日本橋高島屋の、染織家 吉岡幸雄の仕事展「日本の暦・色かたち」を参観いたしました。正月から季節の進行に従って、旧暦の月ごとの意匠を染め色で表現する試みです。自然素材ならではの優しい色合いが心に潤いを与えてくれます。例えば七夕のしつらい、ふつうは五色ですが、染司よしおかを象徴する紫色が加えられています。また、正倉院の屏風復元については、その特殊な技法が目を惹きました。一点一点、吉岡さんが自ら解説して下さいました。大変勉強になりました。
明日の「伝統文化まつり」に備えて、中村橋吾さんの「なりきり歌舞伎体操」に参加してきました。正しい姿勢で合理的に動けば美しい動きになる、ということを実感しました。明日披露していただく「本朝廿四孝」白須賀六郎のご注進も一足お先に拝見しました。
還幸祭は御旅所(東寺のそば)の神輿をお迎えに行くお祭りです。
伏見稲荷大社の御神域は京都の広い地域に及びます。市内の至る所に幟が立っています。
胡蝶かわいい!大人気でした。
車列が京の街に走り出していきます。街中でもしばしば出会いました。
装束班は本日勉強のため、弓馬術礼法小笠原教場による浅草流鏑馬の見学に出ました。先だっての香取神宮神幸祭の前にも小笠原流の流鏑馬が行われましたが、装束班は着装中で本番は見られませんでした。ダイナミックな動き、そして装束の美々しさ。しっかりと勉強できたと思います。
江戸川区の行船公園にある「源心庵」で6月1日に行われる歌会のため、所作と装束着装のお稽古が行われました。
満々と水を湛えた池の辺に建つ「源心庵」。「行船」は地名ではなく、地元の店の屋号で、その「行船」現当主の祖父、田中源さんがこの公園の土地を寄贈したために「源心庵」の名があります。これは建物の中から見た風景。
本日は、歌会における懐紙提出の作法と、狩衣着付けの実習を行いました。
こちらはお遊び、直衣を垂領に着崩した姿の源氏と狩衣姿の惟光。
本日は、4月15日・16日に行われる香取神宮神幸祭の地区ごとの記念撮影が行われ、装束班8名が出動いたしました。井筒装束店の松門さん、野口さん、ならびに井筒企画のお姉さま方とともに、直垂、水干、裃、羽織袴、白丁の着装を担当させていただきました。
朝8時には佐原駅集合、まずは神宮にお詣りいたし、無事着装できますようにとお祈りいたします。
着装の日程等の確認を綿密に行います。
次々に着装が始まります。
大人数になってくると、一人で一人を着装しなければとても追いつきません。
手が空けば、600名もいる稚児装束のお手伝いも(これはお弁当ではなく、装束が入っているのです)
手なおしもしてあげます。
こうして撮った写真はこんな感じ。撮影場所にも装束班が詰めていて、着付け直しをしています。
武者の方も
大鎧隊
流鏑馬のお馬さんも
お疲れさまでございました。本祭のほうもよろしく!