伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

比較伝統文化論 特別講義

2009-07-29 23:35:03 | 授業

 7月27日、比較伝統文化論の最後の授業に、女流義太夫の竹本越孝さんと、鶴澤寛也さんがいらっしゃいました。
 草や木にも仏性を認める日本的な感性が生み出した、柳の精と結婚するお話『卅三間堂棟木由来』「平太郎住家より木遣音頭の段」を抜粋で演奏していただきました。
 AVホールが即席演奏会場になりました。
 見台や尻ひきを組み立てるところや、三味線を分解してしまうところまで見せていただき、皆びっくりでした。
 美しい夏装束のお二人の演奏の迫力に圧倒されました。

 

 学生達の感想では、ひとりでいろいろな人物を語り分けていてすごい、三味線で弾く斧の音、柳の葉の雰囲気が伝わってきて面白い、など、意外に内容がよく伝わっていました。
 物語の内容の独自性より、演奏の迫力に強く印象づけられたようでした。