【社会新報】富山県版  from 社民党富山県連合

社民党富山県連合に関するニュースをお知らせします

戦争の爪痕めぐる「非核・平和行進」

2008年06月15日 | 新着情報
 原水爆禁止富山県民会議(又市征治会長)は14日、「非核・平和行進ウォークinとやま」を行いました。
 富山県庁前の噴水公園で集会を行った後、射水市(旧小杉町)までの約12kmのコースを、戦跡をめぐりながら歩くもので、約70名が参加しました。

 周辺の戦跡には、富山大空襲のとき多くの市民が飛び込んだ神通川や、連帯橋と呼ばれていた富山大橋、旧陸軍の駐屯地だった富山大学、今も焼夷弾痕が残るJA倉庫、旧報国製鉄跡地、朝鮮半島の人々の重労働によって掘られた呉羽山堀切、旧陸軍の飛行場があった和合中学校などがあります。
 また、最終地点の射水市の歌の森運動広場には、旧小杉町が、県内で最初に非核平和都市宣言を行ったことを記念して建立された「平和の礎」があります。

 参加者たちは、普段何気なく通り過ぎているところに、今なお戦争の爪痕が残されていることを再認識し、平和の尊さを次世代にも語り継いでいこうと、思いを新たにしていました。

にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ

「問責決議」可決を受け止め総選挙で民意を問え!

2008年06月12日 | 新着情報
 12日、与党が衆議院で福田内閣の信任決議を可決させ、前日の参議院での問責決議を踏みにじったことについて、社民党副党首(党富山県連合代表)の又市征治参議院議員が下記の談話を発表しました。

※写真は11日の又市議員らによる問責決議案提出


2008年6月12日

「問責決議」可決を受け止め総選挙で民意を問え!(談話)

社民党副党首 参議院議員 又市征治


(1) 昨日、わが党は、民主党、国民新党と共に参院に福田首相への問責決議を提出し、131対105票で可決した。憲政史上初めてのことである。
 社民党は、5月中旬、問責決議を提出し解散・総選挙を迫ることを野党各党に呼びかけた。それは、福田内閣の反国民的姿勢が明らかとなり、内閣支持率20%前後に示されるように、国民が内閣に不信任を突きつけているからである。
 具体的には、①参院での否決を無視して給油新法を衆院で再可決し(1月)、②公約に反して「宙に浮いた」5000万件の年金記録の照合を実現せず(3月)、③高齢者を差別し医療費を抑制する後期高齢者医療制度を強行し(4月)、④道路族と国交省官僚の利権擁護のために暫定税率を含む道路特定財源の維持に固執して衆院で再可決を強行し(5月)、そして⑤社会のあらゆる部面に格差が拡大し、かつ景気後退局面に入った下でも国民生活擁護の対策を何一つ打とうとしないこと―などが問責の理由である。遅まきながら、参院で総理問責決議の可決という形で民意が示すことができた。

(2) 本日、与党側は、参院での問責決議可決に対抗して、衆院で内閣信任決議案を可決し、福田内閣の「正統性」を示そうとしている。しかし、国権の最高機関である衆・参両院で内閣を信任するかどうかの意思が異なる事態が続くことは異常なことである。だからこそ衆院を解散し総選挙で民意を問うべきなのである。
 しかし福田首相は、総辞職もしなければ、衆院の解散・総選挙もしないという。なぜか。福田首相の権力欲もさることながら、財界と自民党の本流から福田内閣に課された課題―①福祉切り捨て・大企業優遇の「骨太方針2008」の策定、②消費税率のアップを含む税制抜本改革の実施、③名古屋高裁の違憲判決にもかかわらずイラク特措法や給油新法に代わる自衛隊海外派兵恒久法の制定―をやり遂げるまでは退陣しないということである。まさに国民に背を向けた「百害あって一利なし内閣」と言うほかない。民主主義を語る資格もない。
 
(3) マスコミの多くは「ねじれ国会で政治が動かない」ように報じている。だが、参議院で与野党が逆転したからこそ、「宙に浮いた」5000万件の年金記録問題、「姥捨て山」のごとき後期高齢者医療制度、道路特定財源のデタラメな無駄遣いなどが国民の目に明らかになったのではないか。また被爆者援護法、石綿健康被害救済法、地震防災対策法、政治資金規正法の改正やC型肝炎患者救済法制定など、これまで政府・与党が渋っていたものを改正できたのではないか。
 実は、「ねじれ」の実体は国民の意思と政府・与党の姿勢なのである。
 一日も早く解散総選挙に追い込み、国民生活優先の本来の政治を実現するために、党の「得票増と二桁議席獲得」に全力を傾注していく決意である。

第13回定期大会「北信越での議席奪還を」

2008年06月08日 | 新着情報
 社民党富山県連合の第13回定期大会が8日、富山市の自治労とやま会館で開催されました。

 はじめに又市征治代表が挨拶し、「景気が低迷する中、政治に求められるのは、国民の暮らしの改善だ。社民党は定率減税の復活をはじめ5兆円規模の緊急対策を提案し、政府に実行を迫ってきたが、福田内閣は何もしようとしない。そればかりか、新テロ特措法案や道路特定財源の維持など、国民が望みもしないことばかり強行してきた。年金記録の問題や後期高齢者医療の問題も、国民の声に応えようとしない。約2割という内閣支持率は、福田内閣に対する国民の不信任だ。国民が不信任を突きつけているのに、国会議員が黙っているわけにはいかない。後期高齢者医療制度の廃止法案への対応についてだけでなく、総合的な責任を問うべきだ。」と、問責決議案提出を強調しました。

 また、又市代表は「来るべき総選挙は、政権交代が問われる。しかし野党第一党だけが伸びたのでは、昨年の参院選後と同じで、大連立が浮上し、保守や財界に取り込まれていくだけだ。与野党逆転は必須だが、社民党が躍進しなければその意味を失う。何としても2けたの議席を確保しなければならない。富山では2区・3区で候補者擁立を急ぎ、北陸信越ブロックの議席奪還のために総力を結集して闘おう。」と訴えました。

 続いて、来賓を代表して齋田道男副知事、森本富志雄連合富山会長、山崎彰富山県平和運動センター議長、森田高参議院議員が、激励と連帯の挨拶を行いました。

 定期大会では2008年度の活動方針など全ての議案が承認され、「総選挙の必勝をめざす特別決議」「大会宣言」が採択され、社民党の躍進に向けて奮闘する決意を固め合いました。

にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ

富山で憲法講演会

2008年06月05日 | 新着情報
 4日、富山市で憲法講演会が開かれました。
 この憲法講演会は、毎年5月から6月にかけて県内各地区の平和運動センターや憲法擁護富山県民連合が行っているもので、今年も8会場で開催されています。

 この日、講師を務めたのは元大沢野町議の宮崎周二氏でした。
 宮崎氏は、会社で三交代の勤務をしながら労働運動に携わり、その傍らで町議を3期務めた自身の体験を交えながら、「憲法は、家庭・職場・地域で活かされているのか」と題して講演を行ないました。
 
 「職場の仲間が解雇されていった。また、じん肺になって死んでいった。おかしいことは『おかしい』と言わなければ、自分たちの命さえ奪われかねない。そう思って長く労働運動に携わってきたが、平和憲法があるから労働運動を闘うことができる。憲法が脅かされている今、労働組合は、経済闘争だけでなく政治闘争に踏み出す必要がある。そして、おかしいことに対し、はっきりと『おかしい』と声を上げるべきだ。」

 この講演会には約180名が集まり、宮崎氏の熱のこもった講演に聞き入っていました。

にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ