goo blog サービス終了のお知らせ 

充電日記     

オフな話で一息を。

目を焼かないように

2012年05月08日 | 文化
・田中圭一編注『柴田収蔵日記』2(平凡社・東洋文庫)を見てたら、日蝕の話題にでくわした。

 四時九分より八時二分迄日蝕四分半。屡見るに依て虹彩の機関をたがひ、両三日間は細物を見るに半形は鮮明に見る事能はず(安政三(1856)年九月一日)

 「虹彩」とあるけれど網膜なのでしょう。あんたも好きねぇと言えばそれまでですが、職務柄、熱中して見てたんでしょうね。2~3日で回復したのは幸運でした

・当時でも、それ相応の観測機器はあったようで、「日を望むに遠鏡を以てすれば、忽日火移り来る故、「ゾンガラス」と云物を用て、隔となして、これを防ぐ」(『管蠡秘言』1777年)としています。ゾンガラスはオランダ語なんでしょうね。サングラス。

・撮影するならフィルターが必要だけれど、ちと高い

『ビブリア古書堂の事件手帖』

2012年03月01日 | 文化
・へぇ~、ライト・ノベル発のマンガですか。最近はよくあるパタンみたいですね。いずれアニメ化されて、ヒットするのかな。

・しかし、話題が古本・古本屋ですからねぇ。今の若い人も、そういうに惹きつけられないことはないんだね。いや、それどころかノベル2巻で170万冊とは恐れ入ります。書籍がらみだと『図書館戦争』を想起しますが、書き方でいくらでも魅力的に仕上げられるということでしょうね。

・でも、『図書館戦争』は本当に戦争やっているのがショックだったなぁ。ウチの図書館員だった人と(今はどこの図書館にいるのやら)、「何も銃までとらなくてもいいと思います!」と意気投合したことでした。まぁ、ミリタリー要素で動き成分を大胆に加えたのがヒットの要因でしょうかね。戦闘少女ってヒットするらしいし。

・古本・古本屋小説っていうジャンルは、ほそぼそながらあります。紀田順一郎『古本屋探偵の事件簿』『古書収集十番勝負』とか。これらとのつながりが、あるのかないのかも、ちょっと興味深い。

・『ビブリア古書堂の事件手帖』、主人公・栞子…… なんかベタベタなネーミングだなとも思いますが、それが分かりやすさ、かもしれない。

世紀の誤訳書?

2011年10月30日 | 文化
・フェイスブックで見かけた情報です。アインシュタインが大変だ。機械翻訳しただけの部分があるとか。まぁ、下訳くらいにはなるのでしょうか。急遽依頼されたグループもなんだかスゴイな。

・たしかに古本屋に出ていたら購入したくなる、かも。これ? ちと高いな。

数え歌の作法

2011年09月01日 | 文化
・ひとつ、ふたつ……と数えてゆきつつ、数の読み上げと同じ音ではじまる言葉を続けなければいけない。「大ちゃん数え唄」のようにね。

・ところが、はじめの「ひとつ」から、この原則をはずすのが、津軽民謡の「弥三郎節」。後半も怪しいようですが。

・かならずしも数は読み上げないけれど、読み上げられるはずの音と同じもので順次始めるのが「あゝ青春」。お洒落だと思う。

一難去って

2011年08月28日 | 文化
・小用があって実家に帰っていた。で、岐阜にもどる新幹線。米原~京都間で雨のため運転見合わせとの情報だったが、東京駅まで来てみれば、定時発、名古屋へも定時着。

・ところが、在来線ホームに行けば、時刻表示がおかしい。30分も前に出たはずの列車が表示されている。

・東海道線で踏み切り事故。といっても、自動車の脱輪だけで済んだらしいが、復旧が進んでないよう。

・結局、50分ほどして我が快速電車は出発した。が、混み合う車内でできることと言えば……ブログの更新ぐらい。で、入力しとります。

・ずっと立ちっぱなしになったので腰が心配。今週はちょっと酷使したので。頻繁に軸足を変えて対処。

・車掌は女性。実にのどかな声質。事故の報告アナウンスに癒される。でも、状況がちょっと違えばいらっと来てるかも。

「大将軍」

2011年08月15日 | 文化
・京都の市バス1日乗車券を買ってしまったら、バス観光をするにかぎる。よく利用するのが200番台の循環系統。ぼーっと車窓を眺めることが多いです。いや、時には耳をそばだてて会話を聞いたりもしています。もちろん、言語学的な興味から。

・今回は205系統。タイミングによっては北大路バスターミナルで運転打ち切りのもあるので、1日乗車券じゃないとちょっと利用しにくい系統です(なんて小市民思考な)。反時計まわりのに乗ります。たしか、以前乗った折りには、西大路で大きな鍾馗さんを見かけたように思うので、確認のため(ぼーっとしてられない)。

・古めな教会とか、北大路・西大路の商店街など、見ていて飽きないのですが、やはり言葉関係のものに反応する。たとえば「大将軍」の読み。タイショウグンのようです。ちょっと読めない。といいつつ「征夷大将軍」はタイ~と読んでますけれど。

・地名の由来としては、大将軍八神社があることによるようです。この読みは、地名とはことなりダイショウグンが正しいらしい。ただ、サイトによってはタイショウグン~としているよう。焼き肉屋さんはダイショウグン

下鴨神社の古本市

2011年08月11日 | 文化
・気がつけば三時間近くもぶらぶらしてた。ほぼずっと曇りで、陽射しが柔らかかったのは助かる。実際、こういうのは初めて。よしよし。

・とあるブースの新明解三版、「老婆」の語釈がすっばり削られた刷り。すでに小型判は持っているので、見送る。が、綺麗だったので、やっぱり買うかと探せば見当たらない。ううむ。東側に並んだ、南半分の辺りだったはずだが。ブースのテントの正面右側本棚上に、横置き。これだけ特徴があるのに再会できぬとは。

追記)
新聞記事 紹介ブログ

「京都店」

2011年08月10日 | 文化
・朝9時半から会議漬け。終わったのは17時半。何とかならんもんかのぉ。どうも昨今、夏休み感覚(=研究三昧)が満喫できぬぞよ。

・裏道を駆使してあたふたと帰宅。準備もそこそこに京都へ。久しぶり。四条駅のエキナカ(正確にはエキソトだけど)が充実してきた。

・地下の「ゆうな」という居酒屋で夜御飯(20時過ぎてたし)。鯖の桜干し(味噌とみりんのタレをつけたもの?)はしっとりほっこり、丹波卵の味噌漬けがこっくりで、満足。

・ホテルは喫煙部屋しか予約時にはなかったが、うまくキャンセルがあったのか禁煙部屋へ。めでたし。

・テレビでは岩合光昭の写真展が大丸京都店で開かれたと。で、これがキョウトミセなんです。自分の生活圏とは違う空間にいることを、マスコミの言葉で知る愉快。

・ほかの会社でもそうなんでしょうかね。いっそ江戸時代的にキョウトダナでもいいかな。