
平成17年9月「愛・地球博」の政府主催公演「宮内庁雅楽と歌合わせ」において、天徳内裏歌合の「文台の州浜」に擬せられた舞台道具です。
上が、左方の「沈の山、鏡を水にして、州にも銀の鶴二つ立てて、金の山吹に銀の葉に、歌は鶴に銜(く)はせたり」とされるもの。
下が、右方の「沈を山に作りて、沈の船浮けたり。銀の河亀二つ、甲の裏に色紙は歌を書きて入れたり」「歌は銀金を造花にして、歌にしたがひつつ枝につけたり」とされるものです。
この州浜は「州浜台」の上に載り、その州浜台は「下机」の上に載る、という三段構造になっています。
下が、右方の「沈を山に作りて、沈の船浮けたり。銀の河亀二つ、甲の裏に色紙は歌を書きて入れたり」「歌は銀金を造花にして、歌にしたがひつつ枝につけたり」とされるものです。
この州浜は「州浜台」の上に載り、その州浜台は「下机」の上に載る、という三段構造になっています。

今般、八條忠基先生御謹製の「州浜台」をお譲りいただきました。「州浜型」に成型され、三本の「花足」が支えています。
天徳の歌合では「沈を造りて金の筋やれり、浅香の足組の結、裾濃の総したり」(左方)、「紫檀に造りて銀の筋やりて」(右方)のように、高価な材に蒔絵や組紐の房などが施されていました。現在は白木ですが、相応しく塗装をしたいと思います。

載せてみました!大きさもころあい、雰囲気が出ますね~、さあ塗装塗装。