インターネットは架空世界にも関わらず、実世界にも大きな影響を及ぼすようになってきた。エジプトなどはそれで政権交代してしまったくらいだ。日本でもそのうちインターネット投票などというものができて政権が交代するかもしれない。架空などといって侮っている場合ではない。悔やむべき事態だ。
侮ると悔やむはそっくりだ。これはパーソナルコンピュータの漢字変換機能によって気づいた。パーソナルコンピュータはインターネット架空世界に大きく貢献しているが、いかんせん、名前が長い。といって略語は使わないなどと余計な宣言をしてしまったばかりだ。ナルコンなどとは意地でも呼べない。ここは平仮名片仮名連立表記方式によってぱコと呼ぶことにする。
ぱコの発達によっていネの架空世界が拡大している。パチンコ屋の流行によってパチンコ屋が増え続けていくのに似ているともいえるし関係ないかもしれない。
パチンコ屋というのはなぜ、あんなに人が多いのだろう。私などは飽きっぽい性格なため、同じ姿勢で手を固定する遊びの楽しみ方がわからない。人に尋ねたところ、誰も楽しんでいる人などいないらしい。楽しくないけれど通う場所であるらしい。学校のようなものなのだろう。
学校というのは不思議なシステムがあって、勉強が好きだという奇特な人から順に卒業させられるらしい。勉強がキライで行きたくないという人から順に卒業できるようにしたら、勉強好きな人にも勉強嫌いな人にも喜ばれると思うのだが、学校というものは人を喜ばせる場所ではないらしい。いったい何のためにあるのか、尋ねてみたいが、誰に尋ねたら答えてくれるのかが分からない。永遠の謎となりつつある。
いネにはヤッホー知恵袋というコーナーがあるが、答えている人間がホラ吹きであるかもしれないからアテにはならない。かくいう私もホラフキンと呼ばれている。正確には自分でそう呼んでいるだけで、私をホラフキンなどという無礼者には未だ出会っていない、相変わらず悪運だけは強い。
運というのは面白いもので、流れというものに左右されるらしい。いわゆるツキという代物だ。ツイテいるなどとよく言うが、狐ツキともまた違うらしい。
今年の正月麻雀では珍しく3連勝もしたが、得はなかった。麻雀に勝っただけである。非合法なギャンブルではない、健康麻雀と呼ばれるものだった。その後、合法ギャンブル競馬の金杯というレースの勝ち馬投票券を買ったが勝てなかった。勝てないのに勝ち馬投票券という名称はおかしい。勝ったり負けたり投票券とでも呼ばれていえば間違って買うこともなかった。来年からは気をつけよう、と去年も思ったことを思い出した。人は変わらないということなのか。
せきねりゅうし