1999年(平成11年)に山佐から登場した4号機「おいちょカバX」
★ボーナス確率
設定1 設定2 設定3 設定4 設定5 設定6
BIG 1/292 1/277 1/264 1/252 1/240 1/240
REG 1/565 1/528 1/496 1/468 1/442 1/364
花札の「オイチョカブ」をモチーフにした一台。同社の先行機「そんなKABAな」「花月」「シーマスターX」の各特徴を、一挙に集約。ビッグボーナス絵柄が「7」ではなく「3」になっているのも特徴。因みに、「そんなKABAな」では「5」がビッグ絵柄だった。
「そんなKABAな」で採用された「足し算リーチ目」を踏襲。各絵柄に数字を割り振り、センターラインに並んだ数字の合計でボーナス成立を示唆。毎プレイが「頭の体操」状態だった。
リプレイ…1 ちょうちん…2 ビッグ…3 杯…4 BAR・・・5 梅(チェリー)…6
センターラインの合計が9(例:リプレイ・ちょうちん・梅)だと「カブ」となり、小役が揃わなければボーナス確定。 合計が8の場合も、「オイチョ」でアツい。その他、左&中リールのセンターラインにリプレイ(1)と杯(4)が並ぶと「しっぴん」となり、小役ハズレでリーチ目となる。また、センターにちょうちんが揃った「あらし」も、小役揃いのリーチ目(ちょうちん・ちょうちん・BARは「カブ」)。
シーマスターXに次ぐ、テトラリール搭載機第2弾。小役ナビがメインのシーマスとは違い、図柄の数字の合計(合計が二桁なら下一桁)でオイチョカブ(9が最強)を競う、「対戦形式」でボーナスを告知。
左右リールには、「勝負」と書かれたカバ絵柄。行司に扮したカバが中段に止まると、右のテトラが作動する。テトラには、0,1,3,5,7,8,9の数字と「3連カバ」、そして「大当り」の文字。
メインリールの中段に止まった3絵柄の数字を合計して、下一桁の数字がテトラよりも大きければ、ボーナス確定となる。また、テトラに負け、引き分けの場合も、再始動のチャンスがある。
左リールに「3・勝負・5」が出た形もアツい。テトラに3連カバが出現し、中段カバ(ボーナス対応)にランプが付けばボーナス確定。上段カバはハイチャンス(杯orボーナス)、下段カバはローチャンス。上の形は枠上に杯がある為、テトラが上段カバでもボーナス確定となる。
山佐お得意のリーチ目も健在。ボーナス絵柄の一直線目など、判り易い目も多い。また、順押しやハサミでの2リール確定目もあり、ゲーム性の幅をさらに広げていた。
リプレイ外しの効果も高く、適当打ち比で+20枚以上の効果が見込める。なお、中段リプレイはビタ押しでないと外せない為、目押し力も重要だった。
BGMも何気に秀逸だった。妙に迫力あるビッグ時のファンファーレ、マッタリした演歌調の小役ゲーム、河内音頭を彷彿とさせるアップテンポのジャックゲーム音は、和のテイストとコミカルさを併せ持っていた。今思えば、非常に完成度の高い台だったと思う。