伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

背景の紋について

2009-04-24 23:01:30 | 日本伝統文化学科

 

会場に巡らしてある幕

は「楽所幕(がくそまく)」といい、もともと、雅楽の楽人席の背景幕として用いられています(写真は宮内庁楽部のもの)。この紋は総称としては窠(か)の紋で、御簾の帽額(もこう)の柄に用いられたことから「木瓜(もっこう)」と呼ばれています。「四方木瓜」が代表的ですが、織田信長の家紋として知られるこの五弁のものは「五つ葉木瓜」・「五瓜(ごか)に唐花」などと呼ばれます。 なお、写真で見るように、楽部のものはもっとオレンジ系色が強いです。


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