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ハンター(エーアイ、3-1号機)

2013-04-03 15:32:09 | パチスロ3号機

1991年(平成3年)にエーアイから登場した3-1号機「ハンター」

(一般的には、3-2号機「グレートハンター」の方が知名度は高いが、本記事では敢えてハンターを中心に書く)

 

・ハンターのホール設置時期…1991年11月頃から九州を中心に先行導入。翌1992年に入ると、都内ホールへの導入が始まる(但し、設置は少なめだった)。

・後継機「グレートハンター」(3-2号機)も同時期に認可されたが、グレハンの導入開始はかなり遅れて92年10月以降。こちらは約1年の「お蔵入り」となった訳だが、恐らくはその間に派手な「チューンナップ」が施されたのだろう(笑)。


 

(払出表)

・通常時の弾丸(15枚)ビタ押し、シングルボーナスのライオンをチェリー複合12枚で取る、右リールのライオン目押しでシングル取りこぼしを防ぐ…などの技術介入でコイン持ちがアップした。

・ハンターと後継機のグレハンには、払い出し枚数の相違点がある。

(1)ハンターのシングル揃いは8枚(グレハンは15枚

(2)ハンターのJAC当選時は15枚(グレハンは8枚

⇒シングル(JAC当選)時の払い出し合計は、ハンター・グレハン共に同じ(23枚、純増19枚)。一方、レギュラー獲得枚数には大差がある(ハンター=約90枚、グレハン=48枚)。なお、ビッグ枚数にはほとんど差がない(約350枚)。

・本機はエーアイ初のA-Cタイプで、シングルボーナスの集中役は「ハンターチャンス」(柳生博ではない)と呼ばれた(グレハンは集中役を搭載していない)。

・また、本機にはメーカー発表のリーチ目が一切存在しない。通常は、ボーナス絵柄のスベリなどでボーナス成立を判断する。しかし、ボーナス未成立時にもスベリ制御が入る為、スベリによる100%のボーナス判別は不可能である。なお、左「7・ライオン・弾丸」からの下段弾丸揃いなど、フラグ成立後のみ出現する形も一部存在する。一方、グレハンは登場直後からひっくり返っており、「77象」などのリーチ目が出るタイプが出回った。


 

(ボーナス確率)

        設定1   設定2     設定3     設定4  設定5    設定6
Big  Bonus  1/431    1/409    1/372    1/356   1/341   1/341
Reg Bonus  1/431    1/409    1/372    1/356   1/341   1/341
Single集中  1/2048  1/1365  1/1024   1/682   1/512   1/372
集中パンク  1/292    1/273    1/256    1/246   1/227   1/215

⇒BR比は1:1

・通常時のシングル確率=1/27
・通常時の小役(共通フラグ)=1/19.5 ※シングルと小役は1:1.4で振り分けられている。
・集中時のシングル確率=1/5.7~1/5.9(設定差あり)
・集中時の小役確率=1/58
・シングル当選時のジャックハズレ確率=3/128

(当時、数値の全く異なる解析結果を載せた雑誌もあるのだが…恐らく解析ミスであろう)


(盤面押しによる強制ビッグ)

1992年8月頃、「ムサシ」の盤面押しと同様の手順で、強制的にビッグボーナスをスタートさせる「ドツキ攻略(ゴト)」が発覚。7絵柄を左・中とテンパイさせた後(右下がりや下段テンパイの形がポピュラーだったらしい)、リール窓を手で押し込んで右リールを強引に停止させ、7が揃ってからストップボタンを押すと、なぜかビッグがスタートしたという(実戦経験はなく、手順は当時の資料に基づく)。まぁ、これは完全な「犯罪行為」なのだが…。

★★追記★★(13.4.6)

盤面押しに関するコメントを頂きましたので、ご参考までに、当時の攻略誌で紹介された手順を紹介します。ひょっとすると、他にも手順があったかもしれません。


(1)通常プレイ中に7を右下がり、もしくは下段にテンパイさせ右リールは回しておく。
(2)右手の親指で右リールのパネルを、リールが停止するまで押し込む。
(3)押し込んでいた指を離すと同時に、右ボタンを素早く連打する。
(4)リールが上下にブレた後、7がスベってテンパイしているラインに止まってくれる。


 

(現役当時の思い出)

1992年夏、東京・高田馬場の「C」(現存)というホールの地下フロアで、ハンターと遭遇。当時、この店には初代アラジンやワイルドキャッツも設置されていた(後にドリームセブンジュニアも導入された)。

この時期、私は主に新宿、高田馬場、向ヶ丘遊園といったエリアを中心に打っていたが、ハンターを見つけたのは馬場のC店のみ。やはり、相当のマイナー機だった事が判る。その後、プチ遠征先の赤羽「ゴールドドラゴン」というスロ専でも遭遇(近くの「キングドラゴン」にはアニマルがあった)。

当時、高田馬場C店にはハンターが2シマ、40台近く設置されていたが、午前中だったので客は10人程度とガラガラだった。ただ、早々にドル箱二つほど重ねる好調台も何台かあり、その挙動から「裏〇ノ」の匂いがプンプンしていた。

「この状況ならば、簡単に連チャンするかもしれない」と、中身も良く判らないまま、安易に実戦をスタートした。それでも、「悪運強く」というか、この初打ちでは初当りからいきなり連チャンに突入、短時間で3500枚程のコインを獲得する事が出来た。C店は当時「8枚交換」で、換金額は4万数千円だったが、資金難のバイト学生にとっては「大勝ち」に違いなかった。

こう書くと、「意外と楽に勝てる台」のようにも見えるが、ハマる時にはスコーンと一気にやられる感じで、連チャンで出したコインをすべて飲まれた挙句、台と両替機を何度も往復する「ハマリスト」の姿も見られた。

この勝ち分がどうなったかは良く覚えていないが、C店のハンターで大負けした記憶はないので、恐らくはC店向かいの「白鳥会館」2Fのセンチュリー21、さかえ通り「ビッグプレイ」のアニマル、「国際センター」のマジカルベンハー辺りにつぎ込んだと思われる。

また、新宿・歌舞伎町「N拓」の5連アポロンや、向ヶ丘遊園「ニュ〇ギンザ」のコンチネンタル(上乗せ)やリノ(小役落ち連チャン)にも、少なくない金を落したハズだ。さらに、当時はコンチネンタルII(ノーマル)にもハマっており、各地のコンチII設置店で勝ち金を溶かした事は疑いない。

 

ちなみに、C店の「裏ハンター」であるが、初当り確率を削って連チャンに回す「上乗せバージョン」だったと思われる。連チャン終了直後の引き戻しから再び連チャンするケースもあったので、貯金Verとは考えにくい。

参考までに、ハンター・上乗せVerの解析データを紹介する。但し、これは、複数存在した裏ROMの「一例」に過ぎない事を申し添えておく。

★裏ハンター(上乗せバージョン)裏ROM解析値

・ビッグ初当り確率(設定1⇒6)…1/1024、1/819、1/744、1/682、1/630、1/546
・レギュラー初当り確率(1⇒6)…1/1024、1/819、1/744、1/682、1/630、1/546
・集中確率…1/1024(全設定共通)
・集中パンク確率…1/102(全設定共通)

・通常時シングル確率…1/85(ノーマルより大幅カット)
・通常時小役確率…1/13.8(ノーマルよりも高い)

・連チャンシステムについて
⇒初当り成立時、165/256(約64.5%)で連チャン判定を行う。当選すると、連チャンゲーム数カウンター(2~50G)をセット。つまり、連チャンはボーナス後50ゲームまでに発生。

⇒ボーナス終了後は、1ゲーム消化するごとに、連チャンゲーム数カウンターが減っていく。カウンターが0になると、ボーナスフラグがセットされて、再び連チャン判定が行われる。つまり、連チャンのループ率は64.5%であり、これはアニマル(設定6)のループ率に近い。なお、連チャン時にはBRの振り分けも行われる(BR比=1:1)。これは、アニマルの1:2よりもビッグに偏っている。ヒキ次第では、ビッグオンリーの4連、5連も当然に起こり得る。

※この裏ロム解析データは、当時私が馬場C店で打ったハンターの挙動に、ほぼピッタリ当てはまる。微妙な数値の違いなどはあっても、ベースはこの裏ROMではないかと思っている。



2 コメント

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Unknown (たろへい)
2013-04-06 15:15:58
盤面押し

右下がりテンパイ→押し込み止める→リール逆回転→ボタン連打→⑦が揃った形で何故か止まる→ボーナススタートだったかな
で、1度だけ当て直ぐに追い出された経験あります

この店以外では打ってないので最良手順であったか判断出来ません。
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狩人 (キジトラ)
2013-07-17 12:31:53
高槻市のマンモス城にバニーガールからの入替でありしたね(もちろんバリバリのBモノで)

8枚交換でビッグ終了後千円買い足し続行ルールで連チャンしてもあまり儲からなかったです…

今思えば8枚交換で千円買い足しって恐ろしくボッタルールですね。
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