今夜は音を立てて作業出来ないので、昨日のリペアの続きを進めることにしました。
昨日の記事に「クラック予備軍」の存在を書きましたが、上の写真がそれです。予備軍どころか正規軍といってもいいかもしれませんが、まだ「離れて」いないのがせめてもの救いです。
裏から割れ止めのパッチを当てて対処することにしますが、クランプしなければなりません。しかしサウンドホールから指が届かない場所であるばかりか、任意の場所を都合良く挟める様なクランプもありません。で、そんな時にはマグネットを使います。このマグネットは小さいですがネオジミウムなのでかなり強力に挟むことができます。しかし強力であるが故に取り扱いには注意が必要です。小さな子供の手に届かない場所に保管する(誤飲防止)、ビデオテープやフロッピーなどの記録メディア、TV、モニター、パソコン、腕時計に近付けない、などです。
ということで、菱形に切ったスプルースをこの様に貼付けてクランプいたしました。スプルースの木目はクラックの方向と直交する様にします。
お肌が荒れていたボディの角をザザッと均して着色いたしました。クリアラッカーは最後の最後に塗る予定です。
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