左 山辺赤人 わかのうらにしほみちくればかたをなみあしべをさしてたづなきわたる
右 柿本人麻呂 ほのぼのとあかしの浦の朝ぎりにしまがくれゆく舟をしぞ思
（先般の歌合での二幅対）
「天徳内裏歌合」の顰に倣い、左方・右方に分かれての「歌合」を、江戸川区行船公園の「源心庵」で行いました。
装束は、東京成徳装束班が担当しました。
判者の軽妙な進行で、大変楽しい歌合になりました。
八條先生にお教えをいただいてはや５年、学生諸君のお装束に対する意識や技術は、昔とは比べものならないほど向上いたしましたが、今後さらに精進を重ねて、「装束三ヶ条」を拳拳服膺しつつ、多くの皆様にお装束の楽しさを発信できるよう、務めたいと思っております。何卒今後ともよろしくお願いいたします。
早稲田大学の授業「日本語日本文学特論３」から生まれた「早稲田大学装束研究会」が、11月7日・8日の「早稲田祭」で、装束体験処を開設いたします。できますものは、十二単と狩衣。お装束は伝統文化資料室からお貸し出しいたします。
先月、出雲に奉納披講に参りましたが、十月は「神無月」で、全国の神様が出雲に集まる、というので、出雲では「神在月」といいます。出雲大社には、神様を迎える「御宿社」があります。
