まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

サザンコースト30(高砂電器、4号機)

2017-01-06 17:30:19 | パチスロ4号機

寒に入り、寒さひとしお厳しくなってきた。インフルエンザも
流行っているこの時期だが、皆様の体調は如何だろうか。

気温はめっきり下がりがちでも、せめて気分はポカポカに…
そんな願いを込めて、今回はコチラを少々振り返ってみる。




1999年(平成11年)末に高砂電器から登場した
沖スロ・Aタイプ4号機「サザンコースト30」


存分に日差しの降り注ぐ、常夏の南国海岸に思いを馳せれば、
自然と身体も暖まってくる…気がしないでもない(汗)。


(ボーナス確率表)




(各役払い出し)

赤7の3つ揃い  :15枚+Big Bonus
黒Bar3つ揃い  :15枚+Reg Bonus
ベルの3つ揃い  :15枚
オレンジ3つ揃い :10枚
単チェリー     :2枚
星の3つ揃い   :Replay

※図柄が「6種類」しかないのが特徴
(他の大半の機種は、7種の図柄を採用)



特に大勝ちの記憶こそ無いが、告知時の衝撃度が
あまりに強烈すぎて、今も忘れられない一台である。
ただ、所持する関連資料が少ない為、さほど詳細な
考察ができないのが残念だ…。


本機はシンプルな完全告知タイプ。ボーナスが成立すると、
意表を突かれるような「告知音」が入った。「ピュロリン」
「ピロリン」「パリーン」「パキン」など表現は難しいが、
インパクトある告知音だった。油断しているとケツが浮く。

高砂の「ケツ浮き告知」といえば、同社の先行機である
25φの「電撃アラッタロウ」が当時の最右翼といえた。
(以前、旅打ち時に名古屋駅・太閤口「TAIYO」にて実戦)
アチラは「カコーン!」といった感じの、より強烈な金属音。
まぁ、本機はそこ迄ではなかったにせよ、やはり発生すれば
背中がゾクッと来るような魅力…いや独特の「魔力」があった。

また、この告知音と共に、リール照明もサッと消灯する。
あたかも「南海岸に沈む夕日」の如く、リール窓はやや
赤みを帯びて暗転。同時に、リール窓左上部「V」表示の
左隣にある、緑色の告知ランプも点滅する。この鋭角なVの
フォルムが、どことなくメーシー「サンダーV」のオマージュ
にも見えた(個人的に…色は違ったけどね)。

さらに、上記告知発生直後、志村けんの「変なおじさん」で
お馴染みの沖縄サウンド、「ハイサイおじさん」を思わせる
ワンフレーズが「チャンチャ・チャチャ・チャチャチャ~」と
流れた。派手な告知に続き、ユルユル感あるBGMが来る訳で、
その「ギャップ」もインパクトがあって面白かった。

以上の如く、音と光の「四重奏」でBR成立を祝福。衝撃の
一瞬を味わいたいが為、思わず座ってしまった機会も多い。

なお、告知発生のタイミングは、基本的にBR成立プレイの
「レバーオン時」だったが、リール回転中いきなり告知が
発生する、一段と意表を突かれる告知パターンも存在した。
一度味わったら、確実に記憶に刺さり続ける…いかにも
当時の高砂らしい、派手な告知演出だった本機。
(この時期の高砂は、電撃あらっ太郎、007SPなど、このテの
衝撃的告知をウリにする機種が多かった。さらに、デジタルや
ランプに告知を絡めた、ゴールドチャンス、ビッグアクション、
タンゴブラザー、赤光の剣なども登場(どれもBモノが多かったが)。
そうそう、本機と同時期に、アップライト名機のリメイク版である
「ニューフェニックス30」もよく打ったな(向ケ丘遊園や中野島の
「バンバン」で)。あれはリール消灯と告知ランプがメインで、
音告知は無かったと思うが。

因みに、ビッグ中のBGMは、「ハイサイおじさん」の旋律と、
オリジナル風サウンドの2つ。ビッグ図柄は赤7の1種類だが、
BGMは2パターン用意されていた。但し、どちらが流れるかは、
ビッグを揃えてからのお楽しみ。
(この「ハイサイ」サウンドは、後にオリンピアも島唄30、
島娘30、ねぇ~ねぇ~島娘、NEW島唄30などの連チャン時
ビッグBGM(連が伸びると曲変化)として、積極的に採用)



当時、本機は小田急線・町田駅「ガイアWEST」(系列店が
二つあったが※、駅に近い方。現在、グランサイバーカフェ
バグース町田ANNEX店が営業。かつては「原町田センター」
というパチ屋だった場所)2Fで実戦。但し、お目当ての台が
別にあって(「キュロゴス」や「リアルボルテージ」など)、
本命が不調な時に移動して、よく一戦交えた(キュロゴス、
リアルボルテージなどと同時期に本機を打ったという事は、
デビューからかなり経った頃(末期)の実戦となる)。
※もう一店舗(ガイアEAST)は地下フロアがパチスロ。
現在は「カラオケマック」が入っている)

但し、肝心の設置が2台程しかなかったから、「シマの
優秀台を厳選して云々」といった選択肢はなく、せいぜい、
BR出現率の良さげな方を選んで座る程度。本機については、
勝ち負けより「告知を楽しむ」方に眼を置いていたので、
他の沖スロ実戦と比べると、「遊び感覚」で無造作に着席
していたように思う。


そんな姿勢だったから、効果ありとされたリプレイハズシも
ほとんどやらなかったし(せいぜい、こぼす可能性のあった
ベルを目押しする程度)、収支もさほど満足できるものでは
なかった。良くてトントンかチョイ勝ち程度。早いビッグが
3連くらいしたら、サッサと逃げていた。デカコインにも拘らず、
ドル箱2つ満タンとか出した記憶があまり無い。まぁ、告知さえ
味わえばそれで満足…といった感じだった。

なお、私が実戦を行った上記ホールは、怪しい出方ではない
「ノーマル」だった(ハズ)。本機は、リプレイ前兆などの
Bモノの存在も知られていたが、現役当時打った事がない為、
出玉の波は体感できず…。ただ、本機とリール配列が共通の
兄弟機「スティッキー5」なら、バリバリにビッグが連する
爆裂Verが、東急・溝の口駅に近いM店の暗い1Fに、1シマ
並んでいたのをハッキリ覚えている。あそこは赤光の剣も
香ばしい出方だったな…2Fの沖スロとか。


あまり突っ込んだ考察は出来なかったが、今回はここまで。


(高砂「サザンコースト30」の項、了)


※一部、記事内容を修正しました。