日本国家の歩み 


 外史氏曰

   すばらしき若者たち
 
   祖国日本の行く末

  

ものすごい先生たちー96 ( インディアス・インディオ の犠牲 )

2008-12-29 11:23:10 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-96   田中河内介・その95                                                          (出島物語ー7)                                           コロンンブスの米大陸到達以来の、先住民に対する白人の残虐無法振りの あまりのひどさを見て、たまりかねて仲間の非を内部告発した白人がいた。 それはコロンブスと同時代のスペイン人、ラス・カサスである。 さらに現代になって、カナダのトーマス・バージャーは、アメリカの開拓時代に、白人が先住民のインディアンをいかに不法に抹殺していったかを、法と正義にもとづいて告発している。 これらに関して清水馨八郎氏の 「 侵略の世界史 」 (祥伝社) の内容を引用、又は紹介する事で話を進める。 . . . 本文を読む

ものすごい先生たちー95 ( アステカ、 インカの滅亡 )

2008-12-25 16:49:43 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-95    田中河内介・その94                                                          (出島物語ー6)                                           スペイン人コルテスの 「 アステカ王国 」 征服。 ピサロの 「 インカ帝国 」 征服。 そしてスペインの植民活動は、過酷をきわめた。 土地や物の収奪、キリスト教への強制改宗はもちろんのこと、インカの人口自体、たった一〇〇年( 一六世紀 ) で、三五〇〇万人から二五〇万人に激減したという。 奴隷的酷使や疫病のためである。 これらに関して 清水馨(けい) 八郎氏の 「 侵略の世界史 」( 祥伝社 ) などの 内容を紹介する。 . . . 本文を読む

ものすごい先生たちー94 ( 侵略の世界史 ・スペイン )

2008-12-23 20:55:13 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-94    田中河内介・その93                                                          (出島物語ー5)                                           コロンブスのアメリカ大陸発見は、スペインの新大陸制圧の引き金となり、西洋白人の非白人に対する侵略史、悲劇の出発点ともなった。 スペインにより、カリブ海のインディオは全滅させられ、独自の文明を開花させていたアステカやインカが征服され、人口も激減した。 また奴隷貿易は アフリカ社会を破壊、三〇〇年の間に一億人が犠牲になった。 しばらくは、これらの残虐史、悲劇史を、清水馨(けい) 八郎氏の 「 侵略の世界史 」(祥伝社)の内容を引用、又は紹介する事により話を進めよう。 . . . 本文を読む

ものすごい先生たちー93 ( 世界史 ・近世史要約 )

2008-12-20 07:08:16 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-93    田中河内介・その92                                                         (出島物語ー4)                                           近世史のポイントの話である。 大航海による海外進出によりポルトガルとスペインが、一四、一五世紀の先進国になった。 しかし両国の座は、十七世紀に入ると、オランダとイギリスによって取って代わられた。 他方、この時代はイスラム勢力が引続き全盛を誇っており、東アジアでは、明帝国は衰退したが、大清帝国(一八世紀後半)が繁栄を極めていた。 日本では、ちょうど戦国時代、安土桃山時代をへて江戸幕府に落ち着くところであった。 . . . 本文を読む

ものすごい先生たちー92 ( 世界史 ・大航海時代の始まり )

2008-12-17 01:02:44 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-92    田中河内介・その91                                                          (出島物語ー3)                                           ヨーロッパ人が 「 海洋アジア 」 に向かって海に乗り出した、いわゆる 大航海の直接の契機となった事は 何であったかという話である。 それは、一つは東南アジアの胡椒(こしょう) を手に入れることであり、もう一つの要因は、マルコ・ポーロによる 『 東方見聞録 』 に紹介された日本( 黄金の国、ジパング ) に関する記述である。 . . . 本文を読む

ものすごい先生たちー91 ( 世界史 ・中世から近世へ )

2008-12-12 00:00:30 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-91    田中河内介・その90                                                          (出島物語ー2)                                           近世世界史を、コロンブスのアメリカ大陸到達の一五世紀末から 二〇世紀末までの 五〇〇年間を大観することにより、世界史の真の姿が非常によく見えてくる。  西欧の大航海時代の始まりは、それまでは ひ弱であったヨーロッパの小国を、世界の大国へと引き上げ、西欧中心の近世の扉を開けた。 まず その近世に至るまでの過程から 話を始めることにしよう。 . . . 本文を読む

ものすごい先生たちー90 ( 長崎から 世界史の潮流を復習する )

2008-12-03 15:23:10 | 幕末維新
【 吉田松陰 ・田中河内介 ・真木和泉守 】    先生とその門人たち-90    田中河内介・その89                                                                    (出島物語ー1)                                                          ここから 「 出島物語 」 と称して 話は少し横道に入る。 我が国の歴史にとって大変重要な長崎を通して、世界史の動きを覗いて見ようと思う。 一五世紀に始まった世界史に於ける大きな潮流と その歴史的事実を どうしても話して置かねばならい。   なぜなら これらのことを知らずして 幕末当時の志士たちの心情を理解することは到底不可能であるし、ましてや 近世以後、現在に至るまでの 我が国の真実の歴史を理解することは出来ないのである。 . . . 本文を読む