【社会新報】富山県版  from 社民党富山県連合

社民党富山県連合に関するニュースをお知らせします

社民党北信越ブロック会議を開催

2008年07月30日 | 衆議院議員総選挙
 社民党北信越ブロック協議会(桝口敏行議長)は7月29日、富山市の高志会館でブロック内各県(新潟・長野・富山・石川・福井)の党と支持労組の代表者を集め「協力会議」を開催しました。

 会議では桝口議長につづいて、労組側を代表して長野県労組会議の高橋博久議長が連帯のあいさつを行いました。引き続き又市征治副党首があいさつに立ち「サミットはほとんど成果なく終わった。その後、ガソリンなどの相次ぐ値上がりや一連の食品の偽装事件などで福田内閣の支持率は20%台に低迷したままである。来る総選挙はまさに日本の転換期の選挙、大連立や憲法改正を許さないためにも、また国民の生活や労働者の権利を守るためにも社民党は何としても10議席以上を確保しなければならない。北信越ブロックでは社民党の議席をして欲しい。」と述べました。

 引き続き、事務局からブロックの選挙方針や政策についての提案があり、各県報告では、新潟が候補者2人を決定しているほか長野では1人が内定、富山では1人に出馬要請する方向など具体的な報告がなされました。
 労組側からは「自民・民主の二大政党論に社民党はどう存在感を示していくのか」「社民党らしさをもっと強くアピールしていく必要がある。」といった意見が出されました。

 まとめとして、①総選挙では北信越ブロック党・労一体となって議席確保をはかること、②そのために、各県でもっと候補擁立に努めるとともに社民票の拡大に取り組むこと、③「北信越ブロック総合選対」を9月をメドに結成すること―などが確認されました。

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構造改革の継続でなく、政治転換を勝ち取ろう

2008年07月25日 | 新着情報
 福田政権が発足10か月を迎えた25日、社民党副党首(同富山県連合代表)の又市征治参議院議員(写真)が下記の談話を発表しました。


2008年7月25日

構造改革の継続でなく、政治転換を勝ち取ろう!(談話)

社民党副党首 参議院議員 又市征治


(1)福田内閣発足から10か月が経った。ふり返ると、①初めの3か月はインド洋の米艦船への給油新法に血道を上げ、②次の4か月は道路族と国交省官僚の利権を擁護するために道路特定財源(10年間で59兆円)の維持に固執し、再び参院の審議を無視して衆院での再可決を強行した。一方、③景気後退と物価高騰局面で求められた内需拡大・国民生活向上策は何一つ実施せず、④また「宙に浮いた5000万件の年金記録」の3月までの照合公約を反故にし、⑤さらに高齢者を差別し医療費を抑制する後期高齢者医療制度を4月から強行した。
 つまり福田内閣は、国民が求める施策は何一つ実施せず、求めもしない悪政を強行する「百害あって一利なし内閣」と言わざるを得ない。

(2)だから、内閣支持率が20%台に落ち不支持率が6割を超えるのは当然である。こう見れば、喧伝される「衆・参のねじれ」は、実は「政府・与党と国民とのねじれ」であることが理解されよう。したがって社民党は、この国民の意思を国会で明確に示すため、野党を説得して参院での首相問責決議の可決をリードした。
 しかし福田首相は、衆院解散も内閣総辞職も拒否し、衆院で与党が3分の2を占めている間に、①『骨太方針2008』に大企業優遇・国民犠牲の構造改革路線を貫く、②消費税増税を含む税制抜本改革に道筋をつける、③民主党を抱き込んで自衛隊海外派遣恒久法を制定する―ことを画策しているのである。
 したがって、このような内閣を一日長引かせれば国民の不幸が一日伸びることになる。一日も早い解散総選挙を訴えるゆえんである。

(3)当面する総選挙は、大企業優遇・国民犠牲の構造改革をストップし、日本を「高度な福祉社会・平和国家」として発展させるための政治転換を実現する闘いである。いま日本の社会に求められるのは社会民主主義的政策の実施であり、だからこそその旗頭である社民党の前進がどうしても必要である。
 民主党は、参院での与野党逆転と政府の相次ぐ失政で意気軒昂だが、政策的には小さな政府論、300自治体統合論、公務員給与2割削減、日米軍事同盟の強化、自衛隊による「国際貢献」などを掲げ、「自民党と政策は8割方が一致」(前原前代表)している。だから民主党に「勤労国民の側に立て」と厳しく注文をつける社民党が前進しなければ、与野党逆転しても自民・民主両党による「大連立」になりかねない。野党共闘の要としての社民党の役割はますます重要である。

(4)「政治は一寸先が闇」である。内閣総辞職による9月解散10月選挙か、ばらまき予算を組んでの1月解散2月選挙か―を念頭に諸準備を急ぎ、「得票増と二桁議席獲得」を実現して、国民の期待に応えよう!