月刊オダサガ増刊号

2024年創刊予定の「月刊オダサガ」の増刊号です。
「月刊オダサガ」編集長が好き勝手に書いているブログです。

今日もママはいない 13 ホステスレスラーAV嬢

2014-02-14 11:51:08 | 小説「今日もママはいない」
今日もママはいない 13

 瞳は驚いた。「随分と若い証券会社の方ね」
 
 パスモがため息をつく。「あーあ、いちいち真に受けるなよ。これだから役人さんは困る」

「え?」ドンキーも驚いている。「なんで役人さんがこんな廃墟にいらっしゃるわけ?」

 パスモは視線を外した。「俺達の監視さ」

「ちょっとニュアンス違うんだけどね。彼らの安全を確認しにきているの」

「頼んだ憶えはない」

「それが私の仕事なの」

 ドンキーは嬉しそうに笑った。「ほほお、なるほど。こりゃ、面白い話がかけそうだ」

 パスモはドンキーを睨んだ。「ありのままに書くだけで10万は高い」
「ちゃんと脚色するって。例えば、この瞳さんは、お役所でなくキャバレーで働いていて、その給料を全額、この家に渡している」

「ふーん」

「それでもお金が足りなくて、女子プロレスラーになって、その賞金まで持ってくるようになる」

「タイガーマスクかよ」

「いや、まさか。ライオンクイーンさ」

「変わらないって」

「じゃあさ、プロレスラーじゃなくてAV嬢にでもなってもらうか?」

 瞳が怒鳴った。「ちょっと、やめてよ。本当だと思われちゃうじゃない」

 パスモが吹いた。「信じるかよ」

「知らない人が読んだらってこと」

「安心しろ。その物語はこの家の外には公表しない」

「イヤよ。私がAV嬢なんて、絶対にイヤ」

「だそうです」

 ドンキーは首を傾げた。「プロレスラーとAV嬢以外に金を稼げる仕事なんてあるかな?」

「いくらでもあるじゃない」瞳はムキになった。「IT企業の社長とか、お医者さんとか」

「そんな当たり前の職業じゃ、話が盛り上がらない」

「平凡で結構です」

「さすが、お役人」

 瞳はドンキーを睨みつけながらうっすらと紅い頬を膨らませた。

061 「学校大奥」長池小学校裏物語 6-1 ママ友軍団始動

2014-02-14 09:25:25 | 脚本「ママは名探偵」~「学校大奥」
「学校大奥」長池小学校裏事情 6-1

亜希子「ねえ、千代子さん、それってホントの話なの?」
千代子「美香が言うことだから、どこまでホントなんだか」
睦子「絶対にホントよ、美香ちゃんおっちょこちょいだけれど、嘘はつかないもの」

千代子「すみませんねえ、親子揃っておっちょこちょいで」
睦子「そういう意味じゃないわよ」

じゃあ、どういう意味よ?とツッコミたいところであります。私、秋田亜希子は子供達が5年生になって初めてのママ友軍団の飲み会の幹事をやっております。

可憐「お待たせ」
亜希子「魔女の可憐、到着ね」

可憐「残念、お母さんは普通の人間なのです」
睦子「出た、お子様は魔女のナレーション、本物だ」

亜希子「四郎くん、生ビールいっちょう」
四郎「はい、よろこんで」

亜希子「ゆっこさん、すごいわね。オリンピック候補の朝倉摩央を負かすなんて、驚きだわ」
睦子「朝倉先生ね」
亜希子「ごめん、ついテレビで見ているような感じで呼び捨てにしちゃうのよ。だって最近のアスリートって芸能人と同じじゃない」
睦子「わかるわかる」
四郎「生ビール、お待たせしました」

可憐「四郎ちゃん、ありがと」
四郎「これ、店長からの奢りです」
可憐「え?なんで?」
四郎「俺が有名になると店も繁盛するって、店長、天知さんのことを神様みたいに思っているんです」
可憐「そんな、悪いわ」
亜希子「いいじゃない、事実なんだから」

睦子「それよりさ、可憐さん、聞いてよ。ゆっこさんがさ、あの朝倉摩央を追い抜いたって話」
亜希子「抜いてはいないわよ、追いつかれなかったってだけよ」
可憐「え?学校でレースでもしたの?」
千代子「裏庭で走ったらしいですよ」

可憐「なんでまた、裏庭で陸上選手が?」
亜希子「宗太郎の話だと、ゆっこさん、しょっちゅう裏庭にひとりでいるらしいわよ」
千代子「あらあ、お気の毒に。5月病なのね、きっと」
睦子「まだ4月だって」

可憐「ははは、わかったわ」
亜希子「でしょでしょ」
睦子「なによ、ふたりだけでわかってるって狡いわ、教えて」
可憐「これは絶対に秘密だからね」
睦子「誰にも言うわけないじゃない」

亜希子「名探偵亜希子と怪盗可憐の推理によると、ゆっこさんは裏庭で煙草を吸ってるのよ」
睦子「あ、そういうことか」

千代子「あらあ、みんなで吸った方がおいしいのにね」
亜希子「千代子さん、煙草なんか吸わないじゃない」

千代子「なんでもそうなのよ、みんなと一緒がおいしいのよ」
可憐「千代子さん、ゆっこさんはまだ未成年なのよ」

千代子「え?知らなかったわ。でも、この間、ここでお酒飲んでたじゃない」
亜希子「しっ!誰かに聞かれたらどうするのよ。それも秘密。壁に耳あり、障子に目ありなのよ」

千代子「壁はあるけれど、障子は見当たりませんよ」
可憐「まあ、とにかく、ゆっこさんの事は私達が守りましょう」

亜希子「イザという時のためのママ友軍団だからね」

2月13日(木)のつぶやき

2014-02-14 07:43:49 | ツイートのまとめ

@kecha6661 合格通知って生涯で1,2回なのに、請求書は毎月何通も来るからな。


【どっちがムカつく?】平和ボケの日本人より、それにつけこむ外国人だわ、日本人、負けるな。


【ファック!】ちきしょう、森山め、どうせヘルプも知らないくせに偉そうに批判しやがって(笑)雪降って即興で曲まで作ったんだぞ、少しは褒めろ!


【明日また雪が降る】今日のうちに車で仕入れその他、済ませておかないと。


【ちゃんこ三昧】最近の朝食はすっかり手抜きで、前夜のちゃんこばかり食べている。ちゃんこがない朝に朝食を作る習慣がすっかりなくなった。前は毎朝15分かけてちゃんと作ってたのにな。手抜きが癖になるとヤバイ。


【明日また雪が降る】3月までに雪がキレイになくなってくれないと、また映画のロケができないよ。まあ、次回はランチタイムインタビューのシーンに絞るかな。


今回は季来子VS摩央、といってもきっこは不在! 「学校大奥」長池小学校裏物語 5-4 季来子と摩央の飲み比べ goo.gl/NvPO1j


さあ、そろそろノッてきたよ! 今日もママはいない 12 扉の外から敵が来る goo.gl/8vNsnO


【市民は客か?】役所の若い姉ちゃんが、??番でお待ちのお客様と呼んでいるが、それは間違いだと思う。


【分裂する人間性】どうもサービスする時とサービスされる時の人格が変わり過ぎている。過剰なサービスはしない、されないくらいでちょうどいい。サービスする時に強気、サービスされる時に腰を低くでいいのではないか。


【タイトルはサウンドオブウォール】よっしゃ、開店前に曲でも作ろう


「ビッチーズはバッドイナフ、エンディングテーマ?」 goo.gl/fuQXWc


【鹿児島勢ぞろい?】キビナゴとピーナツ黒糖、あります。 pic.twitter.com/rJOcB54xqy