・時代としてのフィールドは江戸時代。その前後を守備範囲としています。江戸時代は、意外かもしれませんが、印刷・出版が商売として成り立った時代。思えば、情報化時代をたどっていくと江戸時代にいきつく感じです。で、印刷技術の話も織りまぜようと、浮世絵を持参しました。幕末から明治にかけてのものです。お安いので、手が出せるという次第。
・普通の大きさの半分のものが2枚。浮世絵と言えばまずは江戸ですが、これは大阪のもの。大阪の色刷りというと、カッパ刷りが有名です。型紙を切り抜いて色を塗っていくもの。ですが、さすがに幕末近くでは、普通に色板を複数枚使っての、錦絵になりました。
・それにしても凝っている。実は、上の図では分かりにくいですが、左側男性の襟と、右側男性の黒い部分や刀は、黒の出し方が異なります。もう少しいうと輪郭線の墨の色とも違います。もっとずっと艶がある。乾いてもやわらかみのある絵の具で塗っておいて(刷っておいて)、同じ形の版木を下に置き、上からこすったようです。
・左の男性の襟は、これも画像では分かりにくいか、粉末上にした雲母が混ぜられています。
・それにしても、髪の生え際を見よ!! 木版画ですから、木を彫っていくのだけれど、指紋の一山のなかに何本あるんだ???
・普通の大きさの半分のものが2枚。浮世絵と言えばまずは江戸ですが、これは大阪のもの。大阪の色刷りというと、カッパ刷りが有名です。型紙を切り抜いて色を塗っていくもの。ですが、さすがに幕末近くでは、普通に色板を複数枚使っての、錦絵になりました。
・それにしても凝っている。実は、上の図では分かりにくいですが、左側男性の襟と、右側男性の黒い部分や刀は、黒の出し方が異なります。もう少しいうと輪郭線の墨の色とも違います。もっとずっと艶がある。乾いてもやわらかみのある絵の具で塗っておいて(刷っておいて)、同じ形の版木を下に置き、上からこすったようです。
・左の男性の襟は、これも画像では分かりにくいか、粉末上にした雲母が混ぜられています。
・それにしても、髪の生え際を見よ!! 木版画ですから、木を彫っていくのだけれど、指紋の一山のなかに何本あるんだ???
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