社民党富山県連合の第12回定期大会が26日、富山市内で開かれました。
代表の又市征治参議院議員(写真)は開会のあいさつで、次のように語りました。
《 国会情勢と憲法 》
「先日、改憲の手続きを定める国民投票法が成立しました。これは中立・公正な制度どころか安倍首相自身が明言しているとおり、自民党新憲法草案を通しやすくするための法律にほかなりません。」
「自民党の新憲法草案は、憲法の3大原則である主権在民・平和主義・基本的人権の尊重を大きく後退させるものであり、このような憲法が排除されることは、現行憲法前文に定められている通りですが、戦後レジームからの脱却を叫ぶ安倍内閣はこの戦前回帰の改憲に躍起です。」
「さらに安倍首相は憲法問題を参院選の争点化しようとしていますが、これは7割以上を改憲派が占める民主党の切り崩し・分裂を図るための戦術です。」
「確かに民主党は国会でもまともに闘いません。例えば25日の強行採決で言えば、わざわざ総理出席の総括質疑を受けておいて、最後だけ委員長席に詰め寄って何が止められるというのでしょうか。あれでは、審議拒否はしないと言って、与党ペースで法案審議が進むのを許している共産党と同じです。反国民的な法案は何としても阻止しなければなりません。それを彼らは本気で止めようとはしないのです。しかし批判だけしていたのではこれもまた何も変わりません。与党側にすり寄っていかないよう、野党共闘を組んで民主党や共産党を本気で立ち上がらせなければ、安倍内閣の暴走は食い止められません。」
《 格差と暮らし 》
「さて私たちが訴えてきた格差の問題が、深刻な社会問題になっています。所得再配分が今こそ必要であるのに安倍内閣は、儲かって仕方がない大企業や高額所得者への優遇措置は放置したまま、定率減税全廃や社会保険料の値上げなど国民負担増を課しています。今年度予算では、大企業には4140億円の減税、国民には1兆7千億円の負担増と、むしろ格差拡大を助長しています。」
「また安倍内閣は今年の秋、つまり参院選が終われば、消費税率の引き上げを予定しています。一昨年、政府税調は税率について12~15%と言っています。非正規の労働者を中心とした低所得者層の拡大、医療・年金・介護などの相次ぐ改悪によって疲弊した国民生活を直撃します。さらなる生活破壊が行われようとしているのです。」
「こうした安倍政権の暴走は一昨年の総選挙で、衆議院の7割もの議席を与党に与えてしまったからであり、その暴走を食い止めるため、7月の参院選で何としても与野党逆転を果たさなければなりません。」
《 参院選 》
「そのために候補者擁立を進め、いくつかの1名区で無所属統一候補を立てているところもあります。富山県選挙区でも森田たかしさんを推薦していますが、私たちは森田さんと民主党それおぞれと政策協定を結びました。その政策協定には必ず『憲法を尊重し擁護する』こと、『無所属を貫く』ことの確約を得た上で推薦を決めています。平和憲法を守り、国民の暮らしを向上するために私たちはこうした人々と幅広く連携していくことが必要です。」
「この参院選に、私たち社民党は総力をあげて臨まねばなりません。もとより私も比例代表候補として、そして党の幹事長という立場から、全候補の先頭に立ち全身全霊を傾けてたたかいます。ぜひ引き続き皆さんのご協力とご支援をお願いいたします。ともに頑張りましょう。」
この定期大会には、富山県選挙区で出馬予定の、森田たかし氏(写真)も駆けつけ、「又市征治さんと二人三脚で頑張りぬきます。」と決意を語りました。
定期大会では、憲法改悪阻止と又市征治・森田たかし両候補の必勝を目指して全力を挙げる特別決議などが採択されました。
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代表の又市征治参議院議員(写真)は開会のあいさつで、次のように語りました。
《 国会情勢と憲法 》
「先日、改憲の手続きを定める国民投票法が成立しました。これは中立・公正な制度どころか安倍首相自身が明言しているとおり、自民党新憲法草案を通しやすくするための法律にほかなりません。」
「自民党の新憲法草案は、憲法の3大原則である主権在民・平和主義・基本的人権の尊重を大きく後退させるものであり、このような憲法が排除されることは、現行憲法前文に定められている通りですが、戦後レジームからの脱却を叫ぶ安倍内閣はこの戦前回帰の改憲に躍起です。」
「さらに安倍首相は憲法問題を参院選の争点化しようとしていますが、これは7割以上を改憲派が占める民主党の切り崩し・分裂を図るための戦術です。」
「確かに民主党は国会でもまともに闘いません。例えば25日の強行採決で言えば、わざわざ総理出席の総括質疑を受けておいて、最後だけ委員長席に詰め寄って何が止められるというのでしょうか。あれでは、審議拒否はしないと言って、与党ペースで法案審議が進むのを許している共産党と同じです。反国民的な法案は何としても阻止しなければなりません。それを彼らは本気で止めようとはしないのです。しかし批判だけしていたのではこれもまた何も変わりません。与党側にすり寄っていかないよう、野党共闘を組んで民主党や共産党を本気で立ち上がらせなければ、安倍内閣の暴走は食い止められません。」
《 格差と暮らし 》
「さて私たちが訴えてきた格差の問題が、深刻な社会問題になっています。所得再配分が今こそ必要であるのに安倍内閣は、儲かって仕方がない大企業や高額所得者への優遇措置は放置したまま、定率減税全廃や社会保険料の値上げなど国民負担増を課しています。今年度予算では、大企業には4140億円の減税、国民には1兆7千億円の負担増と、むしろ格差拡大を助長しています。」
「また安倍内閣は今年の秋、つまり参院選が終われば、消費税率の引き上げを予定しています。一昨年、政府税調は税率について12~15%と言っています。非正規の労働者を中心とした低所得者層の拡大、医療・年金・介護などの相次ぐ改悪によって疲弊した国民生活を直撃します。さらなる生活破壊が行われようとしているのです。」
「こうした安倍政権の暴走は一昨年の総選挙で、衆議院の7割もの議席を与党に与えてしまったからであり、その暴走を食い止めるため、7月の参院選で何としても与野党逆転を果たさなければなりません。」
《 参院選 》
「そのために候補者擁立を進め、いくつかの1名区で無所属統一候補を立てているところもあります。富山県選挙区でも森田たかしさんを推薦していますが、私たちは森田さんと民主党それおぞれと政策協定を結びました。その政策協定には必ず『憲法を尊重し擁護する』こと、『無所属を貫く』ことの確約を得た上で推薦を決めています。平和憲法を守り、国民の暮らしを向上するために私たちはこうした人々と幅広く連携していくことが必要です。」
「この参院選に、私たち社民党は総力をあげて臨まねばなりません。もとより私も比例代表候補として、そして党の幹事長という立場から、全候補の先頭に立ち全身全霊を傾けてたたかいます。ぜひ引き続き皆さんのご協力とご支援をお願いいたします。ともに頑張りましょう。」
この定期大会には、富山県選挙区で出馬予定の、森田たかし氏(写真)も駆けつけ、「又市征治さんと二人三脚で頑張りぬきます。」と決意を語りました。
定期大会では、憲法改悪阻止と又市征治・森田たかし両候補の必勝を目指して全力を挙げる特別決議などが採択されました。
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