・吉村昭のエッセイを読んでれば、江戸時代のことが何か書いてあるかと期待しているのだが、あまり実効はない。それはさておき、全体として平明な表現なんだけれど、ときおり、理屈にはまらない表現をすることがあって、ちょっといらっとする。もちろん、文脈をたどっていけば、言わんとするところは正確にわかるんだけれど、その、文脈に寄り掛からせる、というか、文脈に甘えているのが、ちょっと気になることがある。
・再転して、次の表現はどうだろう。どこかで「または」が入るように読むものなのか、それともトータルが「適量」なのだろうか。
・「適量」というからには、調子がよければまだまだ飲めるということだろうから、相当の酒豪ということか。
・再転して、次の表現はどうだろう。どこかで「または」が入るように読むものなのか、それともトータルが「適量」なのだろうか。
ビール一本、冷酒二合か三合、そば焼酎一合ほどにウイスキーの水割り四、五杯が私の家での適量で、快い気分で寝てしまう。(「仕上がりの時期」『蟹の縦ばい』)
・「適量」というからには、調子がよければまだまだ飲めるということだろうから、相当の酒豪ということか。
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