2016ヒルクライム大台ヶ原 ねんがんの90分切り！(ﾟ∀ﾟ)

90分切りを目指して92分だった去年のヒルクライム大台ヶ原。
次こそは！とトレーニングをするも年始に体調を崩し4月の伊吹山ヒルクライムでは玉砕。
その後も調子は上がらずトレーニング方法を変えたりポジションを変えたり迷走しておりました。

転機は7月はじめのFRAT練、masabowさんに相談したらいろいろ教えてくれて走り方やポジション、トレーニングに対する考え方が変わりました。
そして朝練を始めたらstravaつながりでyataniさんと出合い、マラソンランナーでもあるyataniさんのランニングのようにスイスイと坂を登っていくヒルクライムを見て、ヒルクライムもマラソンも根本は同じなんだ！とパズルが解けたような気分になり迷いが無くなりました。
そこからはマラソンの時にしていたようにペース走やビルドアップ走や距離走を奥山朝練ズのyataniさんたちとこなしていきました。
すると調子が上向いてきて十三峠や奥山での自己ベストも更新し徐々にですが新しいトレーニング環境での成果が出てきました！
しかし本番までの時間があまりなく、8月はじめの試走のタイムも去年に及ばず今年も90分切りは無理かな～という状態で9/11のヒルクライム大台ヶ原本番を迎えました。

結果は、1時間29分51秒（年代別 63/195位）でぎりっぎり90分を切れましたあああ！
うれしいっ！(ﾟ∀ﾟ)めっちゃうれしいいっ！
本番2ヶ月前からのトレーニング改革で間に合わないと思いましたが今年の目標だったヒルクライム大台ヶ原90分切りを達成できてうれしいです。
FRAT練や奥山朝練でいっしょに走ってくださったみなさんに感謝です！

そして運営のみなさんやおもてなしをしてくださった上北山村のみなさんにも感謝っ！
前日の試走ではすれ違うと「明日がんばりや～」と声をかけてくださり、レース中は応援、下山後は「がんばったねー！来年も来てなー」とお出迎え、こんなに温かいヒルクライムレースは他にはありません！
今年も目一杯楽しまさせていただきありがとうございました。
来年もまた参加しますっ！



とまあこんな感じの2016ヒルクライム大台ヶ原だったのですがこれだけでは素っ気ないので以下簡単にレースレポを。

・レース前日
友人Pを車で拾って受付会場に到着したのは16時頃。
はよ受付け済まさな～と慌てていたらPが「あの人筋肉すげえ！」というので見たらやまちゃんさんやったｗ。
運営の福嶋啓一さんに挨拶をして受付けを済ましてやまちゃんさんのニュートランポを見せてもらって今夜の宿に向かう。
宿には他の友人らがすでに到着しており「んじゃ乾杯しますか」と言ったら一同に怒られしぶしぶ激坂スタート地点まで試走する。
帰ってきたら「もういいよね(ﾟ∀ﾟ)」ってことで宴会スタート！したたかに飲んで爆睡。

・レース当日朝
4時起床。
毎度のことながら前夜に飲み過ぎた自分を呪いつつヘパリーゼ。
アンパンとポカリでは足らなかったのでサッポロ一番塩らーめん味焼きラーメンを食う、友人Pはみそラーメン味焼きラーメン。
朝から食欲旺盛なのはいいことだがこのチョイスは失敗でレース中ふたりともずっと口の中がサッポロ一番の匂いだった。

・レース直前
下山荷物を預けグループがバラバラなので友人らと別れたらザクさんときゃのんさんを発見、ウォームアップでコースを走るというのでご一緒する。
帰ってきたらsunzoku1号さん、masabowさん、maCさん、ヒムロックさん、novさん、すーさんたちと遭遇、奥山朝練ズのyataniさん、のがさんといっしょにいるやまちゃんさんとも遭遇、他にも誰かに会ったような、にぎやかで良いっすな。
でもスタートの第2グループに並ぶと知ってる人が全くおらずボッチ状態、なんでやｗ。

今回はスタート直前でも変に緊張せずリラックスできた。
これは周りに友人知人が多くて安心したのも大きいけど気負いが無いから。
試走の結果から90分切りの可能性は低いし去年のタイムを切れるかどうかも怪しいところ。
なので目標タイムなんてものはなく、焦らずサボらず淡々とその時々に出来る最善を尽くすだけ、タイムはその結果にすぎないという悟りの境地に達していた。
まあレースが始まったらすぐに悟りの境地ではなく諦めの境地あるいは単なる思考停止だったことに気付いたけどｗ。

・スタートから激坂区間入り口まで
スタートは第2グループ。
序盤の平坦区間は脚を使わず温存する作戦なので3列目くらいに位置する。
今回からネットタイム方式なので集団から千切れなければどこでもいい。
号砲とともにスタート、計測マット上でハンドルに付けたストップウォッチのスタートボタンを押す。
混乱もなく集団が形成されぎりぎり先頭が見える位置でしばらく進む。
前へ上がろうと右から追い越していく選手も多いがそれには乗らず位置をキープ、あくまで脚を温存。

とかやってたら見通しのいい場所に出てとっくに先頭が見えなくなってることに気付くｗ。
ていうかガッツリ中切れしてますやんっ！ていうか前の方で集団崩壊してバラけてますやんっ！
どうやら第1スタートグループの後方に追いつき、それまで長く伸びていた集団がバラけてしまった模様。
それに気付いて慌てた周り数人で速度を上げ落ちてくる人をかわしかわし前へ、結局脚使こてしもた～。
小処温泉分岐までの区間タイム　13分49秒（去年比マイナス16秒）。
登りが始まるとここからは単独走、あれ？ここってこんなにしんどかったかな？平坦区間で脚使いすぎた？と思いながら登る。
小処温泉分岐から激坂区間入り口までの区間タイム　6分41秒（去年比マイナス10秒）。
スタートからの経過タイム　20分30秒（去年比マイナス26秒）。

・激坂区間
激坂区間に入り斜度が上がりさらにしんどくなる。
目標タイムなどない、最善を尽くすだけ、とかほざいてたけどやっぱり去年のタイムより速くゴールしたいっ！
今のペースはちょっと頑張りすぎてて後でタレる危険がある、でもペースを落として去年より遅くなるのはイヤ！
んじゃどーすんの？どーしたらいいの？？？
と、焦ってひいこら走っていたら誰かに背中をポンッと叩かれる。
「senさ～ん、無理せんとｗ」
masabowさんだった、あれ？チーム戦で前を走ってると思ってた、なんでここにいるの？と聞くと
「今日俺個人～」
と言ってするする登っていった、個人戦で俺より後方グループのスタートやったんかなるほど。

しかし楽そうにするする登っていくな～、あれからしたら俺はしんどそうに無理して登ってるように見えたんやろな～。
と、ここで気持ちが「無理してもしゃーない」と切り替わり、前のめりだった姿勢を起こして呼吸を整えなるべく使わないようにしていたスプロケ32Tギアも積極的に使うようにした。
すると周りの人の様子や風景がさっきまでよりよく見えるようになってきてやっぱり無理してたんやな～と思った、しんどいのはかわらんけど。
しんどくなると「姿勢、呼吸、リズム」が崩れてきて無理な姿勢やペースになってしまうのがよく分かった、これは今後の改善項目。
激坂区間の区間タイム　40分31秒（去年比マイナス1分00秒）。
スタートからの経過タイム　61分02秒（去年比マイナス1分26秒）。

・ドライブウェイ区間
大応援団の声援を受けて曲がるとそこからは最後のドライブウェイ区間。
平坦や下りが含まれるこの区間では周りと協調できるかどうかで大きくタイムが違ってくる。
さあ脚の合う人を見つけて風除けになってもらうぞ！（ダメ人間）と見渡すと激坂区間とはうって変わって人口密度が低い。
第2グループスタートでもこんなもんなん？それともエアポケット的なタイミングでこの区間に入ってしまった？
ここで追いつける人とは脚が合うわけもなく、たまに後ろから単独で追い越してくる人はいるけど脚力差がありすぎてお見送り。
ドライブウェイ区間に入ってから両脚の大腿四頭筋がピクっとして痙攣の兆候を見せているので無理も出来ない。

完全に単独走行やんか～い！と走ってドライブウェイ区間の半分を過ぎたころ、やっと同じくらいのペースで走る２人を発見した。
しかし同じくらいのペースと言っても平均的に同じくらいってだけで局所的には全然脚が合わない。
具体的には登りでその2人にじりじり離され、平坦や下りでじりじり追いつく、ずっとその繰り返しｗ協調とか全然できないｗ
理想の人にはなかなか巡り会えない、ヒルクライムは人生だね～などと考える余裕もなく前の２人を必死で追う。

でもその必死の追走が功を奏して最後まで集中力を切らさずタレずにゴールまで走り切ることが出来た。
たとえ理想の人ではなくても結果的にそれが幸せな出会いになることもある、ヒルクライムは人生だね～（やかましいわｗ
ドライブウェイ区間の区間タイム　28分49秒（去年比マイナス1分02秒）。
スタートからの経過タイム　89分51秒（去年比マイナス2分28秒）。
ぎりっぎりやけど90分切り達成！(ﾟ∀ﾟ)
さて来年は85分切りかな（ボソッ