【社会新報】富山県版  from 社民党富山県連合

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改憲阻止と参院選に向け、又市征治幹事長が談話を発表

2007年04月23日 | 参議院議員選挙
 終盤を迎えようとする国会と、5月の憲法月間を前に、社民党幹事長(社民党富山県連合代表)の又市征治参議院議員(写真)が下記の談話を発表しました。


2007年4月23日

5月改憲阻止闘争を強化し、参院選勝利へ!(談話)

社会民主党幹事長 又市征治

1. 後半国会は、「暴走」の様相を深めている。これは、今月末の訪米の手土産に、改憲準備法である国民投票法案と在日米軍再編に3兆円もの血税を注ぎ込む特措法案などは衆議院を通せという安倍首相の意向によるものだ。
  4月13日、与党はこの2法案を衆議院で強行可決し、17日には教育3法案を審議する特別委員会の設置を、18日には少年法を相次いで強行採決した。
  また参議院でも、安倍首相の意を汲んで、国民投票法案を審議する憲法特別委員会に定例日を設けず連日審議を強行し、早期成立に動いている。
  この後も政府・与党は、社会保険庁改革法案、イラク特措法延長法案、公務員制度改革法案、労働関係法案などを、数を頼んで押し通そうとしている。
  こうした「暴走国会」の姿は、国権の最高機関(憲法41条)である国会を内閣の下請け機関におとしめる自殺行為であると言わねばならない。

2. 野党の使命は、こうした内閣や与党の暴走を食い止めることにある。
  だから私は、衆議院での強行採決が想定される下で、8日の各党幹事長によるテレビ中継の中で「12日にも野党党首会談を持とう」と呼びかけた。それは、強行採決に野党が厳しく対決する姿勢を鮮明にし、結束して当たろうとの趣旨であった。
  各党はこれに異論がなかったし、11日の野党国対委員長会談でもその日程調整をすることになった。だが、その夕方になって突如これが棚上げになってしまった。民主党が、他の野党に連絡もないまま、与党と国民投票法案の修正協議を始めたからである。他の野党が民主党の動揺的態度に再び不信を高めたことは言うまでもない。

3. 以上のように、安倍内閣はそのタカ派色をむき出しにし、与党は数を頼んで暴走を続けている。一方、民主党は、教育基本法、防衛「省」昇格法、そして国民投票法など重要法案に常に「半自民党」的で、対決できないでいる。これでは、さらに弱肉強食の競争社会を許し、憲法改悪で戦争をする国への転換を許すことになる。
  私たち社民党は、断じてこれを許すことはできない。
  そのためには、院外の大衆運動がいよいよ重要である。憲法施行60年のこの5月、わが党に協力頂けるすべての団体・個人と提携し、「改憲阻止・憲法理念の実現」を訴える可能最大限の宣伝活動を強めよう。各県で最低10か所以上、国会情勢を含む街頭演説、憲法講演会・集会を組織しよう! 街頭宣伝車を走らせよう!
  5月の改憲阻止闘争を強化し、参院選勝利へつなげよう!