シーティングシステム研究会

良いシーティングを普及させる目的で年に5回の研究会を開催、また基礎コースを開いています。

96回シーティングシステム研究会の具体的な内容

2010-04-26 | Weblog
こんにちは 96回 5月8日の具体的な内容に関してお知らせします。
服装は実技をやれる動きやすい服装と靴でご参加ください。
申し込み期限をギリギリまで延ばします。97回と連続、連休明けと言うこともあり、まだ大丈夫です。


―進化する車椅子-光野有次の軌跡―

【概 要】
我国の病院や老人施設などでは車椅子が椅子代わりに使われ、とくに身体機能の低下した方にとっては日常生活の場となっています。
しかし一般的な普通型車椅子では長時間快適に座り続けることは困難で、利用者に苦痛をもたらし、二次障害を引き起こすこともあります。今、人間工学に基づいた座位保持機能を持った車椅子が求められています。座位姿勢を分析し、椅子の機能を明らかにしたうえで、車椅子への適応事例などを紹介します。
車椅子への適合については、今回はヘッドコントロールができる方を対象とします。実際に車椅子に座って各自確認します。また、車椅子の介助方法については広く知られてきていますが、実際の合理的な駆動方法は実技を通して学びます。


【プログラム】
10:30~12:00 研修 Ⅰ 「座位姿勢とシーティング」
12:00~12:50 昼 食
12:50~14:20 研修 Ⅱ 「車椅子の選び方と適合」
14:20~14:30 休 憩
14:30~16:00 研修 Ⅲ 「車椅子の駆動と実際」


【内 容】
研修 Ⅰ 「座位姿勢とシーティング」
スライドを使った座学が中心になりますが、骨盤サポートを実感してもらうために3人一組になって確認してもらいます。

研修 Ⅱ 「車椅子の選び方と適合」
車いすの種類(分類)はスライドで紹介。パンテーラのモジュラーシステムについては、実物を見てもらって簡単に紹介。
実技1;パンテーラを使ってベルトの張り調整と背座角の調整を行う。
実技2;「座位質改善」を普通型車椅子に取り付けて利用者の体にフィットさせる。

研修 Ⅲ 「車椅子の駆動と実際」