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ミクロ経済学: 貿易諸理論

2020-02-14 18:19:56 | 日記

ミクロ経済学基礎 目次

 

・ヘクシャー・オリーンの定理

 生産要素を労働と資本に二分した場合、労働が豊富な国は労働集約財を、資本が豊富な国は資本集約財を生産する。

 ⇒ 比較優位の考え方です。

 

・要素価格均等化原理

 自由貿易によって、労働が豊富な国の賃率は上昇し、資本が豊富な国のレンタル料(資本利用料)は上昇して、各国の生産要素価格は均等化する。

 ⇒ 自由貿易によって、世界の市場は一つになるという考え方です。

 

・ストルパー・サミュエルソンの定理

 ある生産物の価格が上昇すれば、その生産に集約的に用いられる生産要素の価格は上昇する。

 ⇒ 利潤最大化 + 限界生産物逓減の法則

 

・リプチンスキーの定理

 一定の投入係数のもとでは、供給が増えた生産要素を用いる産業の生産量が増加します。

 ⇒ 生産要素供給の増加 → 価格減少 → 生産者の限界費用減少 → 供給曲線の右シフト(生産増加)

 

・貿易の三角形(小国のケース)

 無差別曲線の傾き(限界代替率)=生産可能曲線の傾き(限界変形率)=価格比

 貿易がない場合: 無差別曲線・生産可能曲線・予算制約線は一点で接します(自給自足点)

 貿易がある場合: 無差別曲線・生産可能曲線は予算制約線とのそれぞれ異なる接点をもち(最適消費点・最適生産点)、その二点間の貿易がおこなわれます。


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