジオセット見学やロケ地巡りのついでに、田井ノ浜にも(できれば水着持参で)ぜひお立ち寄り下さい。

新聞記事 (拡大) ・徳島新聞ニュース (WEB)

『ゲゲゲの女房』原作本を買いました

2010-06-10 00:01:25 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』を毎朝見ていたので、その習慣で続いて『ゲゲゲの女房』も見るようになりました。
 『ウェルかめ』は故郷の徳島県美波町を舞台にしていたドラマなので、内容云々よりも先ず懐かしい風景や阿波弁の響きなどで楽しめましたが、『ゲゲゲの女房』は一人の個性的な漫画作家の生き方が、奥さんの視点から描かれているということで興味が尽きません。ゲゲこと水木しげるさんは片腕を戦地で無くして復員後、紙芝居の作家として出発し貸本漫画作家を経て、後に漫画雑誌の連載で成功を収めますが、そのプロセスそのものが現在世界一と言われる日本の漫画の歴史物語にもなっています。
 視聴率も人気漫画に絡んだテーマなのでかなり良いようです。民放各局のドラマや映画のヒット作に、漫画原作というパターンが多くなっています。NHKもそれに倣って良い題材を見つけたというところでしょうか。
 先週までは結婚後の貧乏生活が中心になっていましたが、そろそろ時代は高度成長期の影響が様々な分野へ及び始める頃で、今週辺りから夫婦の周辺に漂っていた貧乏神とも別れることになりそうです(今週のタイトルも「貧乏神をやっつけろ」です)。ヒロインを演じている松下奈緒さんの魅力で明るく楽しそうに見える耐乏生活ですが、実際は厳しいものがある中で決して安易に流行を追ったりするのではなく、独自の世界観やスタイルを貫いている漫画家(クリエイター)の姿には清々しさを感じます。ただそんな極貧生活を安心して楽しく見守っていられるのも、後にその努力と志が報われて脱出できるということが分かっているからなのですが‥‥。
 原作本には無い部分も、直接の取材や原作本に紹介挿入されている漫画、『僕の一生はゲゲゲの楽園だ』などを元に膨らませ脚本は作られているのでしょう。面白いエピソードを積み重ねて編集された『ゲゲゲの女房』を立ち読みし、時代性も僕には懐かしく読みたくなってつい買ってしまいました。でも、先に原作で展開を知ってしまうとドラマが詰まらなくなりそうなので、後追いで時々読むようにしようと思っていますが‥‥。

※ 一昨夜は『鶴瓶の家族に乾杯』の企画で、『ゲゲゲの女房』で水木しげるを演じている向井理さんが“女房”の故郷である鳥取県安来市を訪れ、ドラマの背景を実際に感じられて良かったとのことでした。
※ 『ゲゲゲの女房』の放送を見落とした方は、こちらの動画サイト「Collage Board」でご覧になれます。

ゲゲゲの女房
武良布枝
実業之日本社
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ボクの一生はゲゲゲの楽園だ〈1〉―マンガ水木しげる自叙伝
水木 しげる
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『ウェルかめ』スタジオセットの移設

2010-06-04 00:01:42 | ウェルかめ

 3月をもって終了したNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』の、公式WEBサイトが5月31日いっぱいで閉じられました。NHK徳島放送局のご当地サイトはまだ暫くはその名残として存続しているようですが‥‥。
 僕もNHKに見学に行ったことがある「民宿はまもと荘」のスタジオセットを、舞台となった故郷の徳島県や美波町へ移設し、想い出としてまた今後の観光資源としても役立てて欲しいという声が上がっていました。ブログを通じて情報交換をさせて頂いている「徳島へウェルかめ」でも、県内外からアンケートを取りそれに寄せられた多くの希望を伝えてきていました。
 先日久しぶりにwelcameさんのブログを訪れたところ、そのコメント欄に嬉しい情報が寄せられていました。「民宿はまもと荘」のスタジオセットがNHKから美波町に既に移され、旧・日和佐高校の体育館に解体されて保管されているというニュースです。観光協会がどのように活用するか現在検討中のようです。今夏の帰省までに移設が完了するかどうか分かりませんが、美波町出身者の僕としては非常に気になりまた楽しみにしています。
 welcameさんのアンケートはひと先ず実を結んだことになりますが、次はぜひ『ウェルかめ2』の制作をNHK大阪局に期待するアンケートをお願いしたいと思います。「ゾメキトキメキ出版の再建や浜本家の人々、また地方活性化を担う一平や果歩たちがその後どうなっていくのか気になってしまう‥‥【ウェルかめ朝ドラ@応援!】」という声はファンの間でも多く聞きます。NHK東京放送局制作の『ちゅらさん2・3』のように、大阪放送局でもぜひ続編を企画して頂ければと思います。

『ウェルかめ』続編もよろしく

2010-05-05 00:01:06 | ウェルかめ

 昨日から2日連続でNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ 総集編スペシャル~夢のかたち~』が放送されました。
 今日はその後編で、ヒロイン波美とロボット工学研究者の勝之新との恋愛・結婚、そしてゾメキトキメキ出版の破綻にともなう編集者としての独り立ちを描くダイジェストでした。
 冒頭のシーンでは、編集という仕事には読者や関わる人達や対して、重い責任があることを学ぶエピソードがありました。編集に限らず全ての仕事はそのような意識で取り組まなければならないものだと改めて思います。
 また最後のところで、自ら起ち上げた地域密着の雑誌『ウェルかめ』の新人の編集者に向かって、「あんたが何を面白っしょいと思ってるのか分からんわ」と諭すシーンは、そのままゾメキトキメキ出版の吉野編集長に言われた言葉で、大事な部分は受け継いで次へとバトンを渡していくものだと感じました。
 波美・一平・綾の幼馴染みの3人を演じた俳優達が地元の小・中学校を訪ね、生徒達にそれぞれの夢を聞いていきます。中には漁師や農業を継ぎたいという子もいましたが、ヒロイン波美が最初にはそうだったように故郷を出て行く子も多いと想います。同じ美波町出身で幼い波美が憧れたマニフイークの近藤編集長の、「夢は叶えるものだから」という言葉が美波町の子供達を包み込みます。
 最後に、沖縄の大家族愛と東京の下宿屋の住人達との触れ合いを描いて、全国的にゴーヤ・ブームでも好評だった『ちゅらさん』のように、大阪放送局制作では確か初めての『ウェルかめ』続編スペシャルを期待しています。地域密着の雑誌『ウェルかめ』やゾメキトキメキ出版との連携、そして美波町の仲間達のその後の展開(一平と果歩はどうなるのか等)、遍路宿「はまもと荘」を巡る新たな家族の出会いや出来事を描いて欲しいと思います。そしてぜひまた故郷の田井ノ浜を見たいです。

※ 海亀の孵化シーンやロボットの試運転で使用された、田井ノ浜は遠浅で水の綺麗な海水浴場として知られ、JR牟岐線の由岐・木岐駅の間にある夏季だけの臨時駅を降りると直ぐに砂浜に続きます。今年はぜひ『ウェルかめ』ロケ地巡りを兼ねて泳ぎにお出かけ下さい。

ゾメキトキメキ

2010-05-04 00:01:20 | ウェルかめ

 5月3日・4日と午前8時20分から1時間半くらい、NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』総集編スペシャルが放送されています。今日は前編でヒロイン波美の夢を育んだ子供時代から、徳島市内にある小さなゾメキトキメキ出版で、編集者として大切な心のスタンスを学んでいく中で、多くの人との出会いや印象的なエピソードが描かれていました。
 波美・一平・綾の幼馴染みトリオを演じた俳優達も再び美波町を訪れ、子役達が駆け回っていた美波町の実際の街並みを歩いたり、海亀館「カレッタ」の若き学芸員や地元の保育園児達とも触れ合います。
 構成の大部分はドラマのダイジェストとなっていますが、総集編・前編におけるハイライトはやはり、人間とのコミュニケーションが苦手な海亀館の女性学芸員を取材し、署名記事を作り上げるまでの波美の成長のシーンだと改めて思いました。リアルタイムでドラマを見ていた時にも、ヒロイン波美が悩みながら編集者として大事なものを掴むその過程に、ものづくりを業としている僕自身を重ねていたのを想い出しました。編集長の言葉に出てくる「あんたは何を面白っしょいと思っとるん?」「亀園さんのどこに興味を持ったん?」「あんたはその文章で何を伝えたいん?」ということが本当にベースになければ、自分もまして他の人も「ゾメキトキメカんよ」ということだと思います。
 このドラマは僕の故郷である徳島県美波町(そして実家近くの田井ノ浜)が舞台になったということで半年間見ていたのですが、デザインの仕事や趣味で続けている歌づくりでも大切なスタンス(初心)に還らせてくれる作品にもなりました。

※『ウェルかめ』の公式WEBサイトが5月31日までで閉鎖されるようですので、それまでに幾つかの雑誌や記事などの紹介ページを、個人的にもダウンロードして記念に残しておこうと思っています。

『ウェルかめ』アンケート紹介

2010-03-31 00:01:55 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』は先週で終了しましたが、制作にあたったNHK大阪放送局で収録後に展示公開された民宿「はまもと荘」のスタジオセットを、舞台となった徳島や美波町で移設して貰えたらという声が上がっています。
 もちろん費用や場所、そしてその在り方などクリアすべきことは多いのですが、このような全国区の知名度のあるドラマの舞台に、四国の小さな門前&漁師町がなり、半年間も注目を集めることなどめったにあることでは無いですし、町の歴史にも何か形として残していければと誰しも想うところでしょう。徳島そして美波町を離れて何十年にもなる僕もそんな一人です。
 ロケ地情報ブログ「徳島へウェルかめ」は、徳島市在住で僕のブログにもコメントを寄せて下さっているyadoさんが運営されていますが、ドラマ終了後も各ロケ地を逐次回られて詳しい情報を掲載していかれるようで楽しみにしています。そしてその活動の中でスタジオセットの展示公開や誘致への呼び掛けを始めています。WEBアンケートも取られており、他の関連サイト「ウェルかめ朝ドラ@応援!」でも主旨に協力し紹介されていますので、僕も呼び掛けに参加させて頂きました。
 故郷を遠く離れている僕などには声を届けることくらいしか出来ませんが、『ウェルかめ』ファンの皆様アンケートへのご協力よろしくお願いします。

【追記】「徳島へウェルかめ」に寄せられたコメント情報によると、「はまもと荘」のスタジオセットが現在バラされて、旧・日和佐高校の体育館に保管されているようです。移設場所の検討を町の観光協会がしているようなので、ドラマの想い出も残り帰省するのが楽しみになってきました。


『ウェルかめ』半年間楽しませて貰いました

2010-03-28 00:01:59 | ウェルかめ

 半年間にわたり楽しませて貰ったNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』が、今週をもって完結し終了しました。ドラマの舞台の一つとなった徳島県美波町は僕の故郷でもあり、また実家近くの田井ノ浜が海亀のロケ・シーンなどでよく出てきたので、個人的には懐かしく得難い経験を楽しみました。子供時代の回想シーンですが、最終回でも田井ノ浜が他の砂浜と一緒に映されていました。
 時代転換に玉手箱の煙ワープを使うなど、ややお伽噺的なシナリオや演出でも分かるとおり、ドラマ自体は人物設定や内面の描き方に深みが足りないという評価もあったようですが、僕はヒロイン波美の編集者としての成長を描くシーンや言葉を通して、デザイン開発に携わってきた自分の姿勢などを改めて振り返ることも多くありました。
 またドラマのヒロインが編集者を目指すということから、その成果物である記事や雑誌が数多く登場し、その採り上げた人物の詳しい紹介や実際の記事などがWEB上で公開されるのも楽しいものでした。ドラマにリアリティーと厚みを持たせ“2度美味しい”現代的な仕掛けだったと思います。最終週でも続いて発刊されたフリーペーパー『みんなMinami』と地元密着雑誌『ウェルかめ』の記事がサイトのコーナーで紹介されています。それを読むとヒロイン波美を両側で支えた綾と果歩の2人も、それぞれがしっかり美波町に根を張り成長していたのを実感します。両誌に使われている美波町のイラスト・マップは、もう少し大きいデータのものをじっくり見たいと思います。
 最後になりますが、『ウェルかめ』応援ブログを発信されている方達とも、コミュニケーションが広がりそれも想い出となりました。放送は終わってしまっても未だ総集編が残っているようですが、これからも情報交換などお付き合いを宜しくお願いします。

【追記】放送はゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。

『ウェルかめ』海亀ロボット

2010-03-21 00:01:58 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』で以前から待っていた、僕の実家近くの田井ノ浜で海亀ロボットを試動させるシーンが放送されました。前日のエンドでは、夏の海水浴シーズンだけ停車する牟岐線の田井ノ浜駅のホームから、海亀ロボットを砂浜に運び入れるシーンが振られていたので、僕の中でも期待は大きく膨らんでいました。
 朝陽の眩しい春の海に向かって若者達が海亀ロボットを運んでいく冒頭のシーンは、逆光でシルエット的な感じにとても美しく撮影されていて、帰省した時に太平洋をぼんやり眺めている気分を想い起こさせられました。砂浜を取り巻く山々や防風林など周りの自然も映し込まれて、改めて生まれ育った故郷の豊かさに感謝したくなりました。
 海亀ロボットは思い通りに砂浜を這い回り、渚を自由に泳ぐという分けには残念ながらいきませんでしたが‥‥。
 故郷の美波町が舞台となり半年間楽しませて貰った『ウェルかめ』も、来週はとうとう最終週となりますが、おそらくもう実家近くの田井ノ浜は出てこないと想われます。最近ヒロイン波美役の倉科カナさん達が美波町に撮影に来られたという総集編に期待です!

※ NHK徳島放送局ご当地サイトの「ロケ日記」に、「MOVIE 徳島最終ロケ NEW」としてこの田井ノ浜ロケのニュース動画が掲載されています。

【追記】田井ノ浜はもう出てこないと想っていたら、23日(火)の放送で改良型海亀ロボットの試動シーンが再度出てきました。それも失敗に終わりましたので、きっともう一度成功のシーンが見られると期待しています。

【追記】総集編の放送がゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。

『ウェルかめ』海亀の足跡

2010-03-18 00:01:44 | ウェルかめ

 今朝のNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』では、前半が海亀の産卵を浜辺に見に行くという設定でしたが、もちろん自然はそんなに人間の都合に合わせてくれませんので、やはり想像していたように上陸した足跡だけのシーンでした。海亀は実際に産卵前に浜辺が安全かどうか様子を見に上がってくることがあります。
 このシーンが撮影された浜辺は僕の実家近くの田井ノ浜で、久しぶりの登場で嬉しくまた懐かしく見ていました。子供の頃はよくこの浜辺を歩いて学校に通いましたが、その頃は画面に映っていたコンクリートの防波堤も無く、浜辺も2.3倍の奥行きがあり上の方には浜昼顔が群生していました。南海大地震の時に少し津波が牟岐線の線路や防風林を越えて地域に入ったこともありますが、地方振興策の無駄な公共工事の一つとも見えますし、そのために美しい松林に囲まれた遠浅な砂浜が狭く、次第に無粋になっていくのを子供心にも哀しく見ていたことを想い出します。今想えば大変貴重な町の価値を損なってしまったことが残念です。
 朝に浜辺を通りかかると何本も海亀の上陸した足跡が付いており、学校帰りにまた見ると時々野犬に掘り返されたりして無惨な思いもしました。もちろん孵化して穴から次々に子亀達が這い出し、一斉に渚に向かってヨチヨチと歩いていくのを、飽きることなく波打ち際まで付いて歩いたりしました。
 3月20日(土)の放送でもヒロイン波美の夫でロボット開発をしている勝之進とその仲間達が、田井ノ浜でその海亀ロボットを試験するシーンが見られる予定で、週末を今からとても楽しみにしています。

※ ロケ地情報ブログ『徳島へウェルかめ』を書かれているyadoさんに頂いたコメントによりますと、「実は月・火とか、いつまでいるのか不明ですが、総集編の撮影で、倉科カナさん・武田航平さん・田中こなつさんとかが美波町に来ています。総集編でどんなシーンがでてくるのかも楽しみです。」のようです。総集編でも田井ノ浜が出てくると良いのですが‥‥。

※ YouTube動画は直ぐにNHKの規制が掛かり載せられませんので、こちらの番組動画サイト『Collage Board』(無料)をご紹介します。第24週分のページでご覧下さい。

【追記】総集編の放送がゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。

『ウェルかめ』スタジオ・セット見学

2010-03-16 00:01:56 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』のスタジオ・セット見学が、大阪放送局1Fアトリウムで3月12日(金)~22日(祝)まで開催されていますが、今日谷町9丁目にあるクライアントに打ち合わせに出かけたついでに、お昼過ぎに4丁目のNHKに立ち寄り楽しんで来ました。
 僕の故郷の美波町が舞台の一つとなっているこのドラマも既に終盤になっていますが、ヒロイン波美が務めていた出版社は既に解散して、オフィス・デスクや資料棚などが運び出されていたし、徳島市内のワンルーム・マンションは波美たちが美波町の実家に引っ越してきているので、それぞれセットはもう解体されていると想っていました。スタジオ撮影の最後まで残ったのは民宿「はまもと荘」ということで、今回の見学でも「はまもと荘」の全体セットがそのまま1Fアトリウムに移築されていました。
 部屋の中に大谷焼のお皿や人形浄瑠璃の頭など、徳島をイメージさせる小物がそれとなく置かれていたり、民宿の玄関スペースなどは実際の遍路宿を何軒か調べて作り込まれたようです。建具や家具などは運び入れれば良いとして、新たに造られた瓦屋根や雨樋・電飾看板の古びた感じはとてもリアルで良くできています。実際にセットの中には入れませんが写真撮影はOKでした。
 動画と写真を撮りながらセットを一巡りしていますと、若い夫婦とそのお父さんと想われる3人が記念写真を撮られていたので、お話しを交わして互いのシャッターを押し合いました。
 併設企画の『ウェルかめ』浜本家が選ぶ85歳“家族の絆”写真展や、メイキング・ビデオの放送・ドラマの紹介コーナー、また入り口付近では『ウェルかめ』のパンフレットやポストカード・シールなども貰えました。

※ 放送初期の頃に民放(関西テレビ)の取材で、円広志さんが『ウェルかめ』のスタジオ見学をした模様も以前ブログで書きました。

【追記】NHK徳島放送局の方でも放送終了の展示イベントが行われて、結婚式に着た衣装や「アルデナイデ」の看板などが見られたようです。

【追記】総集編の放送がゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。

『ウェルかめ』連理の枝

2010-03-09 00:01:42 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』も既に全撮影はクランクアップして、後は3月27日(土)の最終放送日に向かうだけとなりました。僕の故郷の徳島県美波町が舞台の一つになっており、毎朝楽しみに見ていましたのでやはり寂しいです。
 ヒロイン波美が徳島市内で務めていた小さな出版社も、大手の商業主義的な後発雑誌に経営破綻に追い込まれ、現在は美波町の実家に戻り次の就職先を探す間、地元の道の駅でバイトをしているという状況です。また波美の成長と一体となっていた、人に焦点を当てたローカル雑誌『Hot-Shin(発心)』は廃刊になってしまいました。その最終となった読者と関係者への感謝号に、波美がチャレンジャーとして取材した94才のスダチ栽培をしている農婦の記事が載っており、先週の休日にゆっくり読み返しました。
 波美はそこで高齢の農婦から「連理の枝」の話を聞きますが、「連理の枝」とは白居易の『長恨歌』から言われるようになった故事で、「2本の樹木の枝、あるいは1本の樹木の一旦分かれた枝が癒着結合したもの。自然界においては少なからず見られるが、一つの枝が他の枝と連なって理(木目)が通じた様が吉兆とされ、『縁結び』『夫婦和合』などの象徴として信仰の対象ともなっている。なお、違う品種同士で連理となる場合もある。【Wikipedia】」夫婦や仲間(地元の友達や会社の同僚etc.)との絆を象徴するものです。
 ところで、僕がこの言葉を知ったのは千里山出身のシンガーソングライターのANJiさんのオリジナル曲『東へ向かう』でした。歌詞を作られた女性と美しいデュオで聴かせて貰っていたのですが、中国は唐の時代に題材をとった哀しく情熱的なラブソングで素敵な曲でした。

連理の枝
白居易の『長恨歌』: 在天願作比翼鳥,在地願為連理枝(天に在りては願わくは比翼の鳥となり、地に在りては願わくは連理の枝とならん)から。

【追記】総集編の放送がゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。

『ウェルかめ』海亀ロボット・ロケ

2010-03-03 00:01:58 | ウェルかめ

 NHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』の放送も3月に入り、27日(土)の最終日に向かい展開に目が離せなくなってきましたが、今日の放送ではヒロイン波美の夫である山田勝之進が、大学で研究している海亀ロボットのことが話題として出てきました。
妻である波美の故郷美波町に海亀館があるという偶然の導きに、夫勝之進は感謝しなければならないと担当教授に諭されます。
 ドラマのロケ地情報ブログ「徳島へウェルかめ」によりますと、3月20日の放送回に海亀ロボットが美波町の海を泳ぐシーンが予定されており、僕の実家がある田井ノ浜でそのロケが行われたようなのです。初期の放送で砂の中から孵化した子亀達が、海に向かって力強く行進していくのを見守る感動的なシーンがありましたが、それ以来の故郷の浜辺の登場ということで今から楽しみにしています。写真は『ニュースとくしま610』2010年2月9日の放送内容から紹介されたものを転じて使わせて頂きました。
 それにしても担当教授役で出演されている「あがた森魚」さんは、僕らの世代には昭和フォーク『赤色エレジー』の独特の歌声で懐かしいものがあります。俳優としても渋い感じで個性的な人物に良くはまりますが、以前ドキュメント番組でシンガーソング・ライターとしても、子供達に心を大切にした歌作りを教えていたのを想い出しました。以前ブログでコンサートを紹介させて頂いた「高石ともや」さんと同じく、70年代からずっと個性的な活動を精力的に続けていることに、表現者として真の実力を垣間見る思いがします。

【追記】NHK徳島放送局ご当地サイトの「ロケ日記」に、「MOVIE 徳島最終ロケ NEW」としてこの田井ノ浜ロケのニュース動画が掲載されています。

【追記】総集編の放送がゴールデンウィークの5月3日、4日にあるようです。