【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】
先生とその門人たち-127 田中河内介・その126
( 出島物語ー38 )
応仁の乱後、京都から四散した学問は、それぞれの地方に影響を与えてきたが、特に薩摩と土佐は、その隔絶された地形故に、これを純粋に継ぎ伝え、三百年風土に影響され、一種の薩摩および土佐らしい個性を備えた 「 薩南学派 」、「 南学 」 を形成し、薩摩人、土佐人の大きな指導力となってきた。 まず薩摩に大きな影響を与えた 「 薩南学派 」 の話から始めよう。 . . . 本文を読む