月刊オダサガ増刊号

2024年創刊予定の「月刊オダサガ」の増刊号です。
「月刊オダサガ」編集長が好き勝手に書いているブログです。

クイズ「ナンバープレートの選び方」

2014-02-21 18:57:09 | クイズ
ナンバープレートの選び方

さて、ナンバープレートの番号を好きなものを選んでいいといわれたよ、新しくできたおださがナンバーだ。数字は0から9までの4桁、いったい何通りの選び方があるのだろうか?

(1) 全部で何通りあるか?
(2) おださが9843のように左から順に数字が小さくなっていくプレートは何通りあるか?
(3) おださが8873のように左から順に数字が小さくなっていくか、または途中に同じ数字が並ぶプレートは何通りあるか?

解答はのちほど!

今日もママはいない 15 生き抜くためのルール

2014-02-21 11:56:46 | 小説「今日もママはいない」
今日もママはいない 15


「ちょっと、パスモ、誰か寝てるよ」小学校から帰ってきたパーマが叫んだ。

 パスモはパソコンから目を離さずに応えた。「ああ、ほっといてやれ。疲れてるみたいだ」
「やだよ、ここ、私の布団」
「寝る前にシャワーを浴びさせた」
「そういう問題じゃないって」
「起きたらヤツ専用の寝床を作る」
「え?泊まるの?ルール違反だよ、パスモ。リーダーのくせに」
「目的がある。夕食の時にきちんと説明する」
「わかった。パスモの言うことだもん、きっと間違ってない」

 パーマは洗濯を始めた。

 いつものようにぞろぞろと残りの9人が順に家に帰ってきた。

 パワーゴングが大声をあげた。「おい、俺の服がねえぞ」
「ごめん、パワーゴング。そっちのお客様に貸してやった」
「ふざけるなよ、パスモ。なんで俺の服なんだよ」
「サイズが合うのがそれしかなかった」
「こいつ、大人じゃねえか」
「まだ10代だ」
 パーマが慌ててとんできた。「パワーゴング、いろいろとワケがあるのよ、我慢して」

 誰かが怒っている時はパーマがなだめるのが、この家では毎度お馴染みの風景になっている。

 パスモは指示をとばした。「おい、ウータン、今日の夕飯、12人分作ってくれ」
「イヤだよ、めんどくさい」
「11人も12人も変わらないだろ」
「手間が増える」
「俺がお前を探しに出かけるほどの手間ではない」
「わかったよ」ウータンは少しシュンとした。

「ところでペンチ、学校にはちゃんと行ったんだろうな」
「当たり前だろ、行ってないのはパスモだろ」
「俺はちゃんと許可をとっている」
「俺もとろうかな、許可」
「とれるもんなら自力でやってみろ」
「ああ、やってやるさ」

 ボケチャが腹を抱えて笑い始めた。「ペンチには無理。お前、まず自分の名前書けるようにならないと」
「書けるよ、名前くらい」
「名前だけだろ、書けるの。やっぱ無理だ」
「ふざけんなよ、こいつでマッサージしてやろうか」ペンチはポケットからペンチをとり出した。「どこがいい?」
「おい、このチビ。ペンチ1本で調子に乗るなよ」
「調子に乗ってるのはお前だ、ボケチャ」

 ベーゴマが横から割り込んできた。「おっと、バカはバカ同士、仲良くやれよ」
「誰がバカだって?」ボケチャとペンチが声を揃えた。
「お、仲良しじゃねえか」
 ボケチャがムキになって否定した。「今のはたまたまだ、このバカと一緒にするな」
 またまたパーマがとんできた。「ちょっとやめなさいよ」
 ペンチがパーマにすがった。「パーマ、こいつらちょっと年上だってだけで俺をいじめるんだよ」
「いじめてねえよ」ベーゴマが吐き捨てた。「バカにバカと言った、それだけだ」
「この家では喧嘩は禁止なのよ、守ってくれなきゃ困る」
「ということだよ」ベーゴマが勝ち誇った。「バカ同士、仲良くやれっていったろ」
「もう、ベーゴマ。あんた、口が悪いわ。人のことをバカバカいうもんじゃないわ」
「わかった、遊びにいってくる」
「門限、守りなさいよ」
「言われなくても守るって」

 そんなこんなで午後6時になった。ロングサリーは不満そうである。「腹減った、まだできないのかよ、ウータン」
「もうすぐだって。今晩は12人前だから時間がかかるんだ」
 パワーゴングがウータンを睨みつけた。「言い訳してんじゃねえよ、そんなのほとんど変わらねえだろ」
「そうだ、パワーゴング」パスモは顔色ひとつ変えずにパソコンを操作している。「お客様を起こしてやってくれないか」
「わかったよ、パスモ。っていうか、あいつ、何時間寝てるんだよ」
「久しぶりの布団らしいから、嬉しくて出られないんだよ」

「おい、この野郎、人の服を勝手に着やがって。起きろ」
「もう少し、寝かせてくれ」
「メシの時間なんだ。起きなきゃ、メシ抜きだ」

 ドンキーが布団から飛び出してきた。「それだけは困る」
「やりゃあ、できるじゃねえか。服を返しやがれ」
「あ、この趣味の悪い洋服、こちらのゴリラの衣装だったんだ。サーカスかなんかで着るのか?」
「おい、パスモ、こいつ、ぶん殴っていいか」
「それは困る。連れてきてくれるだけでいい」
「だとよ」パワーゴングはドンキーの首根っこを掴んで吊し上げた。「おとなしくついてこい」

「よし、全員揃ったな、ウータン」
「わかってるって。ほら、できたよ」
「なんだこりゃ」ドンキーが奇声を発した。「昼間の料理とはえらく見た目が違うな」
「悪いな、客人」ボケチャがドンキーに説明をした。「今晩のコックはウータンだからな」
「なんだと」ウータンは泣きそうになっていた。「一生懸命作ったのに」
「謝りなさい、ボケチャ」パーマが怒った。「食べ物に文句は言わない。それがルールよ」
「文句をいったのは俺じゃなくて、こちらのお客様だぜ」ボケチャが反論する。
「食事中に無駄口を叩くな」パスモが制した。食卓はいきなり静かになった。

 パスモは事の成り行きを説明した。「そういうわけでこれから一週間、このドンキーにはここで生活してもらう」
 カラーマンが質問した。「俺達の物語を作るのが目的って、どういう意味だよ?」
「うまくいけば稼ぎになる」
「売りに出すのか?晒し者にされるだけだぞ」
「フィクションってことにして、印税だけ貰えばいいんだよ」
「そんなにうまくいくか?」
「そればっかりは、やってみなけりゃわからない」
「わかったよ、パスモ。みんなもそれでいいか?」

 誰も言葉を発しなかった。

「いいってさ、パスモ」
「よし、じゃあ、食べよう」

 腹を減らした一同はいっせいにガツガツと食事を始めた。

途端にドンキーが不満を漏らした。「見た目と味が比例してるぞ、これ」

「いやなら食わなくていいぞ、ドンキー」パスモがドンキーを睨みつけた。「その代わり、10万も払わない。今すぐ出て行け」
「いや、味なんか気にしないからこれでいい」
「二度と味について不平を言うな」
「はいはい」

 チャイムが鳴った。

「もう、一緒に食べる約束でしょ」瞳は残念がった。「待っててくれてもいいじゃない」

「瞳が勝手に約束して勝手に遅れたんだ」パスモは皿から目を離さない。「大人の癖に理不尽な女だな」
「はいはい、ごめんなさい。ねえ、そっちに行ってもいい」
「ダメだ。いつものように玄関までだ」
「もう、ケチ」

 パスモは大人を玄関から中に入れることはなかった。

074 「学校大奥」長池小学校裏物語 7-4 グラウンドのバトルロイヤル

2014-02-21 08:55:01 | 脚本「ママは名探偵」~「学校大奥」
「学校大奥」長池小学校裏物語 7-4

季来子「烏田さん、頑張ってるのね」
美香「きっこ先生!私、市大会で優勝するから」
季来子「必ず見に行くわ、市大会」
美香「きっこ先生が来てくれれば、優勝間違いなしだわ」

摩央「それは今後の練習次第ね」
美香「朝倉先生、メニュー、3番まで終わりました」
摩央「はい、続けて。これはこれは新垣指導員、グラウンドに来るなんて、お珍しい」
季来子「朝倉さんがグラウンドに寄って来るっていうから、私も来てみたの」
摩央「相変わらず、行動に無駄がありませんね」

季来子「相変わらず?まだ、新年度が始まって、ひと月も経っていませんけれど」
摩央「大学時代のことです」
季来子「ここは職場よ。大学の話なんか、どうでもいいじゃない」

美香「聞きたいです」
摩央「あら、メニュー、まだ終わってないでしょ?」
美香「それは後でちゃんとやるんで、聞かせてください、大学時代の話」
季来子「つまらない話よ」
摩央「同意します」

美香「もったいぶらないで、話してください」
季来子「もったいぶってるわけではないけれど。私は空手部、朝倉先生は陸上部だったというだけのこと」
美香「部長だったんですよね」
摩央「部長もやったわね」
美香「で、その、部活対抗リレーの話は?」

摩央「あら、そんなこと自慢してたんだ、新垣先生」
季来子「自慢じゃありません、事実を述べただけです」

摩央「都合のいいところだけピックアップするのね、マスコミみたい」

季来子「烏田さんが朝倉先生に勝ちたいというので、参考例を話しただけです」
摩央「最初から前を走って抜かれない方法なんて、あまり役には立ちませんよ」
季来子「私にはそれくらいしか、朝倉先生に勝つ方法が思い浮かばなかったもので」
摩央「それはそうよね。私より遅いんだから」

美香「アンカーだったんでしょ?」
季来子「そうね、あれは私が4年生、朝倉先生が3年生の時ね」
摩央「陸上部の部員が空手部よりあとにアンカーにバトンを渡すものだからね、驚いちゃった」
季来子「仕方ないわよ、国公立大学なんて、箱根駅伝にも出れないんだから」
摩央「その通りですわ」

美香「で、どれくらい走ったの?」
摩央「トラック1周」
美香「200メートルだ」
季来子「最初は10メートルは離れていたんだけれど、ゴール前ではほとんど並ばれちゃったのよ」

摩央「あと、5メートルゴールが先だったら、楽々と抜かしていましたけれど」
季来子「ゴールはあなたの都合で伸びたり下がったりしないからね」
摩央「たまたま、その時は抜けなかったというだけ。同じ展開なら、次は負けないわ」
季来子「同じ展開なんて、そうそうないものよ」

美香「あ、ゆっこさん、車に乗ってる」
優季子「どうしたの?あら、天敵ごっこ?」
季来子「陸上の練習を見学しているだけです」

優季子「まあ、せいぜい、競い合ってね、ノロマ同士で」
美香「あ、行っちゃった」
季来子「ノロマって、誰のことかしら?」
摩央「さあ?」

美香「車に比べれば遅いってことですよ、きっと」

2月20日(木)のつぶやき

2014-02-21 08:01:17 | ツイートのまとめ

【夜中に滑る】グレイシーゴールド、あの演技で第2位ということは、最後は第1位キムヨナとの一騎打ちかな、浅田真央。


【ベストを尽くすより】アベレージを高めろってことね。


【鈴木明子】フィニッシュが素晴らしかったな、途中しくじったのを立て直しての第4位。浅田真央によいバトンを渡してくれた。いよいよショートプログラムのクライマックスへ。


【フィギュアスケートは怖い】エンターテイメントをこんなに細かく点数化されて演じるっていうのは相当にやりにくい。できて当然、つうかできるよ、っていう精神力が必要。浅田真央がリンクにやってきた。


【ダークホースユリア】キムヨナ以上の点は出ないだろうけどすごかったな。終わったあと、憮然としてたぞ、貫禄のある15歳だな。


【え?】コストナー、今ので70越え?よくわからないなあ。


【うう、眠い】今ここで寝たら起きれない。あとふたり。浅田真央を見るために頑張らねば。明日もこんなに遅いのか?


【やっちまった】ホームのロシア人がベストパフォーマンスした直後にあの転倒は痛すぎる、浅田真央。練習前はいい表情だったのだが、練習後にホッとして、本場前は硬かった。でもまだ明日がある。明日、麻央が飛ぶ!


きっこゆっこ摩央、三つ巴の小競り合い! 「学校大奥」長池小学校裏物語 7-3 戦場は事務室! goo.gl/PXdMN3


【罪を憎んで人を憎まず】日常生活レベルでは罪をを許して人を疑うの方がよいような気もする。


【不規則正しい日々】かつては無我夢中で昼寝をしていると起きた時に昼だか夜だかわからないことがあったものだが、この8年、週に6日は夜は店にいるので夜に起きることなどない。


【全体の奉仕者】公務員は法律で全体の奉仕者と位置づけられているが、意識としては公務員に限らず誰しもが全体の奉仕者であるべきなのではないか。報酬がなければ何もしないっていうのはヤバい。ボランティアというのは本来そういったことであってそそのかされてやるものではない。


まだ終わっていない、浅田真央の挑戦! せきねりゅうしの日記「ソチ五輪の女子フィギュアスケート」 blog.goo.ne.jp/sekineryusi/e/…