癌と聞いた瞬間、自分の人生がもうすぐ終わるかもしれないと思った瞬間、ワタシが思ったことは「自分の人生になにひとつ後悔はないな~」ということ。他の人はどう思っただろう。ワタシが特別楽観的なのかどうか知らないけどその時々精一杯やってきたと思った。そしてなんて努力の実らない世の中なんだろうと。鬱病の前は8年くらい不明熱という訳のわからない病気でずっと熱があり歩くのもやっとだった。8年間ありとあらゆる病院を渡り歩き8年目にしてめぐり合ったお医者さんに治してもらった。鬱病は5年くらいかかってホント死のふちから良くぞ戻ってきたと思った。他にもいろいろドラマのような不運にあったけどそのたびにベストを尽くしてきたと思う。その挙句これかよ!と怒り通り越してあきれ返ってものも言えない。
でも努力が実らないのは何も自分ひとりじゃない。誰だって努力が必ず実るわけじゃない。たまたま結果が出た場合努力が実ったように見えるけど。それは最近ではオリンピックで強く感じた。またオリンピックの話になっちゃったけど最後にメダルをつかむのはやっぱり運なんだなって。
だからこそベストを尽くさなきゃ自分を責めなきゃいけなくなっちゃう。会社とかお金をもらう場では結果が出せなきゃダメっていうのも当然だけどそれでも過程でベストを尽くせば意外に空は青いものだと思うのだ。