シーティングシステム研究会

良いシーティングを普及させる目的で年に5回の研究会を開催、また基礎コースを開いています。

必要に応じて姿勢変換できるリクライニング・チルト機能とレッグエレベーティングの必要性

2009-10-14 | Weblog
94回の準備をしていて感じたことです。

去年に引き続き、今回の企画を考えていろいろと関係者とお話ししていて見えてきたのは厚生労働省からの通達などだけでは基準に決められたものであっても全国一律には行かないということです。それは各自治体の予算の余裕であったり、判定する立場の判断であったり左右されているということです。

必要な起居移動動作(起き上がって、立ち上がって行きたい所、必要な場所には移動する権利ありと考える)については介助に頼らずに自立できることは個人の尊厳でもあります。

また血液循環を考えれば歩行しない場合に下肢に血液がたまり、エコノミークラス症候群になりかねないわけですから、電動で自分で足を自由に動かしたいというのはごく当たり前の希望です。

必要な人に適切なリクライニングチルト機構の電動車いすをという視点でまとめていきたいと思います。