月刊オダサガ増刊号

2024年創刊予定の「月刊オダサガ」の増刊号です。
「月刊オダサガ」編集長が好き勝手に書いているブログです。

せきねりゅうしの日記

2014-02-02 17:03:17 | 日記
おおよそ、店の看板にクドクドとクダラナイ文言を貼ってある店になど、入りたくないものである。そんなことを重々承知していて、なおかつ貼ってしまうのは別に人に入ってほしくないからではない。大して痛くもないのに貼っているサロンパスのようなものだと思っていただきたい。

サロンパスの正面が真っ白なのは、やはり、そこに文字を書き込むためであろう。慌てて家を出てメモが取れない時にはサロンパスに書いておくといい、山田さんの旦那さんが女性と歩いていた2月1日15時などという要領だ。

女性と歩きたいというのは男の願望なのであろうか。連れて歩きたい女性ナンバーワンなどというバレーボール漫画みたいな言葉もあるくらいだから、願望なのかもしれない連れまわされたくない女性ナンバーワンについても是非アンケートを実施してほしい。

犬も歩けば棒に当たる、などという言葉もある。犬を連れて歩くと棒に当たるかもしれない。棒に当たるのがいいかどうかは個人の趣向であるから何ともいえない。当たりたい棒もあれば当たりたくない棒もある。私などはアイスキャンディについてはいつも当たりたいのだが滅多に当たらない。というより、買っていないのだから当たるはずもない。ちなみにアイスキャンディの中にあるのは、棒でなくバーと呼ばれていたりする。

バーといえば、ここもまたバーである。3代目三遊亭金馬師匠の居酒屋という落語で、居酒屋がバーになったという噺があった。昭和30年頃の噺であろうか。居酒屋というと古くさいのでバーに替えた店が多かったらしい。元々は居酒屋もバーも同類だったということか。ウナギ屋がイタリアンバルになるようなものなのであろう。

今は物事の移り変わりが早いらしく、3か月ごとにメニューを更新するのが当たり前らしい。この店、バースクールオブロックのメニューは6年前から更新されていない。どうりで人が訪ねてこないわけだ。メニューを更新しない代わりに個人ブログは日に何度も更新しているが個人ブログを見て店に来たという人は未だにいない。

移り変わりが早いといえば、オーディオビデオ、いわゆるAVの移り変わりも早い。AVというと別の言葉、アダルとイブと勘違いされるが、オーディオビデオだ。DVDもよくDVと勘違いされる。CDもEDもそうだ。

アルファベットなど26文字しかないのだから、勘違いが増えても仕方ない。五十音ならその倍近くある。平仮名と片仮名を合わせれば100はある。これを活用しない手はない。オーディオビデオはおビ、ドメスティックバイオレンスはどバ、エレクトリックダイヤモンドはえダにすれば、かなり勘違いは減るであろう。

日本人のアルファベット好きには困ったもので、店の名前までアルファベットにしている店すらある。お客の立場にもなってほしい。特に単語が複数あるなどというのは論外で、大抵、そんな店はいつもガラガラ、閑古鳥、青い鳥である。

そんなわけで店の名前を変えたいのだが、看板代が高くて変えられない。変えられないから人が来ない。人が来ないから金がない。金がないから看板が変えられない。負のスパーランドである。

せきねりゅうし

今日もママはいない 6 

2014-02-02 13:48:12 | 小説「今日もママはいない」
今日もママはいない 6

「よし、出掛けてくる」パスモは靴を履いた。瞳も立ち上がった。「私も一緒に行くからね」
「どうぞ、ご自由に。俺は無視してるから、話しかけてくるんじゃねえぞ」

 パスモは家を出発した。少し後ろに、瞳がついて歩いている。

 パスモはちょっと先の小さな雑木林を目指した。ウータンのいそうな場所など限られている。そこを順番に回るつもりだった。

 雑木林の中、地上から5メートルのあたりにハンモックがかけてあった。普通、ハンモックはそんな上空に設置されることはない。

「おい、ウータン、なにをしてる、降りてこい」

 返事はない。

「ウータン、起きろ」
「うるさいなあ、なんだ、パスモか」
「なんだじゃない、何時だと思ってる?」
「知らない、時計持ってないもん」
「もう夜だろ」
「え?まだ夕方だろ?」

 10月初旬の夜の入りだ。日は沈んだが、寒さはそれほどでもない。

「6時半を過ぎたぞ」
「嘘?ごめんごめん、すっかり寝ちゃっててさ」
「言い訳はいい。さっさと降りてこい」

 ウータンはハンモックを抱えて、木から降りてきた。

「話はあとだ。とりあえず、家に帰る」

 パスモとウータンは黙って家へと向かった。瞳は相変わらず、少し後ろにくっついている。

 パスモは家の扉をあけた。「おやすみ、瞳」
パスモはウータンを玄関に押し入れ、自分も中に入ると、さっさと扉を閉めた。

「ちょっと、ひどい、私も中に入れて」瞳はノブを引っ張ったが、既に鍵がかけられたあとだった。

031 「学校大奥」長池小学校裏物語 3-1 弓菜諜報作戦開始

2014-02-02 10:46:13 | 脚本「ママは名探偵」~「学校大奥」
「学校大奥」長池小学校裏事情 3-1

弓菜「はあ、やっと今日も終わった」

私、由井弓菜はつい、ため息をついてしまいました。やはり1年生の担任の最初の1週間は緊張します。こちらは経験があるけれど、児童達にとっては初めての学校で、子供といえども緊張しているのです。その緊張は当然、こちらにも伝わってきます。その緊張を感じながらも、緊張をほぐして小学校というものに馴染んでもらう、それが私の最初の仕事なのかもしれません。

華子「由井ちゃん、どう?1年生?」

私と同期の教員、山本華子さんが話しかけてきました。同期といっても面識があったわけでもなく、採用された年が同じというだけです。でも、それでも安心感がある、それが同期なのです。

弓菜「うん、みんな楽しそうにやってくれているわよ」
華子「前任校と比べてどう?」
弓菜「子供はどこの学校でも同じよ、かわいいわ」

それは本当です。子供は学校に関係なく可愛いものです。問題は学校、この長池小学校には不穏な空気が漂っているのように感じます。

華子「由井ちゃんは長池小学校にもう慣れた?」

どうしよう?本音を言ってしまおうか?この、山本華子さんは信用できそうだし

弓菜「ねえ、山本さん、仕事帰りにお茶しない?」
華子「いいわよ、駅前にいい喫茶店もあるし。近所に居酒屋もあるわよ」

うーん、お酒は苦手なのよね。でも、相手の本音を聞き出すなら、居酒屋の方がいいかもしれない。

弓菜「じゃあさ、居酒屋に行って乾杯しよう、同期会ということで」
華子「ラジャー、じゃあ、またあとでね」

というわけで、仕事を終えた私と山本華子さんは、学校近くの居酒屋に来ました。居酒屋の名前は「よろこんで」でした。

華子「かんぱーい」
弓菜「私はお酒、弱いから、最初のビールだけね」
華子「うんうん、気にしないで。私は勝手に飲むから」
弓菜「山本さんは長池小学校が1校目なの?」
華子「ううん、2校目。おととしに転勤してきたのよ」
弓菜「そう、前の学校と比べてどうなの?長池は?」
華子「そうね、似たようなものね」
弓菜「似たようなものなんだ」

ここはひとつ、思い切っていこうかな。

弓菜「私にとってはね、全然違うのよ、長池って」
華子「どう違うの?」
弓菜「はっきりいって、なんか変」
華子「ははは、そう言われればちょっと変かも。男性教員が少ないからかな」

そっかあ、女が多いんだ、確かに。

弓菜「例えば、あの5年4組。新学期早々、担任と児童が教室で喧嘩してたのよ、ビックリしちゃった」
華子「ああ、あれか。摩央ちゃんと美香ちゃんね」
弓菜「摩央ちゃん、朝倉さんってまだ新任でしょ?なんで赴任そうそう、児童と揉めるわけ?おかしいと思うのよね」

華子「そこはね、実は因縁があってね。5年3組のきっこちゃんと摩央ちゃんは大学の教育学部時代からのライバルなのよ」
弓菜「もしかして教芸大?」
華子「そうそう、このあたりは多いからね、教芸大の出身者」
弓菜「私も教芸第大なのよ」
華子「そうなんだ。私は違うの、私立なんだ」

弓菜「教員同士がライバルだからって、児童と喧嘩にはならないわよ」
華子「それがさ、美香ちゃんはきっこちゃんの大ファンでね」
弓菜「おかしいわ、そんなの。私、教芸大の先輩として、あのふたり、新垣さんと朝倉さんをなんとかしてみます」
華子「そりゃあ、ありがたいわ、よろしく。四郎くん、ビールおかわり」
四郎「はいよろこんで」

2月1日(土)のつぶやき

2014-02-02 06:48:36 | ツイートのまとめ

【2が2と書いてにがツー】朝起きたら2月になっていたと言いたいところだが寝る前から既に2月だった。これから立春節分と季節を象徴する日が続くのに比べて2月1日は地味だ。1月1日と比べてもかなり地味だ。かつて担任した2年1組も地味だった。でもそんな地味なものこそ良いものが多い。


城内を探索するふたりの新しい姫! 「学校大奥」長池小学校裏物語 2-4 学校崩壊? goo.gl/82SJQu


リーダーパスモ、ついに立つ! 今日もママはいない 5 goo.gl/QchguA


【初めて来ましたが】意外としぶくて驚きました、六本木ヒルズ pic.twitter.com/nvQPTGcPmJ


【SOR】今晩はイベントがあります。えいちゃんのDJと弾き語りの二部構成です、ブルーズだな blog.goo.ne.jp/ryusisekine


「フィクション「トチヂくんの椅子」 11」 goo.gl/YhDvPh


【鏡を見て思った】人相、悪くなったなあ。きっと引きこもって文章ばかり書いてるせいだ。他人に見られているという意識がなさすぎる。最近、電車に乗っても視線を感じなくなってるし。ヤバイ、来週一週間かけて社会復帰しよう! pic.twitter.com/bhTUaostpr